FASHION

仏国の至宝〈J.M.ウエストン〉。機能と美の名作選。 シグニチャーローファー、ゴルフほか|ちょっとイイ革靴のハナシ

「大人の男たるもの、時計と靴にはこだわるべし」

百万遍擦られているが、令和の今でも“モノ”好き読者諸氏にとっては色褪せぬ金科玉条。このフレーズを錦の御旗に、これまでも様々なブランドを取り挙げてきた、我らが『knowbrand magazine』。前回の“英国靴の正統”たる〈Church’s チャーチ〉に続き、今回も同じくヨーロッパブランドに視線を注ぐ。西欧文化の要所にして世界的ファッションの中心地・フランスが誇る名門〈J.M.WESTON ジェイエムウエストン〉が此度のテーマ。

世代を超えて愛されるタイムレスな美しさと、フレンチエレガンスを凝縮したような端正な佇まいが履く者の品格をそっと引き立て、上質な作りで多くの人々を魅了し続ける。まさに“仏靴の至宝”。そんなウエストンが歴史を彩ってきた名作たちとその魅力、そしてディテールの随所に光るこだわりをとくと紐解く。それでは始めようではないか。『knowbrand magazine』が贈る、ちょっとイイ革靴のハナシを。

〈J.M.WESTON ジェイエムウエストン〉
=“フレンチトラッドを体現する靴”

時は1891年、19世紀の終わり頃。舞台はフランス。ドイツとの対立が深まる中、ロシアとの露仏同盟交渉が本格化し、技術・文化の両面で近代化が加速。そんな時代の転換期に、古来より革加工が盛んな中部の町・リモージュで靴職人ジャン・マルク・ウエストン(J.M.WESTON)により創業された〈J.M.WESTON ジェイエムウエストン〉。当時は、地元民向けの紳士靴を手掛ける地方のイチ靴工房に過ぎなかったが、1904年にブランドを息子のユージェーヌに受け継いだのを機に、大きな飛躍を遂げる。

アメリカでグッドイヤー製法を学んで帰国した彼は、靴作りの根幹たる品質とフィッティングの精度をさらに追求し、フランス文化の中心地であるパリのシャンゼリゼ通りにも直営店をオープン。ここから数多の名作が発表され、足と目の肥えた顧客から評価を得ていく。その一例と各モデルの特徴をザッと挙げていこう。1920年代、代表作「696」の原型が登場。耐久性と実用性の両翼を備えたUチップモデルとして名を上げる。1946年には、のちにブランドの象徴とも称される「180 Signature Loafer 180 シグニチャーローファー」が登場。サドルに刻まれたカモメ型カッティング&エプロンフロントというアイコニックなディテールは今も健在。

1955年、ゴルフからインスパイアされた「641 Golf Derby 641 ゴルフ ダービー」をリリース。独特のフォルムと快適な履き心地で人気に。3年後の1958年には、フォーマル対応の「300 Cap Toe Oxford 300 キャップトゥオックスフォード」が発売され、端正でエレガントな一足として高評価を集めた。他にも、外羽根式の傑作「598 Half-Hunt Derby 598 ハーフハントダービー」、ブーツカテゴリーの定番「705 Chelsea Boots チェルシーブーツ」などなど、モデル名を挙げていくだけで枚挙に暇がない。

そして時代が1960年代に入ると、ラバーソールや新素材を導入し、実用性をさらに高めたラインナップを展開。かくしてドレスからカジュアルまで拡がる守備範囲。1970年代には欧州外への輸出を開始して国際的な認知度を拡大。そこから軽やかに時代を飛び越え1990年代。既存定番モデルの完成度を高め、ブランドアイコンとしての地位を不動のものに。2000年代以降は国内外での直営店拡充を推進。フレンチエレガンスを軸としながらもモードとも握手を交わし、新たな可能性の翼を広げていったーー。

…と、足早に駆け抜けたが、要は“J.M.ウエストン=フレンチトラッドを体現する靴”とさえ覚えれば、それでよろしい。続く次項からは、先述した名作モデルたちを語っていくワケだが、その前提として「ウエストンがなぜ今もこんなに愛されているのか」は知っておく必要がある。

その理由は大きく3つ。1つ目は「レザーソール」。同ブランドでは自社タンナーで製造され、革の選定から仕上げまで一貫管理されている。これにより耐久性と履き心地に優れ、履き込むほどに足に馴染むソールが完成する。2つ目は「豊富なサイズ展開」だ。ハーフサイズやウィズ(横幅)を含む多様なサイズ展開が、購入者に最適なフィット感を提供。長時間履いていても疲れにくく、靴と足の一体感が存分に味わえる。3つ目は「スペシャルオーダー対応」。素材やディテールを自由に選べるカスタムオーダーが可能。既存モデルを自分仕様にアレンジでき、唯一無二の一足を手に入れることで靴への愛着や所有体験が深まるのだ。以上、御託はここまで。早速名作ご覧あれ。

(→〈チャーチ〉に関する特集記事はこちら)

〈J.M.ウエストン〉の定番人気モデル
「180 Signature loafer 180
シグニチャーローファー」
生誕80周年を迎えるブランドのアイコン

古今東西どのブランドにも“シグニチャー”と呼ばれるアイテムが存在する。日本語では“代表的な”と訳されるが“象徴=トレードマーク”とも言い換えられる。ジェイエムウエストンでいえば、「180 Signature loafer 180シグニチャーローファー」がまさにそう。1946年に誕生したこのローファーは、独自のシルエットで注目を集め、当時の広告が大きな反響を呼んだことでも知られる。

ジェイエムウエストンといえば真っ先に思い浮かぶのが、フレンチトラッドの象徴「180 Signature loafer 180 シグニチャーローファー」。

その後の1960年代にはトレンドから父親世代の定番へと変わりつつあったが、ある時、転機が訪れる。シャンゼリゼ大通りのドラッグストアに集った若者たちが、フォーマルの象徴だったこの“オジサン靴”をあえて素足で、しかも〈Levi’s リーバイス〉の「501」と合わせて履いたのだ。社会的規範というお仕着せの価値観への反抗を示すキーワードとなったこのローファーは、のちにフランスで起きた学生運動(5月革命)の象徴的存在に。そして現在では、学生のみならず大統領や政治家まで、年齢・左右問わず愛用者多数。

ショートノーズ気味のトゥには、職人の手仕事によるモカ縫いを施し、“カモメ型”のカッティングを施したサドル部分が、端正なルックスを形作る。本作のようにヴァンプ部分のフロントが1枚革のものを“エプロンフロント”と呼ぶ。

そんな文化的背景も魅力だが、本質はプロダクトとしての完成度の高さにある。これを支えるのがサイズ選びと履き心地。通常5mm刻みのところ、同ブランドでは4mm刻みの細かなサイズピッチを採用。さらにA〜Fまで6種類のウィズを揃えることで、足の幅や甲の厚みまで考慮した正確なフィットを実現している。紐靴で締め具合が調整できないローファーを選ぶ際にも、実に心強い心遣い。

豊富なサイズとウィズ展開は、ジェイエムウエストンならでは。特にローファーのサイズ選びの際に心強い。

さらに頑丈さと履き心地を兼ね備えるグッドイヤーウェルト製法も、ハイクオリオティに拍車をかける。通常は中底にリブテープを固定して縫い付けるが、コルクの中底を薄く切り起こして“すくい縫い”を施す独自の溝切り構造を採用。履き込むたびにアッパーの革が柔らかくなり中底が沈むことで、足の動きに沿った包み込まれるようなフィット感をもたらす。

また写真の個体のインソールには「WESTON VINTAGE」の刻印が確認できる。これこそが近年、ジェイエムウエストンが進めている新たな取り組み。顧客から不要になった過去の自社製品を回収し、熟練の職人技で職人が、オリジンの佇まいを尊重しながら丁寧にリペアして再販売することで、靴は再び“履き物”として蘇る。

歩んだ道のりを次の世代へと“継承”するプロジェクト。その名も「WESTON VINTAGE」。

これは“履くことで完成する靴”という思想の延長線上にあり、消費ではなく“継承”という選択を体現しているとも言える。かくして新たな取り組みと伴走しつつ、履き手と時間を共有しながら魅力を増す本作も2026年で生誕80周年。今なおその魅力は色褪せず、むしろ増し続けている。

(→〈J.M.ウエストン〉の「180 シグニチャーローファー」をオンラインストアで探す)

〈J.M.ウエストン〉の定番人気モデル
「641 Golf 641 ゴルフ」
機能美を重視する
プロフェッショナルたちが愛用

一足目からいきなりの長文攻勢ご容赦あれ。続いては、ブランドを象徴するローファーと人気で双璧を成すUチップモデルに注視。実用性と堅牢さを備えた、その名は「641 Golf 641 ゴルフ」。米国勢がメジャーを席巻し、ペンギンマークでお馴染みの〈Munsingwear マンシングウェア〉が世界初の専用ポロシャツを開発するなど、世界的にもゴルフ熱が盛り上がっていた1955年に誕生。

ジェイエムウエストンを代表するもう一つのモデルといえば、この〈641 Golf 641 ゴルフ〉に他ならない。

ブランドの公式サイトでも「ゴルフ場の芝生で誕生した」と述べられているように、出自はゴルフ用シューズとされる。耐久性に優れ歩きやすく、美しいモカの縫い目と主張しすぎない完璧なコバのフォルムが装いを選ばないことから、芝生だけではもったいないと街履きとしても重宝されるように。

美しいモカの縫い目と主張しすぎない完璧なコバのフォルム。ダークブラウンの色味と相まって大人の雰囲気。

堅牢なグッドイヤーウェルト製法を採用しつつ、ソールにはオリジナルのリッジウェイソールを搭載。このアウトソールは、世界的タイヤメーカーである〈MICHELIN ミシュラン〉と共同開発されたもので、高い耐久性と優れたグリップ力が、歩きやすさの要因となっている。

高い耐久性とグリップ力を誇るオリジナルのリッジウェイソール。前足部のパターンがブランドの頭文字JとMになっているのもポイント。

さらには雨・雪などの悪天候下でも安心して履ける耐水性も備え、未舗装路にも対応するオールコンディションシューズとしての性能を遺憾なく発揮。過酷な取材現場を飛び回り、足で稼ぐ記者たちの間で人気を博したことから“ジャーナリストシューズ”という異名も持っている。

ジェイエムウエストンを代表する2大モデルを並べた図。左:「180 シグニチャーローファー」、右:「641 ゴルフ」。

快適性・堅牢性・汎用性の三拍子が揃った名作は同時に、機能美を重視するプロフェッショナルたちにも長く選ばれてきた一足でもある。

(→〈ジェイエムウエストン〉の「641 ゴルフ」をオンラインストアで探す)

〈J.M.ウエストン〉の定番人気モデル
「598 Half-Hunt Derby
598 ハーフハントダービー」
エレガントな雰囲気を醸し出すも、
質実剛健そのもの

ジェイエムウエストンの2大モデルを紹介した後は、エレガントでドレッシーなUチップモデルの名作「598 Half-Hunt Derby 598 ハーフハントダービー」に話を移す。かつては「スプリットトゥダービー」と呼ばれ、前出の「696」、通称“ロジェ”の後継モデルということで、通称“ロジェII”の名でファンにはお馴染み。

Uチップでもう一作を挙げるならば「598 Half-Hunt Derby 598 ハーフハントダービー」はハズせない。

本国では「Demi(=半分)」と「Chasse(=狩猟)」を組み合わせて「Demi Chasse ドゥミ・シャッセ」と呼称されていた。これは狩猟用モデル「677 Hunt Derby 677 ハントダービー」を意識したカントリーテイストのシューズという誕生背景に由来すると思われる。もしくは、中央で2つに分つトゥの縫い目を掛けたネーミングなのかもしれない。なんにせよ、仏国人らしい洒脱なセンスが垣間見えることに変わりはない。

それ以外の意匠的特徴としては、ツマ先に向かってシャープに美しく伸びるロングノーズ気味のシルエットが挙げられる。これがカジュアルになりがちなUチップにドレッシーな印象を付与しつつ、その実、質実剛健というのもフレンチ流。

Uチップの縫い合わせに採用されたミシン縫いはその証左。加えてモカ縫いの外側に革の接ぎ目を配置する気遣いも見逃せない。接着剤が剥離して縫い目が開く「モカ割れ」を予防し、精密な3連ステッチでステッチの強度を向上させるだけでなく、中央部のみピッチ幅を変えるなど細部にまで手を抜かない。

ハーフハントデザインと赤みがかった落ち着きのあるブラウンカラーが相まって、大人の雰囲気を醸し出す。

レザーソールは2枚重ね仕立てで、堅牢さとクラシカルな美しさを兼備。街履きから特別なシーンまで幅広く対応する汎用性の高さが名作たる所以だ。同じUチップモデルとして、アクティブな機能美を備えた641 ゴルフが引き合いに出されるが、エレガントな空気感を纏いつつも要所要所で覗く無骨さがたまらない。これもまた仏靴らしい一足と言えよう。

(→〈J.M.ウエストン〉の「598 ハーフハントダービー」をオンラインストアで探す)

〈J.M.ウエストン〉の定番人気モデル
「300 Cap toe oxford shoe
300 キャップトゥオックスフォード」
ハレとケの両方に対応する、
安心・安定の実力派

前項のハーフハントダービーは、特別なシーンでの着用にも応えるエレガントな空気感を備えている点が魅力だったが、ことビジネスシーンに的を絞るとしたら? その適役として推薦したいのが「300 Cap Toe Oxford Shoe 300 キャップトゥオックスフォード」である。

ビジネスから冠婚葬祭まで活躍する正統派「300 Cap Toe Oxford Shoe 300 キャップトゥオックスフォード」。

ここでいうキャップトゥオックスフォードとは、ツマ先に横一文字の切り替えが入った、いわゆるストレートチップの別名。これに内羽根式アッパーを組み合わせが、冠婚葬祭をはじめとしたフォーマルシーンに最も相応しい仕様とされ、その汎用性の高さからビジネスシューズにおいても“最初に選ぶ、基本のキ”として位置付けられている…なんて『Knowbrand magazine』読者にとっては、“仏”靴なだけに釈迦に説法か。

本モデルでは、このお約束に準拠した端正かつ誠実な印象を与える佇まいに、スクエア気味のトゥデザインで、さらりとエスプリをひと匙。既知に機知を効かせるなんて、なんとも粋(イキ)。

モダンなスクエアトゥのフォルムが、足元に凛とした存在感を与える。

アッパーには、フランスの名門タンナーとして知られる〈デュ・プイ〉社のレザーが用いられてきたとされ、キメ細かくしっとりとした質感と精密なステッチワークが相まって、フォーマルな外貌を形成する。

そしてこの美しいフォルムと質感を長く保つためには、日々のメンテナンスが重要だという点も忘れてはならない。毎度着用後のブラッシングに加え、シューキーパーも取り入れておけば間違いない。

革靴の必需品であるシューキーパー。ブランドのプレートがキラリと光る純正であれば、ことさら気分も上がる。

これぞストレートチップと言わんばかりのオーソドックスなスタイルながら、どこかモダンで都会的な印象も感じさせる本作。前出の598 ハーフハントダービーも同じくドレスシューズではあったが、比べてみるとまた違った魅力を感じる。それを一言で表すならば“安心感”ではないだろうか。

左:「598 ハーフハントダービー」。右:「300キャップトゥオックスフォード」。どちらもドレスシューズではあるものの、比べると全く違った魅力が感じられる。

フランスのスポーツカー「アルピーヌ A110」が、控えめの300馬力ながら扱いやすく快適なドライビングプレジャーをもたらすように、決して強く主張するワケではないが、しっかりと足に馴染み、ハレとケの両方に対応してくれる安心・安定の実力派。300キャップトゥオックスフォードもまた、まごうことなき名作に違いない。

(→〈J.M.ウエストン〉の「300 キャップトゥオックスフォード」をオンラインストアで探す)

〈J.M.ウエストン〉の定番人気モデル
「705 Chelsea Boot 705
チェルシーブーツ」
かのザ・ビートルズが履いた…とも
噂のブーツ

ブランドを象徴するローファーから始まった仏靴のコースも、Uチップ〜ストレートチップの紐靴と皿を重ねて、最後は趣を異にするブーツで〆る。コースの〆のブーツといってもデザートではなくサイドゴア。確かな実用性と洗練されたシルエットで支持されてきた、名作〈705 Chelsea Boot 705 チェルシーブーツ〉がラストを飾る。

無駄をそぎ落としたルックスに完成度の高さが伺える「705 Chelsea Boot 705 チェルシーブーツ」。

モデル名にもなっている「チェルシーブーツ」とは、履き口の両脇に伸縮性のあるゴム布(ゴア)を備えた、くるぶし丈のアンクルブーツの通称。“チェルシー”はロンドンの地区名から。サイドゴアブーツとも称され、1830年代にヴィクトリア女王のために作られた女性用ブーツを起源とする。本モデルでは、そうした歴史を持つチェルシーブーツを、ジェイエムウエストンらしく上質かつスタンダードに仕上げている。

まずはアッパー。緻密に計算されたパターンでカッティングされたボックスカーフを使用し、通常であればゴア部分の直下に入る縫い目(継ぎ目)を避けて、贅沢な一枚革仕立てに。

着用するごとに横シワが入り、足の甲のセンタークリースは消えてしまうが、それでも端正な表情は変わらない。

次に視線を集めるのが、アッパーの甲部分を真っ直ぐ通る美しい鼻筋(センタークリース)。革を傷めないよう約2週間かけて丁寧に仕上げられたそれは、熟練の職人による巧みな手仕事によるもの。無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインを際立たると同時に、フェティッシュでスタイリッシュな空気感を纏わせる。

細かいピッチで可能な限り際(キワ)に寄せたステッチが端正な仕上がり。見た目にも美しく、高級感を漂わせている。

ところで、本モデルに関する小ネタとして、“ザ・ビートルズのメンンバーが愛用した靴”という流説が存在するのをご存知だろうか? スリムフィットのスーツにポインテッドカラーやクラブカラーのシャツ、ナローなブラックタイとともに伝説的ロックスターたちの足元を飾った……なんて魅力的な逸話だが、残念ながらこれは間違い。

実際は、ロンドンのダンスシューズメーカー〈Anello & Davide アネーロ&ダヴィデ〉の同型ブーツをベースに、ヒール部分を高くしたキューバンヒール仕様の通称“ビートルブーツ”が、噂の真相。しかしながら、このような逸話が生まれた背景に“チェルシーブーツ=ジェイエムウエストン”という人々の共通認識があったことは紛れもない事実。だからこそ今も、名作として語り継がれているわけだ。

(→〈J.M.ウエストン〉の「 705 チェルシーブーツ」をオンラインストアで探す)

世界的に物価高の昨今、様々な産業が人件費の安い国に生産拠点を移している中にあって、ジェイエムウエストンは創業以来、一部モデルを除いてフランス国内での生産を徹底している稀有なシューメーカーである。本稿では、そんな同ブランドのシューズが世代を超えて愛される理由と魅力をつらつらと述べてはみたが「百聞は一見に如かず」ならぬ「百見は一験にしかず」。ぜひ自らの足で確かめてもらいたい。

そしてその際は、これ以上ないくらいジャストサイズを選んで欲しい。履き込むことで革が足に馴染む過程を楽しみ、自分に合った理想の一足へと育てる。タイトフィッティングを通して靴との関係を深め、長く愛用できる状態を目指す。このウエストン修行を経てこそ、ジェイエムウエストンを“正しく識った”といえる。ブランドサイドは推奨していないが、問題ない。百万遍擦られた金科玉条を信じて貫く。それが我らモノ好きではないか。

(→「英国靴の正統〈チャーチ〉質実剛健なる名作選。コンサル、シャノンほか|ちょっとイイ⾰靴のハナシ」)はこちら

(→「米国靴の最高峰〈オールデン〉無骨と色気の名作選。 990、Vチップ、コードバンほか|ちょっとイイ革靴のハナシ」)はこちら

最後までお読みいただきありがとうございます。
今後のコンテンツづくりの参考にさせていただくため、よろしければ簡単なアンケートにご協力ください。

(→アンケートフォームはこちら)

ONLINE STORE
掲載商品は、代表的な商品例です。入れ違いにより販売が終了している場合があります。