「正直、セカストのことナメてました…」。さらば・森田とセカスト古着のファーストコンタクト

国内900以上の店舗数を誇る〈2nd STREET セカンドストリート〉。
これだけの店舗数があると「どのお店も商品構成は同じなのでは？」と思われる方もいるかもしれません。しかしセカンドストリートは、出店するエリアに合わせて、店舗のタイプや商品のセレクトを変えています。

例えば2024年にリニューアルオープンした古着の街・高円寺にあるセカンドストリート高円寺店は、街の特色に合わせてヴィンテージ古着を豊富に取り扱っています。
しかし、その真の実力は根っからの古着好きという方以外に、あまり知られていないかもしれません。

そこで今回のtalk about 2nd STREETでは、お笑いファンはもちろん、古着ファンからも厚い支持を集める人気お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんにお声がけ。

高円寺店にお越しいただき、森田さん流の古着ファッションへのこだわりをお伺いしつつ、ヴィンテージアイテムが豊富な高円寺店の実力をみてもらって、忖度なしに評価していただきましょう。

では、森田さんよろしくお願いします！

森田さんが語るヴィンテージ古着の魅力、それは…？

ー森田さんは普段、古着を買う際にどういった部分を重視されているんですか？

森田　何を重視するか、かぁ…。

根底にあるのは「あの頃、欲しかったけれど買えなかったモノを、今、手に入れる」っていうのがありつつ…“古着にしかない独特の空気感や風合い”を重視したいなっていうのはあります。

ーたしかに、そのあたりをポイントにされている古着好きの方は多いかもしれませんね。

森田　ですよね。「俺たちはどこまでいっても、アジのある服が好きなんだ！」と、胸を張ってここに宣言しますが（笑）。
なんか最近、全身古着はアカンくて、新品のキレイめの服とミックスするのがオシャレ有段者みたいな風潮があるじゃないすか？

いやいや、「こっちは常に全身全部着込まれた古着で、なんだったら全部どこかしら破れてる…。なんてこともあるくらいやぞ！」って（笑）

ー最近はフェードやクラッシュのようなダメージも、プラスの価値基準とする流れがありますし、古着ならではのアジですよね。
となると、今狙っているアイテムは先ほど見ていたようなミリタリーモノですか？

森田　今だと〈NIKE ナイキ〉の通称“浮世絵Tシャツ”ですかね。
僕も復刻版だったら1枚持っているんですが、1度はオリジナルにも袖を通してみたいなって。

サイズさえ合えば買いたいんですが、今メッチャ高くなってるし、そもそも偽物がメッチャ出回ってるんで真贋の目利きができないと…というワケで、なかなか手を出せないでいて…。

ーたしかにネットで実物を見ずに買うのはリスキーなので、信頼できるお店から買うのが安全ですね。
森田さんの中で「これを手に入れたら上がり！」というアイテムはありますか？

森田　一般的には〈Levi’s リーバイス〉の「S506XX」。通称“1st大戦モデル”だったりするんでしょうが、ヴィンテージデニムにはそこまで熱量がないので…。

あくまで自分的な“手に入れたら上がり！”なら、〈CONVERSE コンバース〉の「CHUCK TAYLOR チャックテイラー」のローカットで、色はマルーン。
サイズは8ハーフ〜10あたりっすかね。

これが手にはいれば10色全部コンプリートできるんすよ。
ハイカットは持っているけど、ローカットには出会えなくてずっと探してるんで、このインタビューを読んだ方からのタレコミにも期待してます！

「男が男である以上、手に取らないと！」と思わせるような格好良さ

ー改めてお聞きしますが、森田さんが考える“ヴィンテージ古着の魅力”とは？

森田　今では買うことのできない・見つからないという希少性もさることながら、「男が男である以上、手に取らないと！」と思わせる格好良さ。

それが僕にとってのヴィンテージ古着の魅力なんかなぁ。

森田　いや、実際はヴィンテージにこだわりまくって全身そろえていたりするのは、逆に格好悪いという可能性もあリますが…。
「本当に女子にはモテないやろな！」とは思います（笑）。

でも、それも“男にしかわからない魅力”というか、そういうのが好きな人＝ヴィンテージ好きにしか理解できないロマンなんじゃないすかね。

「しっかりヴィンテージを揃えているんだな」が高円寺店の第一印象

ー高円寺店にいらっしゃるのは初めてだと伺いましたが、実際に訪れてみていかがでしょうか？

森田　今回初めて訪れたということもあって知らなかったんですが、「しっかりヴィンテージをそろえているんだな」っていうのが第一印象にありますね。

僕らのような、“ヴィンテージの魅力に取り憑かれた古着好き”を満足させてくれるようなアイテムがそこかしこにあって、正直、驚きました！

ーここ高円寺店はヴィンテージアイテムに力を入れているお店なので、森田さんに刺さって良かったです！

森田　道理で。あと一点気になったんすけど、ヴィンテージコーナーに吊るしてあるGジャンが、どれもリーバイスの“2nd セカンド”こと「507XX」というのは、やっぱり“セカンド”ストリートとかけてるんすよね！？違います？

ーおぉ〜、そこですか…。そうですね、そこは意識してないことはない…かもしれないって感じでして（苦笑）。

森田　なんや、違うんかい！だったら“1st ファースト”こと「506XX」も置いてくれよって話しっすよ（笑）。

ーせっかくなので、森田さん提唱の「高円寺店は“セカンド”ストリートだけにセカンドに強い」説を正式採用ということで（笑）

森田　ありがとうございます（笑）

森田さんが高円寺店で見つけたヴィンテージアイテム

ー店内をざっとご覧いただきましたが、気になるアイテムはありましたか？

森田　一番気になったのは50’sのスーベニアジャケット（スカジャン）。

別珍面と裏側のサテン面ともに生地も刺繍もすごく綺麗で状態が良いし、中綿のズレもなくてリブだって破れ・汚れなし。それとサイズ感がメッチャ良いというのもポイントじゃないっすかね。

ヴィンテージのスカジャンって、形が崩れていたり縮んでいたりで着づらいシルエットのモノが多い中、これはその点もバッチリ。

ーお値段は税込384,890円です。そこまで理想通りであればせっかくですし、購入いただくという手も…？

森田　たしかにメッチャ良いんですけど、実は2カ月ほど前に“人生最後の別珍”スカジャンを購入したばっかりで、もう1着買うわけにはいかず…。

ーちなみに購入されたスカジャンと高円寺店で見つけたスカジャン。お値段に違いはありますか？

森田　いや、それが値段はまったく一緒。またしかも、サイズと状態もほぼ一緒。
ただし、こちらのモチーフが定番のタイガー＆イーグルであるのに対して、僕が買ったのは、なかなか見ることのない珍しいデザインという違いはあります。

とはいえ、こうして手に取っちゃうと、このザ・別珍って感じも格好いいし、悩むところっすねぇ〜。

ーやはり、チャンスがあれば押さえておきたいところですよね。

森田　そうすね。こいつの何がイイかって、襟・袖・裾のリブ部分。
よくあるのは白地に黒でラインが入っていたりするんですが、これはラインなしの単色仕様。

よりヴィンテージ感が感じられて好きなんすよね。

ーぜひご検討ください！あとはアウトドアアイテムも気になっていたご様子でしたが？

森田　さっき試着した〈Woolrich ウールリッチ〉のダウンジャケットもシブかったですし、トートバッグにも面白いのがあったんすよ。

同じく試着して悩んだのが〈Patagonia パタゴニア〉の「Down Parka ダウンパーカ」すね。

実は以前、これをメッチャ探してて黒のXSを2着持ってました。で、さっきアウトドアコーナーを見てたら、久々に発見して思わず手に取っちゃいました。

ーお値段にもしっかり反応されていましたね？

森田　いや、だって2万円くらいっすよね？僕が買った時は、たしか4万円くらいしてましたからね。

サイズSでちょっと大きいけど、それを考えてもかなり安いなと。

高円寺は「さすが古着の街やな」って思います

ーこちらもぜひご検討を。
さて、高円寺といえば言わずと知れた古着の街。森田さんは思い入れってありますか？

森田　僕自身は住んだことがないですが、芸人仲間は沢山住んでいますし、上京してすぐの頃に「とりあえず高円寺に行ってみよう！」と来た覚えがあります。

今日撮影したアーケードも、ちょうどその時に通りましたよ。
「メッチャ人いんなぁ」って。ただ最近は何かしらの用事がないと来ないっすね。

五反田からだと、古着を見に行く際も渋谷・原宿の方が近いので、そっちに行っちゃうし。
久しぶりに来てみると相変わらず古着屋がそこら中にあるし、「さすが古着の街やな」って。

ー原宿や渋谷の古着屋と比べて、セレクトや品揃えだったり雰囲気だったり、なんとなく違いを感じたりも？

森田　それで言うと、そもそも店の数が多いっていうのはデカイんじゃないすかね。

高円寺の場合、「探しているアイテムがアッチの店では見つからなかったから、コッチの店に行ってみよう」という立ち回りができるのはありがたいっすよね。

芸人仲間にも「高円寺店にイイ感じのヴィンテージあんで！」って教えます

ー森田さんは、よく行くセカストってありますか？

森田　高円寺店は今回初と言いましたが、実はセカストの実店舗に来るのも初めてなんすよ。
ただし、セカストのオンラインストアはちょいちょい覗いています。

ずっとコンバースのチャックテイラーのオリジナルを探し続けているんですが、ネットで探している内に気付いたら「セカストにたどり着いていた」って、ことがちょいちょいあって。

ーそうなんですね、ありがとうございます！
全国のお店にお持ち込みいただいてますので、レアなアイテムもそろっているんです。

森田　さっきもチャックテイラーのオリジナルが置いてあったんで、「へぇ、こんなんもあるんねや！」と興奮しつつチェックしちゃいました。

しかも他の古着屋さんよりも安かったし、ほんまセカストはアリやなって。

ーヴィンテージデニムの品揃えも豊富なんです。
先ほどリーバイスの「501XX」の通称“47モデル”に興味をもたれてましたね？

森田　アレはヤバかったすね！
革パッチもまだしっかり残っていて、しかも色落ち具合もちょうど良いし、ウエスト31インチでレングスも理想的。

「そりゃ120万円オーバーしますわ！」って一本やったんですが、実は僕、幸か不幸かヴィンテージデニムにはそこまで食指が動かないタイプで。

もちろん「うわっ、スゴ！」とはなるんやけど、欲しいとまではいかず…。おかげで散財を回避できました（笑）

ーお買い物される様子も見てみたかったので、こちらとしては残念です（笑）。
ちなみに、古着好きの芸人さんたちとの会話で、セカストの話題が出ることはありますか？

森田　「探しているモノがあるなら、一応はセカストもチェックした方がいいかも」みたいな共通認識は何となくありますが、それが話題に上がるかといったら、あんまないかもなぁ…。

なので、今度、セカストの話が出たら「高円寺店に行ったらイイ感じのヴィンテージがあんで！」って教えてやろうと思ってます。

スカジャンが20%オフに？12月5日から「セカストウィーク」開催！

ーぜひ宣伝をよろしくお願いします！
となると毎年12月に「セカストウィーク」が開催されていることもご存知では…？

森田　ないっすねぇ〜。で、そのセカストウィークではどんなことが起こるんすか？

ー各店舗やオンラインストアの対象商品がすべてセールになります。
一部、対象外もありますが、ほとんどの衣料品が20％オフになるので、お目当てのあんな商品やこんな商品がお得な価格でゲットできちゃいます。

森田　マジっすか！？じゃあ、さっきのスカジャンがセール対象だった場合、35万円の20%オフだから…。
え…、約7万円も安くなる！？

え〜と、とりあえずセカストウィークまで、あのスカジャンを取り置きお願いしてもええすか（笑）？

ー（笑）。では、最後にtalk aboutの読者へメッセージをお願いします。

森田　セカストに初めて来ましたが…すんません！正直ナメてました。

メチャクチャ良いヴィンテージがあるので、ヴィンテージ好きならば一度は高円寺店に来た方がええすよ！

さいごに

こうして、ヴィンテージの品揃えに定評のある高円寺店にて、初セカストを経験された森田さん。
短い時間の中でもしっかり商品の状態やサイズをチェックし、試着して買うかどうかを真剣に悩み、手に持っては考えて・戻すを繰り返す姿は、まさしくヴィンテージ好きのあるあるでした。

最後に森田さんに「また高円寺店に来てくれますか？」と質問したところ…？

「今回はあまり時間がなくて、僕自身もしっかり見て回れなかったので、セカストウィークであのスカジャンがセールになっているのを狙って、また遊びに来たいと思います！」

そして、「マジであのスカジャンもセールになりますか！？」と、しっかり念を押して高円寺店を後にされました。

果たして、お目当てのスカジャンはセール対象なのか？そして、セカストウィークまで残っているのか！？
スタッフ一同、再びのご来店をお待ちしております（笑）

撮影店舗

セカンドストリート高円寺店：https://www.2ndstreet.jp/shop/details?shopsId=31052

あとがき

森田さんお目当てのスカジャンは、セカストウィークの20％オフ対象のアイテムとなっております。オンラインストアでは販売しておりませんが、高円寺店の店頭で販売しております。

一部、対象外のアイテムもありますが、12月5日（金）～14日（日）まで開催される「セカストウィーク」期間中は、20％オフ以外にも特典をご用意しています。
ぜひ、普段よりもお得にお目当てのアイテムや、掘り出し物を購入できる“年に一度の機会であるセカストウィーク”をご活用ください。

森田さん、そして読者の皆さまのご来店をお待ちしております。