“芸人”みなみかわと“モデル”柴田紗希の「嗜む古着」。セカスト原宿店で古着と遊ぶ
国内に900以上の店舗を展開する〈2nd STREET セカンドストリート〉。
900店以上のお店がある中で、ファッションとトレンドの中心地、東京・原宿にあるセカンドストリート原宿店は、ストリートのトレンドからマニア垂涎のヴィンテージまで、服好き・ファッション好きならば誰もが楽しめるラインナップを展開しています。
近年は古着好きの間でも「実は、セカスト原宿店はラインナップがヤバイ」というウワサがチラホラ。
今回のtalk about 2nd STREETは、そんな原宿店に“とある”お二人をお出迎え。
元ショップスタッフで服好きとしても知られ、各メディアに引っ張りだこの芸人「みなみかわ」さんと、同じく元古着店スタッフで当然ながら古着好き。人気番組『古着で呑む』などにも出演するモデルの「柴田紗希」さんです。
“古着好き”という共通点はあるものの、これまで「接点がなかった」お二人がセカンドストリート原宿店で初遭遇。
ふたりの古着やファッションへのこだわりをお伺いしつつ、原宿店を見て回っていただき、最後は“セカンドストリートだから実現できる企画”にも挑戦してもらおうという魂胆です。
企画については記事の後半で詳細を発表しますが、まずは思わぬ形で若かりし日の夢を叶えたみなみかわさんと天真爛漫に古着対談をお楽しみいただいた柴田さん。
ふたりの古着好きによるスペシャル対談からご覧ください。Let’sトーキン!
“自分に馴染むかどうか” “古着は一点だけ”ふたりのファッションのこだわり
ーみなみかわさんと柴田さんは、初対面ということですが、お互いの印象はいかがでしょうか?
柴田紗希(以下、しばさき):テレビで観ているイメージよりも、声がおキレイですね。
みなみかわ:ありがとうございます!昨日、一昨日と仕事でリアクションばっかりさせられたので、声が飛んでいる(掠れている)状態なんですが、それがちょうどいい感じに聞こえるんですかね(笑)
みなみかわ
お笑い芸人
妻が先輩芸人たちにDMで仕事の売り込みをしていることも、各メディアで話題に。
自身のYouTubeチャンネル『ナンセチャンネル』では、芸人仲間とさまざまなコンテンツを配信。
現在は妻が社長の株式会社ナンセで活動中。
みなみかわ:柴田さんも上品そうと言いますか。お友達からは「どんな人」って言われるんですか?
しばさき:なんだろう?宇宙人?
みなみかわ:そういう系ですね、なるほど…。
しばさき:いや、宇宙人っていうか妖精?フワフワした感じだからなのかなぁ。
みなみかわ:メッチャいい感じに言うけど、だったら宇宙人でいいじゃないですか。
しばさき:妖精だけど、たくましいんですよ。
柴田紗希
モデル
“しばさき”の愛称で親しまれ、古着好きとしても知られる。BSテレ東『古着で呑む』に出演する等、幅広く活動を行う。
旅を通じて心を動かすことを大切にしており、最近訪れたネパールでは、民族の方々との交流で多くの出会いと学びを得た。
東京の西側で畑を耕している。
ASOBISYSTEM所属。
みなみかわ:じゃあ、ティンカー・ベルですね。『ピーターパン』の。
しばさき:それ!ティンカー・ベル系です♪
みなみかわ:これは…なかなか手強い感じですね(笑)
しばさき「ホワイトコーデに男前なブーツのスパイスをひと振り」
ーというところで、お互い打ち解けていただいて何よりです(笑)
まずは今日のファッションのポイントを、それぞれ教えてください。
しばさき:今日は、というか“今日も”ほとんど古着(笑)
しばさき:トップスは〈CELINE セリーヌ〉のヴィンテージで、足元はお気に入りのウエスタンブーツ。
ボトムスは仲間たちと作っているブランド〈Syncs.Earth シンクスアース〉です。
みなみかわ:へぇ〜、メッチャ馴染んでいるから全身古着かと思いました。女性がウエスタンブーツをこうやって履くのって、すごく格好いいですね!
しばさき:あえて違った雰囲気もハズしとしてどこかに入れたかったので、ナチュラルな印象のホワイトコーデに、男前なブーツのスパイスをひと振りしました。
ー柴田さんは、古着を選ぶ際にどんな点を気にしますか?
しばさき:サイズ感は重要だけど、本当に直感なんだよね。あとは素材の質感をチェックします。
コーディネートを組む際に、「こういう格好がしたい」というイメージが頭の中にあるから、あまり迷うこともないし。
ーそういうときって、派手なアイテムよりも使いやすいアイテムが多いんですか?
しばさき:キャッチーなアイテムも気になって手に取るまではするけれど、最終的には選ばないかなぁ。
しばさき:パリの人たちって、みんな自分の体型や雰囲気に合った服をずっと大事に着るんですよね。
そういう自分に馴染むような格好が好きだし、知らず知らずのうちに選んでいる気がします。
みなみかわ「なるべく着ないようにしてる大事な一張羅」
ーみなみかわさんのポイントは?
みなみかわ:僕はね、1930年代〜1940年代くらいの〈LEE リー〉のヴィンテージのオーバーオールがポイント。
所々に飛び散ったペンキ跡がいいんですよね。
ほんまにお気に入りなので、“なるべく着ないようにしてるってくらい大事な一張羅”です。
しばさき:メッチャ雰囲気があって、色落ち具合もイイね。
みなみかわ:僕の中でのルールとして“古着は1点だけにする”と決めてて。
もうオッサンなので、全身古着だと見てられへん感じになるってのもあって、清潔感には気を付けています。
しばさき:すごく雰囲気のあるアイテムばかりだから、全身ヴィンテージなのかと思っちゃった。
みなみかわ:スカジャンは僕が以前働いていた〈JELADO ジェラード〉。群馬県・桐生の熟練の刺繍職人さんの刺繍のクオリティが本当に高いんです。
ブーツは浅草の〈ROLLING DUB TRIO ローリングタブトリオ〉で、キャップは〈BRUNEL&Co. HATMAKERS ブルーネルハットメイカース〉。
みなみかわ:渋谷でレザーアイテムを作ってる人がいてて、「メッチャ格好いい!」と注文させてもらっている内に仲良くなり、愛用させてもらってます。
こんな感じで、今日は頭と足元をブラックのレザーで引き締めてみました。
ーひと昔前まで「他の人と被りたくないから古着を選ぶ」という人が多かったと思います。
みなみかわ:それでいったら僕もそう。アイテムを例に挙げるなら「黄色のスウェットは選ばない」とか。
みなみかわ:さらばの森田(※)がよく着ているので、なんとなく避けてしまいます。
ただそれも「一緒におったときにカブっていると、画的に向こうに迷惑かかるな」って意味で、ですけどね。
※さらば青春の光の森田哲矢さん
ふたりの古着とのめぐり逢い。やはり、古着との出会いは“一期一会”
ー柴田さんは、何をキッカケに古着に興味を持ち出したんですか?
しばさき:いつなんだろう…?高校生くらいかな。
当時、ファッション誌のスナップのページが大好きでメチャクチャ読み込んで、そこに載っている人たちが着ているアイテムを全部頭の中にインプットして、それに似た服を古着で探すっていうことをしていました。
そこで、宝探し感覚で自分だけの一点モノを探す楽しさを知って、どハマりしたっていう感じかな。
ー今の柴田さんのお話にもあったように、古着との出会いは一期一会ですよね。
お二人はこれまでに“悩んだ末に買わなくて今、後悔しているアイテム”ってありますか?
しばさき:あります!4、5年前になりますが、古着屋さんでデニム素材のジャンプスーツに出会ったんです。
サイズもジャストで色合いも理想通り、試着してみたらピッタリで。ただ値段が当時5万円くらいで、悩んだ末に結局スルー。
あのときに買っておけば、メチャクチャ着たんだろうなって。
その後、同じようなのを探しているんですが全然見つからず……。
ーそれは悔しい!90年代〜00年代からの古着好きって、自分の中での値段感や価値観がその当時で固まっているから、後から買おうとしても“値段的”にも“出会い的”にも買えなくなっちゃうんですよね。
みなみかわ:それはあるなぁ。僕は2、3年くらい前に古着イベントの「VCM」に、さらばの森田と二人で行った際に出会ったカウチンセーターを今でも引きずっています。
みなみかわ:左右の胸にオオカミの顔が入って、バックにも4匹の狼が入ってて。「いい!」ってなったらサイズもピッタリ。
あの頃、7〜8万円やったかな。僕らの世代の感覚だと、カウチンとしては結構な値段って感じじゃないですか?
で、当時はあまりお仕事がなくてお金も稼げてなかったので、泣く泣くスルーして。
ーうわぁ〜。後悔しちゃうやつですね。
みなみかわ:案の定、帰り道の時点で早くも後悔(笑)で、後から「やっぱり欲しい!」と思って調べたんだけど、同じ値段ではないし大体がボロボロ。
あのとき「買っときゃよかったなぁ」って。
talk about読者に紹介したい「自慢の一品」
ー「考える前に買え!」なんて言葉もあるくらいですからね。今日は、そんな悲しい体験を超えて、お二人が手に入れたマイフェイバリット古着を持ってきていただきました。
それぞれ、どんなモノなのか、そしてどこが気に入っているのかを教えてください。
しばさき:これは最近買ったモノで、ぜひこの機会に紹介したいなと思って持ってきました。
ブランドは〈UMBRO アンブロ〉なんですが、アイテム的には…ラガーシャツなのかな。
この深みのあるネイビーボディと白襟の配色が気に入っています。
ーヴィンテージですね。タグのデザインから察するに1950年代〜60年代でしょうか。
しばさき:身幅が狭くて裾に向かってややAライン気味にシェイプしているからか、着るとシルエットがすごくいいんだよね。
カジュアルでスポーティー。なのにキレイに見える形っていうのが珍しいし可愛い。
ーサイズ感もあってかボーイッシュで可愛いです。
しばさき:子どもの頃からボーイッシュな格好が好きで、スカートなんて全く穿かない女の子だったので、今でもこういったアイテムを見ると、頭の中に残っているキラキラが蘇ってきます。
なんか“パリの女”って感じがしない?
みなみかわ:カジュアルなアイテムをサラッと着こなす大人の女性って感じですね。コーヒーを片手に、石畳の街並みを颯爽と歩くような。
しばさき:そうそう!ちゃんと“わかってる感じ”のね。最近、一周回ってこういったスクールガールっぽいアイテムが気になっているので、私の中でも自信ありのチョイス。
みなみかわさんは何を持ってきたの?
みなみかわ「本末転倒だなと、考えさせられる一着を」
みなみかわ:僕は〈BIG MACビッグマック〉のカバーオールです。
1930年代なので、約90年前のモノですね。タグは初期の“SUPER BIG MAC”表記です。
みなみかわ:なにがたまらないかって、このチンストラップ!
古着屋で購入する際にもスタッフさんに「チンストラップの有無で、プライスもめちゃくちゃ変わります」って言われました。
なので、ここをチョン切ったらもう終わりです。
しばさき:いくらくらいなんですか?
みなみかわ:僕が購入したときは8、9万円くらいだったんですが、番組の企画でプロに査定してもらったら60万円って言われまして。
しばさき:え〜!マジで?
みなみかわ:さすがに番組ってことで大袈裟に言ってるとは思うんですが、それでも30万円は確実にいってるんじゃないかなと。
状態が良くてキレイですけど、ヴィンテージならではの雰囲気とかアジがめちゃくちゃあるじゃないですか。
なので濃いめデニムに、キレイめのシャツを合わせたときに羽織ったりしています。
ただ金額を意識しちゃうと、着るのがもったいなくなっちゃうのが困りもので。着るために買ったのに…って。
「あまりにも本末転倒だな」と考えさせられる一着です。
ー古着好きらしい葛藤が詰まった一着ですね。もし柴田さんがチンストをチョン切ったりしたら…!?
しばさき:切る?
みなみかわ:いや、何で!?やめてくださいよ、絶対に!
一同(笑)
“モノ好き”たちの共通願望
ー冗談はさておき、お二人とも元アパレルのショップスタッフということで、服に対する熱意と情熱がビンビン伝わってきます。
みなみかわ:服やファッションは好きですけれど、知識を持ち合わせているかといったらマジでそんなことないんで。
しばさき:それは私もそう。
ーあくまでも、“スタイリングを構成するピースの1つ”として古着を嗜んでいる感じがします。
みなみかわ:それはあるかも。学生時代、ダウンタウンの浜田さんが古着を着こなす姿にメチャクチャ影響を受けましたが、だからといって今の自分がそのままの格好をしたら、年齢的にもキビしい。
なので、この色落ちしたデニムオーバーオールも汚らしく見えないように、他のアイテムはキレイめにするとか。その辺は意識的に気を付けています。
しばさき:そこで、ゴールドのツーブリッジのメガネやレザーアイテムを取り入れたりっていうバランス感は、ちょっとレディースの思考にも似ていて、すごくオシャレだと思いました。清潔感もあるし。
みなみかわ:ありがとうございます!たとえばスカジャン。
リブがボロボロになったヴィンテージも格好いいとは思うけれど、僕はスカジャンをキレイに着たいので、あえてリプロダクトを選んだりとか。
単純にモノとしてのクオリティでいったら今のモノのほうが良かったりしますし、何より自分で育ててエイジングを楽しみたい派なので。
で、死ぬときは一緒に棺桶に入れて焼いてもらいたい。
ー“モノ好き”たちの共通願望ですね(笑)。選び方・着こなし方に関しては読者もマネしやすそうです。
みなみかわ:簡単ですよ。“古着は1点だけにする”以外だと、“靴はしっかり手入れしたブーツや革靴にする”とか。
これだけで結構違うと思います。足元が汚れていると全身そう見えてしまうので、そこは気をつけるとええんじゃないですかね。
企画発表!…のその前に「原宿店の印象ってどうですか?」
ー今回の舞台はセカンドストリート原宿店ですが、実際に訪れてみていかがでしたか?
しばさき:私は事務所が近いこともあって、以前からメッチャ来ていましたが最近は来れてなくて…。
で、久しぶりに見たら、地下1Fがこんなに古着屋っぽくなっていることにビックリ!
ーそうなんです。いわゆる希少なヴィンテージからレギュラーまで、しっかりそろっているんです。
しばさき:セカストは、宝探し感覚で掘り出しモノを探しに来るイメージだったんだけど、ハイブランドもあればヴィンテージもあったりして、“自然とミックススタイルを作りやすい場所”になっているんだなって思いました。
みなみかわ:僕は原宿店どころかセカスト初体験なんですが、店内を見て回るのも楽しいし、イイ感じのアイテムがお手頃で並んでいて驚きました。
希少かつ高額なヴィンテージアイテムを買うのも素晴らしい体験だと思うんですが、“自分の手の届く範囲でイイものを探し出して買う”っていうのが、古着の醍醐味だと思っていて。
そこを忘れちゃいけないなと改めて感じた次第です。
ー前回、さらば青春の光の森田さんにご登場いただいた際にも「セカストでヴィンテージアイテムが手に入るということが意外」だと驚いていました。
みなみかわ:本当にそう。その意外性が楽しかったです!
お題:原宿店のアイテムでコーディネートを組んでください
ーここまでで、お互いの嗜好が分かってきた気がしますね。
本日の企画ですが、お二人に原宿店に並んでいるアイテムを使ってコーディネートを組んでいただきます。
みなみかわ:なるほど。…そういう趣向なんですね。
しばさき:え!?楽しそう!
ーそこで、みなみかわさんは柴田さんに、柴田さんはみなみかわさんに。
「こういうアイテムを取り入れたり、こういう格好をすると似合いそう」という、リクエストがあればお願いします!
みなみかわ:『カジカジ(※)』のストリートスナップに載っていたような、ボーイッシュな女性のファッションがめっちゃ好きやったんですよ、僕は。
ルーズな感じでボロボロのデニムと〈CONVERSE コンバース〉の「オールスター」を合わせているような、ちょっとロックっぽいファッションって素敵やなって。
※カジカジ:関西発のファッション&カルチャーマガジン。2020年に休刊
しばさき:昔、そういう格好してましたよ。
みなみかわ:メッチャやってそう!
で、そういう子に声を掛けることが出来ず、遠目に見ていたのが僕でした(遠い目)。
なのでその感じとか見てみたいなと。
ー(笑)。一方の柴田さんはいかがですか?
しばさき:今日のアメカジっぽい格好も素敵だけど、また違った雰囲気も見てみたいので、それこそキレイめのヨーロッパっぽい感じとかどう?
なんとなくパリジャンはベージュ色のコートやジャケットを着ているイメージがあるので、そこにデニムを合わせたらすごく似合いそう。
ーさぁ、お互いのリクエストは反映されるのか?いよいよ店内を見て回って、コーディネートを組んでいただきます!
原宿店でコーディネート。“その男、凶暴につき”
ー今日は私服でご登場いただきましたが、みなみかわさんは普段もお仕事の際は私服なんですか?
みなみかわ:スタイリストさんを付けずに、全部自分で購入したり、リースしたりで調達しています。で、衣装として購入した服は「ちょっとくたびれてきたな」となった時点で私服に回す感じです。
ーでは、服を買うという行為自体もお仕事の一部なんですね。セルフスタイリングなのには、何か理由があるんですか?
みなみかわ:スタイリストさんに衣装を用意してもらうのもメッチャいいと思うんですが、僕はその用意してくれた衣装の中から「これ着てください」って言われることに、すごく違和感を感じちゃって。
“その違和感をお笑いの場に持ち込みたくない”というか。なので気兼ねなくお笑いをするためにも、セルフスタイリングで自分が着たい服を着ると決めていて。
ーなるほど。好きなジャンルでいうとどの辺ですか?
みなみかわ:ジャンル的にはワークとミリタリーが好きです。ただ前者はいいとして、後者はそればっかりだと怖い感じになっちゃうじゃないですか?
僕、けっこう街で職質(職務質問)されがちなので。
ーたしかに、みなみかわさんの身体のサイズにスキンヘッドでミリタリーアイテムを着ていると、傭兵っぽくてちょっと怖いかもしれませんね。
みなみかわ:でしょ(笑)ということで、今日着てきたデニムオーバーオールを活かしつつ、他でちょっと雰囲気を変えてみようかなと思っています。
カーディガンもいいし、スニーカーって手もあるし…。
このコンバースの「オールスター」いいですね。なんやろ?ソールがめちゃくちゃ薄くって、シューレースホールも多くてレスリングシューズっぽさもあって。
これ珍しいですね、これにしようかな。
アウターはこれがイイんじゃないですか?
ー〈Eddie Bauer エディー・バウアー〉のコートですね。黒タグの後期なので、80年代後半〜90年代前半。厚手ではないので春先にサッと羽織るのにライトアウター感覚で使えそうです。
ボトムスはどうされますか?
みなみかわ:〈Levi’s リーバイス〉のヴィンテージの「505」なんですが、しっかり色が残っていて、レングスはかなり短め。ちょっと腰で穿きつつ、足元のコンバースを見せる。
これが理想的なバランス感じゃないかなと。あとはメガネでいいのがあれば…。
ーいいですね。柴田さんのアドバイスもしっかり取り入れつつ。
みなみかわ:そうですね。で、ビートたけしさん風の3Dニットをアクセントに。
しかしこのニット、渋いっすねぇ。
うちのオカンがメッチャ編み物が得意で、よくこういうのを作ってて。いや〜これはイイですわ!
ーデニムの色合いも濃いめだからか、インパクトのあるアイテムを挿し込んでいるのに清潔感があります。では、こちらのコーディネートにタイトルを付けるとしたら?
みなみかわ:もちろん“その男、凶暴につき”、ですね。
コートは〈Eddie Bauer〉、ニットは〈TUNDRA〉、デニムは〈Levi’s〉の「505(60’s〜70’S・BIG E・耳付き)」、シューズは〈CONVERSE〉、アイウェアは〈DITA〉
ーたけしさんつながり!着用いただいた姿が楽しみです!それでは、お着替えをお願いします!
しばさき「自分で言うのもですが、メッチャ可愛いと思います!」
ー柴田さんもアイテムは決まりましたか?
しばさき:ほとんど決まりましたよ。なんだかんだで、みなみかわさんからオススメされたスウェットに太めのジーンズになったのが、すごく悔しい!(笑)
ーたしかに、まんまと(笑)
しばさき:ねぇ〜。あとは足元をウエスタンブーツとかヒールにしてみるのも可愛いかも。
アウターはどうしようかなぁ……。
マウンテンパーカもいいけれど、ライダースジャケットとかどうですかね?
ハードすぎずさらっと羽織れる感じなので、この雰囲気でいくとヘアスタイルもあえてボサッとユルめにして……。
ーおぉ〜イイですね!これは、みなみかわさんにかなり刺さりそう(笑)
このコーディネートのポイントは?
しばさき:最初は全然違う感じのアイテムを選んでいたんですが、このスウェットを見つけた瞬間に「あれ?こっちじゃないかも」と気付いて。
そこからスウェットに合わせてアメカジっぽくまとめてみました。
しばさき:サイズもアウターとトップスは、両方小さめを選んでダボッとしたジーンズとバランスを取りつつ、小物で色を足してみました。
自分で言うのもなんですが、メッチャ可愛いと思います!
ータイトルを付けるとしたら?
しばさき:なんだろう。なんとなくスウェットとデニムのバランス感はaikoさんをイメージしているので、“テトラポットに登っていこう”って感じで!
レザーライダースジャケットはノーブランド、スウェットは〈RUSSELL ATHLETIC(50’s)〉、デニムは〈MOUSSY〉、シューズは〈CONVERSE〉の「オールスター(80’s)」、レザーポーチは〈COACH〉
ーありがとうございます。では、いよいよお二人に選んでいただいたアイテムの着用姿をお披露目です!
みなみかわ「最高じゃないですか!」しばさき「私服の雰囲気と全然違うね!」
ー早速ですが、お互いのスタイリングを見た感想をお願いします!
みなみかわ:うわ、最高じゃないですか!なんすか、その靴?
しばさき:いいでしょ?このコンバースのオールスター。この褪色とエイジング感が雰囲気いいなと思って。
しばさき:可愛く仕上がったのはいいんだけど、余計にみなみかわさんの言った通りの格好になっちゃったのが悔しい!(笑)
みなみかわ:ライダースもメッチャいいし、これはもう好きになっちゃいました!
僕も柴田さんのアドバイスに従って、ベージュ色のコートを取り入れてみたんですけど、どうですか?
しばさき:素晴らしい!私服の雰囲気と全然違うね。
派手すぎないニットも、あえて短めのデニムでシューズを見せる感じもすごくオシャレ!
みなみかわ:ありがとうございます!
しばさき:コンバースもお揃いだし、お互いヘアスタイルも変えてるしね♪
みなみかわ:そうですね…って、僕は帽子を脱いだだけでヘアスタイル自体はなんら変わってませんが(苦笑)
しばさき:あ、そっか(笑)
セカスト公式Xで、お二人のスタイリング投票!
ー今回は、お二人に組んでいただいたスタイリングを先ほどの私服スタイリングと並べて掲載し、読者にどっちがイイかをSNSで投票してもらいます。
しばさき:なるほど。絶対にこっちのスタイリングのほうがイイと思うので、自信あります!
みなみかわ:たしかにメッチャいいですよ。
でも、僕もちょっと自信ありますね。普段の格好とはまた違った雰囲気で、新鮮さもあると思いますし。
ーお二人が並んだ際のバランス感もバッチリです。
みなみかわ:あの頃、こういう格好でデートをするのに憧れていたんですよね〜。
しばさき:やったね。夢が叶った!
ーでは最後に、talk about読者に向けてメッセージをお願いします!
みなみかわ:いやぁ〜セカストのことを本当にナメてました。これはもう謝罪ですね。
最近は、スペシャルなヴィンテージを買うことがある種のステータスになっている感がありますが、若い頃に大阪のアメリカ村で古着屋を巡ったときの「古着って安くて、他で見ないようなアイテムもあるし、メッチャええやん!」という気持ちを久しぶりに思い出しました。
またちょくちょくチェックさせてもらいます。
しばさき:セカストって、なんだか子供の頃の宝探しのようにワクワクと心を揺さぶられる場所だなって。
自分に似合うアイテムや欲しかったアイテムが見つかって、改めて「いいな、楽しいじゃん!」と感じました。
みんなもぜひ、お近くのセカストに遊びに行こうぜ!
至高の大団円
絶妙にズレを感じるトークからスタートした本企画ですが、最後は“あの頃、雑誌で見て憧れていた女の子”姿の柴田さんとキャットストリートを散歩することに成功し、若かりし日の夢を叶えたみなみかわさんの姿に、大団円を確信したtalk about編集部。
ちなみに、みなみかわさんは「本当に気に入ったんで、このニットとメガネは買っていきます!」とニットと眼鏡を、柴田さんはコンバースのオールスターをしっかりお買い上げまでいただき、ありがとうございました!
冒頭にも述べましたが、古着好き・ファッション好きであれば、誰でも楽しめるセカンドストリート原宿店。
ぜひ皆さんも一度、お店にお越しいただき、原宿店自慢の古着をお楽しみください。
いつもの自分とは違う、新たなファッションの扉が開くかもしれません。
撮影店舗
セカンドストリート原宿店:https://www.2ndstreet.jp/shop/details?shopsId=30887
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