日本の誇り〈カシオ〉が刻む革新の歴史。 「G-SHOCK」から「チープカシオ」まで、時代を超えて愛される名作時計
この概念自体は古代より存在していたが、現代人のそれと同様の認識に変わったのは14世紀初頭と考えられている。それまでは太陽や水といった自然の中にある流れる動きから肌感覚で捉えていたものが、ヨーロッパの教会などで機械式時計が普及したことで、時間は一定の単位で刻まれるもの。そう変化していったのだ。それから幾星霜を経て、様々な方向へ進化を続ける人類の叡智の結晶“時計”。
今回の『KnowBrand Magazine』はそんな時計をテーマに、“タフで革新的、シンプルで愛される”ジャパニーズブランド〈CASIO カシオ〉を紐解く。時代やスタイルを超えた存在感を手元から放つ同社のプロダクトは、耐久性・実用性・先進性といった多彩な個性を併せ持ち、世代を超えてモノ好きたちから支持され続ける。その魅力とはどこから生まれるのか?
カシオと、そのプロダクトの歴史
時計は“時を測る”だけの道具ではない。技術、社会、そして人間の行動の変遷を記録する、歴史の記録者でもある。まずは〈CASIO カシオ〉とプロダクトの歴史から見ていこう。
始まりは1946年。GHQ占領下で大きく社会構造が変わり、戦後復興の起点となるこの年に、カシオ計算機の前身となる樫尾製作所が、樫尾忠雄により創業。当初は金属加工の下請け工場だったが、ここで開発されたヒット商品「指輪パイプ」で得た資金で1954年に、海外製品を参考としたオリジナルの電動計算機を試作。後の小型電気式計算機開発への布石となる。
1957年に、世界初の小型電気式計算機「14-A」を開発し、カシオ計算機株式会社を設立。説明するまでもないが、社名は創業者の苗字から。ローマ字では通常KASHIOだが、世界で通用する表記としてCASIOとなったのだ。閑話休題。電卓メーカーとしての基盤を築いた同社は、初の電子式卓上計算機「001型」、自動カレンダー機能を搭載した世界初のデジタル腕時計「Casiotron カシオトロン」などを開発。ここから腕時計事業へ本格参入。以降は、本稿で取り挙げる時代ごとの名作モデルとともに変遷を辿っていく。
何よりのエポックメイキングが1983年。“壊れない時計”がコンセプトの耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK(DW-5000C)」をリリース。時計業界に革新をもたらす。また革新といえば忘れてはならないのが、1983年頃に発売された「DATA BANK データバンク」シリーズである。電話番号メモリー機能を搭載し、ビジネスマンが持つ手帳の電話帳ページの圧縮にも貢献。その後はキーパッドを備えた発展系シリーズが登場し、電卓機能などを加えた多機能モデルへと進化。
となれば、負けてはいないG-SHOCK。1987年頃、スクエアデザインを継承した「DW-5600」シリーズをリリース。初代の設計思想を受け継ぐ定番ラインとして確固たる地位を獲得する。1989年にはメタルバンドの「A158W」シリーズが登場し、素材の多様性を示した。その後の1994年には映画『スピード』で、主演のキアヌ・リーブスが着用した「DW-5600C-1V」が“スピードモデル”として話題に。同年登場した「DW-6600」は、フロントボタンやELバックライトを搭載し、後の「6900」シリーズの基盤を確立。この流れを受けて1995年、「DW-6900」シリーズが誕生。ラウンドフォルムと“三つ目”デザインでストリートシーンを席巻する。
腕時計事業の進化はさらに加速。アウトドアウォッチ「PRO TREK プロトレック」も同年にスタート。自然環境下での使用を想定した機能性を確立し、着用シーンの可能性を大きく拡張。G-SHOCK はといえば、翌1996年に初代のデザインを受け継ぎ、現在まで続くロングセラーモデル「DW-5600E」を発売。2011年頃には、電卓機能(8桁計算)やテレメモ機能といったデータバンクのお家芸を搭載した「DBC-611G」が人気を獲得するなど、シリーズの垣根を超えたハイブリッド化も加速。
2018年、初代G-SHOCKのDNAを継承したフルメタルモデル「GMW-B5000」シリーズが話題に。そのフラッグシップモデルである「GMW-B5000GD-9JF」は、高級感漂うニュースタンダードとして注目を集める。2024年にはプロトレックに「PRJ-B001」シリーズが誕生し、〈White Mountaineering ホワイトマウンテニアリング〉とのコラボレーションモデルを発表。そして昨年の2025年に同社の原点となる電卓事業が60周年を迎え、対となる腕時計事業もさらなる進化が期待される。
〈カシオ〉の名作時計
“タフネス”の権化、
スクエアな「G-SHOCK」
イントロデュースを一気呵成に駆け抜け、いよいよ始まる本編。数あるカシオの名作の中から1つ選ぶとすれば、これまでの腕時計の常識を覆し、ブランドイメージそのものを形づくった「G-SHOCK」が間違いない。モデルは初期の代表作である「DW-5600」シリーズだ。
タフネスを宿した普遍的なデザインで、時代を超えて支持される「DW-5600E」。
無駄を削ぎ落としたスクエアフォルムは、G-SHOCKを象徴するビジュアルイメージとして、長年にわたって定番の地位を築いてきた。そんな5600シリーズは1983年にリリースされた「DW-5000C」を祖とする。当時の腕時計は机の高さから落とすだけで故障することも珍しくなかった。いや、むしろそれが普通だった中、カシオは「落としても壊れない時計を作りたい」という開発思想のもと、電池寿命10年・防水10気圧・耐衝撃(10m落下相当)というトリプル10を掲げ、見事に具現化。
こうして誕生したタフな腕時計は、自由落下すなわち“重力=Gravity”の“衝撃=SHOCK”に耐えるという意味で「G-SHOCK」と命名され、時計業界に革新をもたらすオリジンとなり、そのDNAは今も脈々と受け継がれている。
シンプルで視認性に優れたスクエアフェイス。G-SHOCKの原点ともいえるデザインだ。
そんな5600シリーズが世界的な注目を集める契機となったのが、1994年公開の大ヒットアクション映画『スピード』であることはよく知られている。キアヌ・リーブス演じる主人公のSWAT隊員が着用した「DW-5600C-1V」が話題となり、スクエア型のG-SHOCKはファンの間で通称“スピードモデル”と呼ばれ、世界中で注目を浴びることに。作品のキャッチフレーズ同様、「もうどうにもとまらないっ!」と一気に人気沸騰ノンストップ。
今回紹介する「DW-5600E」は、耐衝撃設計に加え、20気圧防水やストップウオッチ、タイマー、マルチアラーム、フルオートカレンダーなど実用的な機能をしっかり搭載。軽量で耐久性に優れた樹脂バンドにより装着感も快適。G-SHOCKの原点にある“タフネス”思想を受け継ぎつつ、シリーズを代表する名作としての地位を確立している。
裏蓋は、複数のビスで金属製のプレートを固定する。軽量化とコストダウンが図られた実用的な設計。
ちなみに、2000年代に入ってエンターテイメントコンテンツでの露出が続き、劇場版映画『HERO』でキムタクこと木村拓哉が着用。さらに、警視庁の要人警護官が活躍するドラマ『SP』では岡田准一が、プロバスケット選手の青春ドラマ『ブザー・ビート』では山下智久が着用。リアルタイム視聴していたであろう現在の30~40代の読者諸氏にとって、憧れの“ジャ”パ“ニーズ”スターが着用したアイテムというステータスが人気の一因であったことは想像に難くない。
G-SHOCKを象徴するビジュアルイメージと先述したスクエアフォルム。これを受け継ぐG-SHOCKに「GMW-B5000」シリーズがある。初代DW-5000Cのデザインを忠実に受け継ぎながらもフルメタル化。本来の持ち味であった、タフでカジュアルな印象とはまた異なり、高級感を纏った佇まいに。
スクエアフォルムをフルメタルでアップデート。伝統と進化が融合した「GMW-B5000GD-9JF」。
なかでも今回用意した「GMW-B5000GD-9JF」は、落ち着きのあるゴールドカラーも相まって上品さと風格がより一層際立つ仕上がり。ケースカバー、ミッドケース、裏蓋、バンドまですべてステンレススチールで統一され、手に持てばズシリとくる重厚感。
無駄を削ぎ落とした端正なスクエアフェイス。コマを連結したブレスレットは、しなやかに腕にフィット。
裏蓋は密閉性に優れたスクリューバック仕様。「Shock Resistant」の刻印が耐衝撃構造を示す。
液晶画面には、角度や光の条件に左右されにくく視認性に優れたSTN-LCDを採用。時刻表示やアラームといった情報も確認しやすい。さらにBluetooth機能により、スマートフォンと連携して自動時刻修正も行える。洗練されたデザインと現代的な機能性が融合されている点に、同社が尊ぶ“進化への挑戦”の精神が色濃く見受けられる。
左:「GMW-B5000GD-9JF」、右:「DW-5600E」。フルメタルの重厚感と樹脂モデルの軽快さ。G-SHOCKの原点と進化を象徴する並びだ。
ちなみに本モデルも『KnowBrand magazine』ではお馴染み“キムタク着用”の玉璽を賜っている。彼が私物としてテレビ番組で着用したことで話題となり、機能性に加えファッション性の高さにもフォーカスされたことで、スクエア系G-SHOCKの次世代定番筆頭株となった。
(→〈カシオ〉の「DW-5600」シリーズをオンラインストアで探す)
(→〈カシオ〉の「GMW-B5000」シリーズをオンラインストアで探す)
〈カシオ〉の名作時計
“ストリート”を席巻した、
三つ目の「G-SHOCK」
立て続けにG-SHOCKからもう1点。といっても四角四面が続いたので気分は変えたい。そこで推すのがストリートカルチャーを背景に支持を広げてきた「DW-6900」シリーズ。1995年に誕生し、2025年に生誕30周年を迎えたG-SHOCK屈指のロングセラーは、スクエア型の5600系と対極をなすラウンドフォルムが印象深い定番として、今も同社ラインアップを支え続けている。
丸みを帯びたフォルムと力強いフェイスデザインが印象的。ストリートで支持を集める個性派モデル「DW-6900B」。
では、ディテールを見ていこう。先述の5600系とはまた異なる耐衝撃構造のアプローチとして、必要な要素を最も効率よく構成する真円をデザインコードに採用。斜面を円錐状に削ることで側面のボリューム感を抑制し、手首への干渉も軽減。着用時のフィット感を高める工夫もなされている。
また“三つ目”と呼ばれる液晶上部の3つの丸型インジケーターも見逃せない。秒の経過と連動して動くこの表示が実にアイコニック。ケース下部に配置されたフロントボタンやELバックライトも言わずもがな。ルーツである「DW-6600」の流れを汲むこれらのディテールは、操作性と視認性を高めると同時に、視覚的な個性を確立する一助となっている。
3つのインジケーターが並ぶ“トリプルグラフ(通称・三つ目フェイス)”が印象的。
とりわけ従来の電球やLEDから進化したELバックライトは、点灯時にロゴやグラフィックを浮かび上がらせる演出が可能に。モデルや年代によって発光パターンなどのバリエーションが存在し、シリーズの表現力を大きく向上させた。これら表現性の高さとリーズナブルなプライスにより、1990年代のストリートシーンで熱狂的支持を獲得。〈THERASHER MAGAZINE スラッシャーマガジン〉や〈STÜSSY ステューシー〉をはじめとした横ノリ系のブランドやアーティストとのコラボも多数展開され、フォロワー拡大。シリーズの存在感をより強固なものとした。
G-SHOCKを語る上では、欠かすことのできない定番中の定番。左:「DW-6900B」右:「DW-5600E」。
上記画像左側の「DW-6900B」は、こうした伝統を踏まえた王位の正統継承者。三つ目やフロントボタン、ELバックライトといった象徴的ディテールを抜かりなく採用。耐衝撃構造やストップウォッチ、アラームなど、日常使いに十分な機能も備える。G-SHOCKを象徴するもう一つの柱として、シリーズの魅力をストレートに体現した本作は、“ストリート”をキーワードとしたファッションとカルチャーの特異点となり、今もシーン内で確固たるポジションをキープしている。
(→〈カシオ〉の「DW-6900」シリーズをオンラインストアで探す)
〈カシオ〉の名作時計
“アウトドア”の相棒とくれば
「プロトレック」
スクエアとラウンドという対極にあるG-SHOCKの名作を紹介したので、また少し視点を変えて、もうひとつの主力ラインに目を向けてみるとしよう。タフネスな機能を搭載しているとはいえアーバンなシチュエーションを想定して展開するG-SHOCKに対し、自然と向き合うために進化してきた「PRO TREK プロトレック」がそう。こちらもいずれ劣らぬ名作揃いだが、本稿では機能性にファッションの解釈を掛け合わせた近年の名作「PRJ-B001」をピックアップ。
そもそもプロトレックとは、カシオが1995年にスタートさせたアウトドアウォッチシリーズの1つを指す。方位・気圧/高度・温度を計測する3つのトリプルセンサー技術を背景に、登山やトレッキングといったフィールドでの使用に耐えうる設計と、そこから生まれる高い信頼性を特長とする。
黒をベースにソリッドな印象に仕上げた、ホワイトマウンテニアリングとのコラボモデル「PRJ-B001WM-1JR」。
この「PRJ-B001WM-1JR」は、そんなアウトドアギアとしての機能性をベースに、ファッションの視点から再解釈された〈White Mountaineering ホワイトマウンテニアリング〉とのコラボレーションモデル。デザイン・実用性・技術を融合させたプロダクトで知られる同ブランドを象徴するトライアングル柄やブランドロゴといったアイコンを、ブラック基調のボディにさりげなく配置。タウンユースにも自然と溶け込むようミニマルに仕上げられている。
ベースモデルがシリーズ最軽量を誇るだけあって、着用感はといえば軽くコンパクト。ベゼルを45度回転させることで誤作動防止とデザインの切り替えを楽しむ「ロータリーガードベゼル」が、着用者に新鮮な驚きを与える。当然、タフソーラーやBluetoothでのスマホ連携による時刻修正機能、さらに気圧傾向表示や高度メモリー(登山記録)、ワールドタイム(世界時計)といった多彩な機能もお忘れなく。
オリジナルのトライアングル柄を全面に配したダイアルは、ベゼルを45度回転させることで誤作動防止とデザインの切り替えを楽しむ「ロータリーガードベゼル」が見もの。
裏蓋にはしっかりと両者のコラボの証であるブランド名が刻まれている。
バンドにはバイオマス素材を使用した難燃性クロスバンドを採用。表面に難燃加工を施し、調理やキャンプファイアなどの火の粉を受けても心配ご無用。スペシャルパッケージにもリサイクル素材を使用する環境面への配慮も時代に即している。
コラボレーションを象徴するスペシャルパッケージ。リサイクル素材を使用し、環境にも配慮している。
かくして自然の変化を読み解きつつ、タウンユースでも使い勝手の良いアウトドアウォッチへと昇華されたPRJ-B001。本コラボモデルを手がけたデザイナー・相澤陽介がブランドから下山したことで、今後リユースマーケットにおいても希少性が高まる可能性は高く、この機会に手に入れておいて損はない。
(→〈カシオ〉の「PRJ-B001」シリーズをオンラインストアで探す)
(→〈カシオ〉×〈ホワイトマウンテニアリング〉の「プロトレック」をオンラインストアで探す)
〈カシオ〉の名作時計
“究極の実用性”を求めるなら
コレ一択の「チープカシオ」
魅力的な腕時計とは何か? その答えを機能性や希少性・プライスの高さにのみ求めるのはナンセンスだ。事実、前項の高機能モデルとは対照的に日常に寄り添うシンプルな一本もまた、腕時計の本質を体現するものとして人々に愛されている。それが「A158W」。いわゆる“チープカシオ”、略してチプカシとも呼ばれる一群を代表するロングセラーモデルだ。
シンプルで飽きのこないデザインが魅力の定番チプカシ。レトロな佇まいと親しみやすさを持ち合わせた「A158W」。
“チープカシオ”とは、カシオが展開する低価格帯デジタルウォッチに付けられた通称。どのモデルも数千円で手に入る手頃なプライスながら、高い精度と実用性を備える点が人気の理由。1989年の登場以降、時代の荒波に揉まれつつも大きく姿を変えず、多様なラインナップの中で生き残り続けている本作。ストレスのない着け心地と、シンプルながらメタルバンドを備えた質感の高さがポイント。
厚さわずか8.2mmの薄型設計で、ストレスのない軽やかな着け心地を実現。
それでいて、視認性に優れた液晶表示、日常生活用防水やストップウォッチ、アラームなど“あると嬉しい”機能はしっかり搭載。グリーンLEDのサイドライトや約7年の長寿命電池も備え、気を遣わず使える“道具としての完成度”を高めている。この、どこか懐かしさを感じさせる無機質で素朴な佇まいが、何つけても装飾過多になりがちな、イマの感覚ではやけに新鮮に映る。“野暮ったさ”と“格好よさ”の境界を軽やかに越える、その絶妙なバランス感こそが最大の魅力なのだ。
幅広いファッションに調和するステンレスのメタルバンド。フリーアジャスト式中留で、長さ調整も簡単に行える。
さらに近年では、シンガーソングライターのあいみょんが同系統のモデルを着用するなど、ファッションの文脈においても“あえて選ぶ一本”として再評価されている。物価高の昨今だけに現行モデルも欠品が相次ぎ、時にプレミア価格で取り引きされたりも。既に廃番になっているモデルもあるので、リセールマーケットでのディグもご一考あれ。
〈カシオ〉の名作時計
“ギミック感”が堪らない
「データバンク」
世の中のすべてが大きく変化した1980年代。チクタクと時を刻んでいた長短の針が、デジタル表記で時を刻むよう変わっていく中で、さらに独自の進化を遂げた唯一無二の存在。それが近未来的で斬新なデザインと機能でシーンに強烈なインパクトを放っていた特異種「DATA BANK データバンク」に他ならない。
レトロとフューチャーが同居する独特の存在感。名作「DATA BANK データバンク」の「DBC-611G」。
最大の特徴は、メモリー機能を搭載している点にある。計算機や電話番号メモリーを腕時計に集約したその発想は現代のスマートウォッチにも通じ、ウェアラブルデバイスの原点ともいえる存在。液晶下に配置されたキーパッドとメタリックな質感が織りなす圧倒的なガジェット感に、「美しいボディよ かぎりない喜びよ」とシゲルでなくとも口ずさみたくなるほど。本稿にて紹介する「DBC-611G」は、そんなデータバンクの系譜に連なる1本だ。
薄型ステンレスのメタルバンドを採用し、本体も手首に沿う傾斜構造。軽やかな見た目と装着時のフィット感が心地良い。
80年代ムード漂うガジェット感を色濃く残しながらも、ゴールドのカラーリングによって華やかな印象へと昇華。8桁計算が可能な計算機機能に加え、最大25件の電話番号を記録できるテレメモ機能を搭載。曜日表示は13ヶ国語対応、LEDバックライトも備えるなど、実用性の面でも抜かりない仕様となっている。
左:「DBC-611G」、右:「A158W」。モデルは違えども、どことなく似た雰囲気を持つ両者。
令和の今、トイウォッチ感覚のファッションアイテムとしても再評価を受けているデータバンク。ヤングジェネレーションたちは、その多機能性を実用として使うのではなく、スタイリングの“ハズし”として取り入れるのがスタンダード。約46.5× 33.1×8.7mmに凝縮された、当時の最先端技術とレトロフューチャーな魅力を現代の装いに取り入れることで、その存在感はより際立つというわけだ。
(→〈カシオ〉の「DBC-611G」をオンラインストアで探す)

「それまでにない斬新な働きを持った製品を提供することで、多くの人の生活を助け、社会を進歩させる」。
これがカシオの掲げる経営理念“創造貢献”。
本稿で取り挙げた各モデルもまた然り。
落としても壊れない圧倒的タフネス、様々なシーンで着用できる優れた機能性、日々に寄り添う高い汎用性、時代を先取る斬新さ。すべてに対し“普遍性のある必要”を追究し、“挑戦する意志”を貫くという行動指針のもと生み出されたこれら個性溢れるプロダクトは、古来より北の空の道標とも称される錨星のように社会進歩の導き手となり、時代やスタイルを超えてモノ好きを魅了し続けるーー。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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