OMEGA

オメガ
HISTORY

アポロ計画を支えた腕時計。
1848 | La Chaux-de-Fonds,SWITZERLAND | Louis Brandt

アポロ計画において月面着陸を何度も果たし、現在も唯一のNASAの公式装備品として世界中にその名が知られている〈OMAGA オメガ〉。その歴史は、創業者ルイ・ブランがスイスのラ・ショー・ド・フォンに構えた工房において始まった。

いまも時計産業の中心地であるその地で、創業当初は懐中時計を製造していたという。1877年にはルイ・ブラン父子会社とその名を変え、1882年には現在も本社が置かれているビエンヌに工場を移転。

1885年にレバー脱進機式ムーブメント「ラブラドール」を開発、その量産に成功すると、その精度の高さで一躍有名メーカーに。さらにヨーロッパ全土、そしてアメリカをも視野に入れた経営が功を奏し、1889年にはスイス最大手の時計メーカーとして、年間10万本もの時計を製造する規模へと成長した。

1894年には究極を意味する文字、Ω=オメガの名を冠した機械式ムーブメントの製造をスタート。19の工程により分業制で組み立てられたこの高精度のムーブメントの製造方式は、時計業界のスタンダードとなるとともに、このムーブメント名、すなわち「オメガ」は1903年に正式な社名となることとなった。

1932年にはオメガがロサンゼルスオリンピックの公式時計に選ばれるとともに、ダイバーズウォッチ「マーリン」を発表。さらに1948年には後継として「シーマスター」が生まれた。海底油田探査・ヤヌス計画の8日間に及ぶ250mの深海での活動時も、モノコック構造のケースを備えた「シーマスター600」は狂うことなく動き続けたことでも知られている。

さらに1957年「スピードマスター」を発表。世界で初めて外周ベゼルにタキメーターを配したこのモデルは、以降のクロノグラフのデザインのお手本となった。そして1969年にはNASAの無重力や真空状態、激しい温度変化、そして40Gの衝撃という厳しい試験に、この「スピードマスター」だけが唯一合格。アポロ11号の飛行士であったバズ・オルドリンとともに月面に降り立ち、さらに計器異常に見舞われたアポロ13号の帰還にも大きく貢献。世界中にその名が知れ渡ることとなる。

オメガの飽くなき探究心を象徴するエピソードといえば、ジョージ・ダニエルズ博士が1978年に発明したコーアクシャル機構の実用化に関するものも知っておきたい。

当時から画期的とは思われていたものの、実用化には困難を伴うとの理由で各社が採用を見送っていたこのアイデアは、発明から20年以上経った1999年、オメガが「デ・ビル コーアクシャル」において初めて商品化に成功。10年間オーバーホールを行わなくとも精度を保つといわれるコーアクシャル機構は、メンテナンスの頻度を飛躍的に少なくすると同時に、エネルギー効率をも向上。もはや進歩の余地がないと思われていた機械式時計の歴史を推し進めた大きな一歩となった。

2020年の東京オリンピックでも引き続きオフィシャルタイムキーパーに選ばれたオメガ。2020本限定の「スピードマスター プロフェッショナル 東京 2020 オリンピック リミテッド」も当然のように人気となり、すでにプレミア化しているとの話も。今後もタイムレスな魅力を放ち続けるブランドであることは間違いないだろう。

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