「子どもをキャンプに連れて行きたい」と考えるママ・パパの中には、キャンプデビューさせるなら何歳が適しているのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子どものキャンプデビューにおすすめの年齢や年齢別のキャンプのポイント、キャンプの持ち物などを解説します。
セカンドストリートで実施した、家族キャンプ経験者へのアンケート調査結果も紹介するので、あわせて参考にしてください。
子どものキャンプデビューは3歳からがおすすめ!

キャンプに年齢制限はありません。そのため、「何歳からキャンプデビューできる?」と聞かれれば、「0歳からでも可能」という回答になります。
ただし、ママ・パパのキャンプ経験が少ない場合などは、幼い子どもを連れていくと、慣れない作業やトラブルへの対応が大きな負担となる可能性があるでしょう。また、幼い子どもは体温調節機能が発達していないことから、長時間屋外で過ごさせるのはリスクをともないます。
これらの点を考えると、無理をして幼い子どもをキャンプに連れて行くのは望ましくないと言えるでしょう。
子どもの性格や体力にもよりますが、一般的には3歳頃からのキャンプデビューがおすすめです。3歳になれば、大人の言うことが理解できるようになるため、簡単なお手伝いをしてもらうなどして一緒にキャンプを楽しみやすくなるでしょう。
家族キャンプ経験者に聞いたアンケート調査結果
セカンドストリートでは、家族キャンプ経験者を対象にアンケート調査を実施しました。具体的な調査項目は、次の5つです。
Q1:初めて家族キャンプをしたのは子どもが何歳のときですか?
Q2:家族キャンプのどこに満足しましたか?
Q3:家族キャンプを通して子どもに変化はありましたか?
Q4:家族キャンプで困ったことはありましたか?
Q5:家族キャンプで便利だったアイテムはありますか?
それぞれの調査結果を見てみましょう。

初めて家族キャンプをしたときの子どもの年齢で最も多いのは、「6歳以上」でした。僅差で多かったのが「3歳」で、先述したキャンプデビューにおすすめの年齢と合っています。

家族キャンプでは、「自然との触れ合いを経験させることができた」という回答が多く見られました。また、自宅ではできない経験などを通して、「家族の絆を深めることができた」「子どもが楽しんでいた」と感じた方も多いようです。

家族キャンプを通して、子どもに「よい変化があった」と感じている方は8割にも上ります。このことから、子どもをキャンプに連れて行くメリットは大きいと考えられるでしょう。

家族キャンプで困ったこととして、「テントの設営/火起こしに時間が掛かった」と感じた方が多いようです。また、「子どもの着替えが足りなかった」「子どもの寝付きが悪かった」など、家族キャンプならではの意見も見られました。

家族キャンプで便利だったアイテムは、「虫よけグッズ」が最も多く、次いで「クーラーボックス」や「ヘッドライト」が多い結果になりました。その他、「応急セット」や「コット・マット」なども、家族キャンプの必需品と言えるでしょう。
これらのアンケート調査結果を踏まえつつ、子どもをキャンプに連れて行くメリットや、家族キャンプの持ち物などについて、以下で詳しく解説します。
子どもをキャンプに連れて行くメリット

子どもをキャンプに連れて行くと、子どもにも大人にもメリットがあります。
「生きる力」を育める
キャンプには、子どもに大きな教育的効果があるとされています。非日常的な場面で、何かを達成しようと自ら行動したり、家族と話し合いながら協力して物事を進めたりすることで、次のような資質・能力が養われるでしょう。
- 達成意欲
- 忍耐力
- コミュニケーション能力
- 協調性
- 道徳観
また、キャンプ場に近い山・川・海などの自然に直接触れることで、環境意識や自然観も磨かれます。
キャンプで得た経験は、テストなどでは数値化できない「生きる力」となるでしょう。
感動体験が得られる
キャンプによって、子どもは大きく分けて2種類の感動体験を得られます。
ひとつは、星空・海・咲いている花など、美しい自然に関する感動体験です。もうひとつは、「家族と協力してテントを張れた」「手伝った料理を褒めてもらえた」など、自分の経験に関する感動体験が挙げられます。
普段の生活で得られない感動体験は、子どもの大切な思い出になるでしょう。
家族の仲が深まる
ママ・パパが仕事や家事などで忙しいと、普段は家族でまとまった時間を取りにくいかもしれません。
子どもを連れてキャンプに行けば、家族だけの時間を思う存分楽しめます。全員で遊んだり、料理をしたりしながら、経験や思い出を共有できるでしょう。
また、子どもが2人以上いる場合、自然の中で遊ぶことで兄弟間の信頼関係が深まるきっかけにもなります。
【子どもの年齢別】キャンプの注意点と楽しみ方

キャンプに連れて行く子どもの年齢別に、キャンプの注意点や楽しみ方などを紹介します。ただし、同じ年齢でも子どもの性格や体力には個人差があるため、あくまで目安として参考にしてください。
子どもが0~1歳の場合
0~1歳頃の子どもをキャンプに連れて行く場合、予防接種や定期検診をきちんと受けておく必要があります。また、0~1歳頃の子どもは自分で「暑い・寒い」を伝えられないため、常に体温調節ができるように備えておかなければなりません。
キャンプ場では、抱っこやおんぶ、授乳など、ママ・パパのどちらかは子どもに掛かりきりになることを想定しておきましょう。炊事やキャンプサイトの設営などをママ・パパのどちらかが単独で行えるなら、キャンプ自体は可能です。手伝ってくれる人が必要な場合は、キャンプ経験が豊富な友人や親戚と一緒に行くことも検討してみてください。
0~1歳児連れのキャンプでは、おむつ替えや体温調節、夜泣きのことなどを考え、設備が整ったコテージやバンガロー、グランピングを利用するのがおすすめです。
子どもが2~3歳の場合
子どもが2歳になると、イヤイヤ期に突入している可能性があります。大人の言うことを聞かなかったり泣き叫んだりすると、周囲のキャンパーに迷惑になるかもしれません。さらに、「迷惑になってしまう」という心配が、ママ・パパのストレスになるケースもあるでしょう。
その場合は、海や川の側にあるキャンプ場など、子どもの泣き声や騒ぎ声が気になりにくい場所を選ぶのがポイントです。
また、赤ちゃんと異なり、2~3歳児は危険を判別せず動き回るため、目を離さないようにしなければなりません。そのうえで、余裕を持ったスケジュールを組み、子どもの好奇心の赴くままにやらせてみましょう。興味を持ったら簡単なお手伝いをしてもらうと、子どもにとってよい経験になります。
子どもが4~5歳の場合
できることが増える4~5歳頃の子どもは、積極的にお手伝いをしたがるため、火や刃物などでケガをしないよう注意しましょう。また、動き回るとケガのリスクが高まるため、万が一の際にスムーズに応急処置ができるようにすることが大切です。
4~5歳児とのキャンプでは、危険な場所・ものをしっかりと教えたうえで、虫取り・魚釣り・ボール遊びなど、子どもの興味に合わせた遊びを一緒に楽しみましょう。
炊事やキャンプサイトの設営では、あらかじめ子どもに役割分担しておくと、「役に立っている」という子どもの自信につながります。
子どもとキャンプに行く際の持ち物リスト

家族キャンプに行く際の主な持ち物を、「一般的なキャンプの持ち物」と「子ども用の持ち物」に分けて紹介します。忘れ物をしないよう、余裕を持って準備しましょう。
一般的なキャンプの持ち物
一般的な持ち物は、次の通りです。
- テント
- タープ
- ペグ、ハンマー
- 寝袋(シュラフ)、コット、マット、シート、毛布
- ランタン、懐中電灯、ヘッドライト
- 着替え、タオル
- テーブル、イス
- 焚き火台、グリル、調理器具
- バーナー、カセットボンベ
- 食材、飲み物、調味料
- クーラーボックス
- 食器、カトラリー、ラップ、アルミホイル
- ゴミ袋、ビニル袋
- ウェットティッシュ
- 応急セット
- 日焼け止め
- 虫除けスプレー
- 雨具
タープは日中の日差しや雨を除けるもの、ペグ・ハンマーはテントやタープの設置に必要なものです。子ども連れのキャンプで使うテントは、設営が簡単なものにしましょう。
また、調理に必要な焚き火台、グリル、調理器具などは、キャンプ場でレンタルするのもおすすめです。
子ども用の持ち物
子ども用の持ち物は、次の通りです。
- おむつ、おしり拭き
- おむつ用ゴミ袋
- 着替え
- 上着、カッパ
- 帽子、靴
- ミルク、離乳食
- 哺乳瓶、子ども用の食器
- おもちゃ
子どもの年齢に応じて、持っていく数量を調整しましょう。
なお、子どもの服装のポイントについては、次を参考にしてください。
子どもの服装で気を付けるべきことは?
キャンプでの子どもの服装は、汚れてもよいものを選びましょう。先述したアンケート調査結果で、「子どもの着替えが足りず困った」という意見が多数見られたことから、着替えは多めに持っていくことをおすすめします。
また、キャンプ場は夏でも寒暖差があるため、子ども用の長袖の服を準備してください。長袖の服は、防寒だけでなく、日焼けや虫刺され予防にもなります。
まとめ
子どものキャンプデビューは3歳頃からがおすすめですが、ママ・パパの負担や子どもの性格・体力などを踏まえ、最適なタイミングを見極めましょう。そのうえで、子どもの年齢に応じて、キャンプの楽しみ方を工夫してみてください。
また、家族キャンプにはさまざまな持ち物が必要です。新品を買い揃えようとすると、家計の負担となるかもしれません。
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家族キャンプをしようと決めたら、ぜひセカンドストリートでの購入を検討してみてください。







