〈ルイ‧ヴィトン〉の象徴「モノグラム」。男性をも魅了する定番人気モデル。「アマゾン」「サック‧プラ」「ソミュール」「キーポル‧バンドリエール」etc.
世界で最もこの言葉が似合い、その称号に相応しい価値あるブランドとは? 答えは明白、〈LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン〉である。深く長きにわたる歴史とその中で培われてきた技術と品質、これに裏付けされた確固たる権威性。さらにブランドの根底に流れる哲学。どこを切り取っても間違いない。
前回はそんなルイ・ヴィトンの魅力を凝縮した、ブランドの象徴“モノグラム”に焦点を当て、“女性を魅了する定番人気モデル”を紹介したわけだが、永久不滅のアイコンは男性の装いにもよく馴染む。ならばと“男性をも魅了するルイ・ヴィトンの定番人気アイテム”を続いて取り挙げるのは自明の理。個性溢れる逸品も取り揃え、ワンランク上のスタイルへと貴兄を導くーー。
男性をも魅了する
「モノグラム」の定番人気モデル
クラシカルなのに実用的
旅する鞄「Saumur ソミュール」
日常から解き放たれた旅先。そこで得る刺激は、男の人生に深みを与える最上のスパイスとなる。そんな時に重宝するのが、〈LOUIS VUITTON ルイ‧ヴィトン〉が誇る傑作ショルダーバッグ「Saumur ソミュール」。狩猟用に開発された「Gibecière ジベシエール」に改良を加え、1986年に誕生した。

ラグジュアリーブランドでありながら、カジュアルなファッションにもハマる「Saumur ソミュール」。
最大の特徴は、馬のサドル(鞍)をモチーフに、荷室が前後に分割されたダブルコンパートメント構造にある。乗馬学校や有名な厩舎があるフランスの都市「ソミュール」から取られた名称はここに由来し、2つのコンパートメントはサイドベルトで固定可能。旅先で荷物が増えても整理しやすく大容量。沢山の経験と土産物を収納して持ち帰ることが叶う。

サイドから見ると、荷室が前後に分かれたダブルコンパートメント構造が一目瞭然。


前後に分かれた荷室は、それぞれ異なる形状の内部。これが大容量でありながら、荷物を整理整頓しやすい理由。
フラップの開閉はベルト式。頻繁に荷物を出し入れするには手間だが、クラシカルな雰囲気は何者にも変え難い魅力。しかも長さ調節可能なショルダーストラップにより、肩掛け・斜め掛けの両方に対応。通勤や日常使い、カジュアルな装いにもマッチするショルダーバッグとして支持されている。

画像は初期の旧モデル「ソミュール 43」。通常1つのフラップベルトが2つ付いている。
廃番となった初期モデルでは30、35、43の3サイズ展開。マイナーチェンジ後はMMとGM(こちらも廃番)の2サイズも加わり、豊富なサイズ展開を誇ったが、現行品は小型の「Saumur BB ソミュールBB」一択。サイズを選びたければ、リユースストアで探すしかない。
ハンドルやパイピングにヌメ革が採用されている点にも注目したい。ルイ・ヴィトン製品においてシグネチャーとなっているこの革は、天然の質感をたたえる牛革を植物タンニンで鞣したもので、徐々に薄いベージュから深みのある美しい飴色へと変化し、独特の艶が増していく。

良いアジが出たヌメ革の変化を楽しめるのも、ヌメ革とのコンビネーションモデルの良さ。
この色の変化はオーナーの使い方や環境によって異なり、自分だけの風合いへと“育てる楽しみ”を生む。シミや色ムラを防ぎ、均一な飴色に育てるためには、あえて日焼けさせるという方法も存在し、その付き合い方はヴィンテージデニムにも通ずるものがある。そういった点においても、歴史と機能性を兼ね備え、使うほどに味わいが深まっていく魅力的な逸品といえる。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ソミュール」をオンラインストアで探す)
男性をも魅了する
「モノグラム」の定番人気モデル
美しさとユーザビリティの黄金比
「Sac Plat サック・プラ」
旅先から帰った男は、日常へと戻っていく。お次は趣きを変えてデイリー使いの代名詞、トートバッグを取り挙げる。ルイ・ヴィトンを代表するアイコンの1つで、1968年誕生の「Sac Plat サック・プラ」。フランス語で“平らなバッグ”を意味し、スマートで洗練された印象。“名は体を表す”とはまさにこのこと。

洗練されたデザインが魅力的な「Sac Plat サック・プラ」。
デビュー当初から書類や雑誌をスマートに持ち運べるビジネスバッグとしての適性が見出され、高い人気を獲得。今回ピックアップしたのは、オリジナルの魅力を令和に伝える初期モデル。縦長スクエアフォルムに短めのハンドル、薄いマチなど、無駄を徹底的にそぎ落としたデザインが、美しさとユーザビリティの黄金比を描き出す。

今やプライベートとビジネス、どちらにおいても使用頻度の高いノートPCもすっきり収納。
2020年に現代向けに再解釈されて発表された現行モデルでは、新たにショルダーストラップを付属。内装にもポケットが追加されるなど、より利便性を高める工夫がなされてアップデート。またさらにミニマムなスタイルをお望みであれば、コンパクトサイズの「Petit Sac Plat プティット サック・プラ」という選択肢も用意されている。

写真左:ミニマルな「プティット サック・プラ」。写真右:原型となった「サック・プラ」。
洗練さを保ちながらも機能的、それでいてシーンや好みに応じたスタイルが楽しめる多様性。デキる令和のビジネスパーソンであれば、いかに価値あるバッグかお分かりいただけるに違いない。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「サック・プラ」をオンラインストアで探す)
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「プティット サック・プラ」をオンラインストアで探す)
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「モノグラム」の定番人気モデル
旅にも使えるビジネスパーソンの相棒
「Porte-Documents Voyage
ポルト‧ドキュマン‧ヴォワヤージュ」
先述したサック・プラを一言で表すならば“スマート”、これに尽きる。だが「男子は敷居を跨げば七人の敵あり」とも言うし、現代のビズシーンでは時に何が起こるか分からない。“あって困らない”なんて考えると、自ずと荷物も増える。そこで「Porte-Documents Voyage ポルト・ドキュマン・ヴォワヤージュ」の出番と相なる。

デキるビジネスパーソンを演出するなら「Porte-Documents Voyage ポルト‧ドキュマン‧ヴォワヤージュ」。
ビジネスバッグらしく、折り目正しく堅固なフォルムでありながらも、角に丸みを持たせて柔らかさも併せ持つ。これぞ理想の上司像。ハンドルには握りやすい丸型を採用し、重い荷物でも手への負担を軽減。さらにネームタグや、ハンドル同士をまとめて持ちやすくするポワニエが実用性を高める。ルイ・ヴィトンのビジネスバッグカテゴリーにおける“不動のNo.1”の称号は伊達じゃない。

書類やノートPCを整然と管理できる内装で、荷物の出し入れもスムーズ。
Wファスナー式の開口部はサイド下部まで大きく開き、荷物の出し入れもスムーズ。内装には通常のポケットに加え、ファスナーポケットやペン差しも配置され、ビズシーンの必需品となるペンや書類、ノートPCなどの周辺機器まで整理しやすい構造に。
モデル名の「Porte-Documents ポルト・ドキュマン」は、フランス語で“書類入れ・書類鞄”。続く「Voyage ヴォワヤージュ」は“旅・旅行”を意味する。要するに、書類を持ち運べる旅行鞄。日々の通勤から出張まで、様々なシーンでビジネスパーソンを支える心強き相棒だ。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ポルト・ドキュマン・ヴォワヤージュ」をオンラインストアで探す)
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「モノグラム」の定番人気モデル
男の旅鞄といえばボストン
「Keepall Bandoulière
キーポル・バンドリエール」
前項がビジネスパーソンを支える相棒なら、次に紹介するのは旅路における頼れるポーター、いやサポーター。その筆頭株と目されるのが「Keepall Bandoulière キーポル・バンドリエール」。同ブランドの旅行バッグの原点とも称される「Keepall キーポル」に、ショルダーストラップを装備したモデルとして1930年に登場。

昭和の昔から、ルイ・ヴィトンの旅行バッグといえば「Keepall Bandoulière キーポル・バンドリエール」。
英語で“すべてを収納する”を意味する言葉に由来する「Keepall」と、ショルダーストラップを指す「Bandoulière」の合わせ技で一本。ウィメンズ編で触れた「Speedy スピーディ」とも同じルーツを持つ、いわば兄弟モデルにしてボストンバッグの代表格だ。
大容量かつ丸みのあるフォルムが魅力だが、使用時以外は折り畳んでコンパクトに収納できる革新的な設計。ショルダーストラップを使えば移動中も両手が自由になり、旅行や出張でも快適だ。もちろんカギやネームタグ、ポワニエなどの装備はデフォルト。

ガバッと大きく広がる間口。必要な荷物をひとまとめに収納できて大容量。
サイズ展開は45、50、55、60で、上から2番目の55サイズは機内持ち込みも可能。到着した空港の荷物受け取り口にて延々と待ちぼうけを食わされる。そんな心配もない。年末年始のホリデーシーズン、旅を快適に支えるボストンバッグをお探しならば、これに決まりか。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「キーポル・バンドリエール」をオンラインストアで探す)
男性をも魅了する
「モノグラム」の定番人気モデル
日常に“あると便利”の代名詞
「Amazone アマゾン」
ひと口に旅行と言っても、場所・目的・旅程によって必要なサイズは変わってくる。もちろん、大は小を兼ねると大きめサイズを用意すれば事足りるわけだが、時にそれはトゥーマッチ。貴重品のみを持ち運べるサブバッグを上手く活用すれば問題ない。さらに日常使いもできれば有難い。そこでオススメするのが、便利なショルダーバッグ「Amazone アマゾン」。

立体的なスクエアシルエットとワンポイントのヌメ革がポイント。使い勝手の良い「Amazone アマゾン」。
インパクトあるモデル名の由来は、南米を流れる世界最大規模の河川「アマゾン川」から。その理由は明らかではないが、この他にも「ナイル」「ダヌーブ(ドナウ)」といった川の名前を冠したバッグが存在し、実際の河川のスケールに合わせてダヌーブ→アマゾン→ナイルとサイズが大きくなっていく。なので、こちらは中型のほど良きサイズ感。
コンパクトなスクエアフォルムでファスナー付きの2層構造は、マチがあって小物が整理しやすく必要最低限のモノをすっきり収納。長財布やスマートフォンの出し入れも容易で用意周到。

2つのみの収納スペースながら、広くとられたマチのおかげで意外と収納力がある。
ショルダーストラップは7段階に調節ができ、どんな体格でも快適に持てること請け合い。2014年に惜しまれつつも廃番となっていたが、2025年に復活。ファレル・ウィリアムスが手掛けるメンズ・コレクションにて、当時のデザインを再解釈した、現代的なクロスボディバッグとして蘇った。時代とともに姿を変えながらも、ショルダーバッグの名作としての評価は揺るぎない。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「アマゾン」をオンラインストアで探す)
男性をも魅了する
「モノグラム」の定番人気モデル
2つ折り財布の王道
「Portefeuille Multiple
ポルトフォイユ・ミュルティプル」
バッグがコンパクトであれば収納力にも限りがあり、その中に入れるモノ選びは重要となる。中でも真っ先に優先したいのが財布だ。バッグ以上に日常生活と密接に結びつきながらも、洗練されたスマートなスタイルは崩したくない。ならば、2つ折り財布の「Portefeuille Multiple ポルトフォイユ・ミュルティプル」が適役だ。

男性の方が馴染み深い2つ折り財布。「Portefeuille Multiple ポルトフォイユ・ミュルティプル」。
コインポケットのないシンプル構造の札入れタイプがゆえ、スーツやジャケットの内ポケットに収めても、シルエットを崩すことなく快適に持ち運べるのが大きな魅力。カードポケット5つ、紙幣用ポケット2つ、さらに多用途ポケット2つを備え、その収納力は日常使いでは十分すぎるほど。必要以上の持ち物を持たないキャッシュレス派には打ってつけ。
シンプル・イズ・ベストな収納スペース。「カードは複数持ちたい、でも厚みは抑えたい」。そんなワガママにも応える。
ここで紹介するモノグラム柄のほか、ダミエやタイガといった別ラインでも展開され、ルイ・ヴィトン定番の2つ折り財布としては王道中の王道。これとコンパクトなバッグを組み合わせれば、快適なスマートライフが手に入るという寸法だ。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ポルトフォイユ・ミュルティプル」をオンラインストアで探す)
男性をも魅了する
「モノグラム」の定番人気モデル
快適ライフの鍵を握るのは
「Multicles 4 ミュルティクレ 4」
財布はもちろん大事だが、カバンの中に入れて持ち歩く貴重品はそれだけではない。自宅や車などの鍵もまた必携。素早く取り出せないストレスや、紛失を防ぐためにはキーケースが欠かせない。そこで提案したいのが「Multicles 4 ミュルティクレ 4」。1911年の誕生以来、鍵を安全にまとめられるアイテムとして、長年にわたり愛され続けている。

大切な鍵を上品にまとめるキーケース。オススメを挙げるならば「Multicles 4 ミュルティクレ 4」。
今回ピックアップしたのは、もっともベーシックな仕様のモデル。名前は、フランス語で“たくさんの鍵”を意味する「Multicles」と鍵を装着するフックの数を指す「4」がガッチャンコ。「でも、これではチョイと少ないのでは?」と考えるのは早計。“過ぎたるは〜”なんとやら。あえて固定されていないゴールドカラーのキーフックと、3つ折り式のスナップボタン仕様のシンプルな構造は、必要な鍵だけを素早く取り出すための最適解。

構造は至ってシンプル。なのに使い勝手が良いのは、仕様とサイズ感に拠るところ。
先述のポルトフォイユ・ミュルティプル同様、サイズはコンパクト。ジャケットの内ポケットやパンツのポケットに入れてもスッキリ。急いで外出する際もストレスフリー。毎日使う鍵をスマートに管理しておきたい男性諸君に、ぜひ手に取ってほしいアイテムだ。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ミュルティクレ 4」をオンラインストアで探す)
男性をも魅了する
「モノグラム」の定番人気モデル
持つとなぜか胡乱に見える、
「Marly Dragonne マルリー‧ドラゴンヌ」
これまでショルダーにトート、ビジネスにボストン、財布にキーケースと各ジャンルの定番を挙げてきたが、ドン尻はお待ちかねのクラッチバッグ。いやここはあえて懐かしき呼び名、ハンドバッグと言い直して締めるとしよう。気になるモデルの名は「Marly Dragonne マルリー・ドラゴンヌ」。令和の世では既に廃番となっているモデルゆえ、希少種でもある。

持ってはいないが、存在は知っている。それが「Marly Dragonne マルリー・ドラゴンヌ」。
時は昭和のあの頃。街の盛り場のあちこちで、誰もが一度は目にしたであろう、忘れがたきそのビジュアル。最大の特徴は手首に通せるストラップ。モデル名にもある「ドラゴンヌ」とは、フランス語で“ストラップ”を指す。現金・株券・不動産の権利書といった貴重品一式を入れて持ち歩く。そこで手首にかけてセキュリティを高めるために用いられる。

意外に収納力もあって機能的。これを持てばホンモノの男になれる!?
大きなメイン収納部に加え、外側にも備えるファスナー付き収納部。ここに財布やキーケース、スマートフォンといった必需品はまとめてイン。優れた実用性は、さすがのヴィトン。小脇に抱えるのも悪くはないが、手首に掛けてブラブラ揺らすのも粋なもの。より渋く、我が道を往く大人の男が持って初めて、その真価は発揮される。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「マルリー・ドラゴンヌ」をオンラインストアで探す)
ラグジュアリーブランドの頂に君臨する王者、その名はルイ・ヴィトン。前編で女性を虜にするだけでは飽き足らず、後編では男性をも魅了するそのクリエイティビティ。
愛する誰かへのプレゼントにするのもいいが、せっかくならば自分自身へのご褒美に。シーンを選ばずスタイルを格上げする一生モノを、手に入れるなら今が好機。ホリデーシーズンのギフト探しの答えは、もう見つかったに違いない。
(→「〈ルイ‧ヴィトン〉の象徴「モノグラム」。 女性を魅了する定番人気モデル 「スピーディ」「アルマ」「ネヴァーフル」「オンザゴー」etc.」はこちら)
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