〈ルイ‧ヴィトン〉の象徴「モノグラム」。 女性を魅了する定番人気モデル 「スピーディ」「アルマ」「ネヴァーフル」「オンザゴー」etc.
ただし、勘違いしてはいけない。高価だから最上位なのではない。深く長きにわたる歴史とその中で培われてきた技術と品質、これに裏付けされた確固たる権威性。さらにブランドの根底に流れる哲学といった“内面的な価値”があってはじめて、ホンモノの風格は生まれる。
その代表格が〈LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン〉である。洗練されたデザインと圧倒的な存在感で世界中のファッショニスタを魅了し、アイコニックなモノグラムや名作バッグの数々は、シーンを選ばずスタイルを格上げする一生モノの定番。その上で現代感覚をも兼ね備え、時代を超えて愛される逸品を数多く輩出している。今回のKnowBrand Magazineでは、そんなルイ・ヴィトンの魅力を名作アイテムとともに前・後編に渡って深掘る。まずは“女性を魅了する定番人気モデル”から。
年の瀬12月。クリスマスにカウントダウン、果てはニューイヤーとホリデーシーズン真っ盛りのギフト市場。別に煽っているわけではないが、“まだ間に合う”とだけは申し添えておく…。
そもそも〈ルイ・ヴィトン〉とは?
そのルーツを遡れば今より188年前。フランスの片田舎で生まれた16歳の少年が、荷造り職人の工房に弟子入りするところから物語は始まる。彼はそこで旅客用トランクの技術を学び、17年後にパリのカプシーヌ通りに自身の名を冠した世界初の旅行カバン専門店を設立する…、その名も〈LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン〉。
1858年には、積み重ね可能な軽量・防水の平型トランクを発表し、近代的な旅行スタイルを確立。1888年には息子のジョルジュ・ヴィトンが、模倣品対策として市松模様が特徴的な生地「ダミエ‧キャンバス」を発表。ブランド保護とデザインの差別化を図る。これをさらに推し進めて1896年に誕生した「モノグラム・キャンバス」は、ブランドのアイデンティティを象徴するデザインとして支持を集めることとなる。

溢れるクリエイティビティは止まることを知らず、次々と名作を発表。1930年には、旅行や日常で使いやすい意匠で人気を博すボストンバッグ「キーポル」、2年後の1932年にはシャンパンボトルの運搬用バッグ「ノエ」を発表。創造性と用途の多様性を示す。その人気は海を渡り、極東の地・日本にも伝播。1978年、海外展開の足がかりとして日本初の店舗を東京と大阪にオープン。その勢いは増しに増すばかりで、1987年にモエ・ヘネシー社と合併し、LVMHを設立。世界最大のラグジュアリーグループとしてブランド力を飛躍的に拡大。もう止まらない。
1997年には、時代の寵児マーク・ジェイコブスがアーティスティック・ディレクターに就任。アパレル分野にも進出し、バッグ中心だったブランドをプレタポルテへと拡張。2013年に、ニコラ・ジェスキエールがウィメンズのアーティスティック・ディレクターに就任すると、ウィメンズの現代的デザインを推進。2018年には、メンズのアーティスティック・ディレクターにヴァージル・アブローが就任し、ストリートとラグジュアリーの融合を前面に打ち出し、若年層や新規顧客の開拓を加速。さらに2023年、NIGOのマブダチことファレル・ウィリアムスがメンズのクリエイティブ‧ディレクターに就任し、音楽やカルチャーとの連携でブランドのグローバルな魅力をさらに強化。以降、今日までの躍進はご存じの通り。
ここで前述のモノグラムについてもう少々言及しておこう。
模倣品対策から生まれたダミエ・キャンバス…だったが、これにも模倣品が出回ったため、その対抗策として考案されたのがモノグラム。同時に“ブランドの象徴を確立する”という役割も担っていた。ブランドのイニシャルやマークを製品の外側(エクステリア)にデザインとして使用する手法は、当時としては非常に革命的かつ画期的な試みであったという。

そんなモノグラムデザインの構成要素は、創業者のイニシャル「L」と「V」を重ね合わせたロゴ、星型のモチーフ、「カトルフォイル」と呼ばれる4枚の花弁を持つ花型モチーフが表裏2パターンといった4種類。これらのモチーフは、当時パリで流行していたジャポニズムから影響を受け、日本の家紋から着想を得たもの。ブランドの象徴するまさに究極のアイコンなのだ。
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
かの有名女優も愛した、ブランドのアイコン「Speedy スピーディ」
さて、ここまでで準備運動は終了。あとは一気呵成に名作をお見せしていくばかり。数ある名作の中から最初の一歩を刻むのは、1930年に誕生したアイコンバッグ「Speedy スピーディ」。

ブランドを象徴するアイコンバッグ「Speedy スピーディ」。
そのルーツは1924年に発表された「Keepall キーポル」。フランス語で“すべてを収納する”という意味の「Tient-tout ティアン‧トゥ」とも呼ばれたこの旅行用ボストンバッグを、1930年代に小型化して誕生した。発売当初の名称は、当時の高速化する交通機関にちなんで「Express エクスプレス」だったが、その後、よりスピード感を連想させる現名称に改名されたとか。南京錠を用いるセキリティと、時代を感じさせるエピソードがその歴史の長さを物語る。

ジップと本体のフラップを重ね、南京錠で留めることで防犯性も向上。
今回用意したのは「Speedy 25 スピーディ 25」だ。1960年代にオードリー・ヘプバーンが、当時最小サイズだった「Speedy 30 スピーディ 30」よりもさらに小さいサイズを、日常使い用にリクエスト。かの名女優の特注オーダーをきっかけに誕生したスピーディー 25は、その出自も相まって世界的人気を博し、ブランドのアイコンとして定着したのである。

コンパクトな外見に反し、抜群の収納力を誇る。
そして現在。サイズ違いの定番「Speedy 35 スピーディ 35」「Speedy 40 スピーディ 40」に加え、さらにコンパクトな「Speedy 20 スピーディ 20」や「Nano Speedy ナノ スピーディ」といった多彩なサイズが展開されている。コンパクトな外貌からは想像つかないくらい収納力にも優れ、“デイリーユースできるヴィトン”として愛用者も多い。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「スピーディ」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
ファッション界の大物がきっかけで生まれた「Alma アルマ」
続いて紹介するのは、先ほどのスピーディと肩を並べる、ルイ・ヴィトンもう一つのアイコンバッグ「Alma アルマ」。生まれは1992年と比較的近代だが、ルーツを語るためには1925年まで要プレイバック。

もう一つのアイコンバッグ「Alma アルマ」。
現在では「Steamer スティーマー」の名で展開されているバッグを〈CHANEL シャネル〉創業者の「ココ・シャネル(本名:ガブリエル・ボヌール・シャネル)」が、日常使い用にカスタムオーダーしたことで誕生。セレブはやたらと特注したがるものだが、その後の1934年に当人のお墨付きを得て「Squireスクワイア」という名称で発売し、人気を獲得したのだから慧眼。さすが「私は流行を作ってるんじゃないの。私が流行なの」と語るだけある。
1955年にはさらにデザインに手が加えられ、名称も「Champs Elysées シャンゼリゼ」へと変更された、さらにさらに1992年のリニューアルでモノグラム・キャンバスを纏い、現在見慣れたデザインへと刷新。名称も「アルマ」と改められた。ちなみにアルマとは、パリのセーヌ川に架かる「アルマ橋(Place de l’Alma)」に由来する。

アール・デコ調のアーチ橋から着想を得て生まれた、エレガントな半月フォルム。
そう言われてみれば、アール‧デコ調の同橋のアーチリブ部分の丸みと半月型のエレガントなフォルムには通ずるものがある。開口部はダブルファスナー仕様で、バッグのサイド深くまで開くため荷物の出し入れもしやすい。この特長もまたパリっ子たちの生活を支える橋にさも似たり。

ガバッとサイドまで大きく開く、実用的なダブルファスナー。
強度を保つヌメ革の底面と、非常に広いマチ。安定感バッチリ使い勝手よし。
底面には、ハンドル部分と同じくヌメ革が採用されており、強度を保ちながらも広めのマチで見た目以上の収納力を確保。写真のモデルは廃盤の旧型。ディテールにわずかな差異こそあるものの、現在もほぼ同サイズの「Alma PM アルマ PM」として入手可能。時代を超えてなお優雅なフォルムと実用性を兼ね備え、今なお多くの女性たちを魅了し続ける。これもまた永遠のアイコンと呼ぶに相応しき逸品だ。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「アルマ」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
溢れることなき収納力。魅惑のトート「Neverfull ネヴァーフル」
ハンドバッグの名作パレードの後は、使い勝手の良さに定評のある「Neverfull ネヴァー フル」の出番と相なる。2007年誕生のニューフェイスながら、今では定番モデルの一角にも数えられるトートバッグだ。

洗練されたデザインと圧倒的な収納力を誇るトートバッグ「Neverfull ネヴァーフル」。
その名が“Never Full(決して満杯にならない)”に由来することからも分かるように、最大の特長はその圧倒的な収納力にある。しかも耐久性をも両立。細く華奢なハンドル部分は2枚のレザーを張り合わせて強度を高めることで、一説には100kgの重さにも耐えうるというから驚愕。

華奢に見えて丈夫なハンドル部分は、2枚のレザーを張り合わせている。

何かと役に立つ、付属のフック(Dリング)と特徴的なライニングのデザイン。
開口部中央には、盗難防止や口の広がりを防ぐフック(Dリング)が備わり、ライニングには、ルイ・ヴィトンの伝統的なトランクの内装から着想を得たベージュのストライプ柄がさりげなくも存在感を発揮。さらに特筆すべきは、両サイドに付属されているヌメ革のストラップだ。これを引き絞ることで、収納量やスタイルに合わせてシルエット調整が可能。いい女とはいくつもの顔を持つもので、その時々の気分で変化が楽しめる本作は、まさしく打ってつけ。


サイドストラップでシルエットを調整。気分で変化も楽しめる。
写真のモデルは、取り外し可能なポーチが付かない旧型の廃盤モデルだが、2013年以降はポーチ付き仕様へとアップデートされ、より実用的に進化した。さらにネヴァーフルが高い人気を保ち続ける理由のひとつにアーティストとの数々のコラボレーションが挙げられる。村上隆や草間彌生といった世界で活躍する日本人アーティストによる大胆なアレンジが、ネヴァーフルの新たな魅力を引き出し、多くのファンを惹きつけてやまない。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ネヴァーフル」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
新時代のアイコンバッグ「On the go オンザゴー」
トートバックといえばもう一つ、忘れてはならないルーキーが存在する。それが2019年春夏コレクションにおいて、期間限定で姿を現した「On the go オンザゴー」。その名を直訳するならば“忙しく絶えず活動している”“移動中”となる。転じてLike a Rolling Stone。まさに現代のアクティブなライフスタイルを体現するかのよう。


「ジャイアント・モノグラム」と「モノグラム・リバース」。新時代のアイコン「On the go オンザゴー」。
何よりも視線を捉えて離さないのが、伝統的なモノグラム柄を大胆にズームした「ジャイアント・モノグラム」の存在感だろう。さらに表・裏でカラーが反転する「モノグラム・リバース」を組み合わせ、両サイドには従来サイズのモノグラムを配置と、1つのバッグで複数の表情が楽しめる贅沢な仕様により人気を博した。

片面ずつ異なるデザイン、サイドには伝統的なモノグラム・キャンバス採用と4つの表情を持つ。

付属のショルダーストラップを利用すれば、ショルダーバッグとしても使える万能2WAY仕様。
手持ちしやすいショートハンドルと、肩掛けが可能なロングストラップの両方から選べる2WAY仕様。スタイルやシーンに合わせて自在にスイッチ出来るなど、機能面の訴求も抜かりナシ。ここでこれまでに倣いデザインルーツを探ったところ浮上したのが、1968年誕生の「Sac Plat サック・プラ」。下記写真における向かって左側のモデルがそれだ。

写真左:原型「サック・プラ」と写真右:現代的解釈の「オンザゴー」。
このルイ・ヴィトンらしい端正な縦型スクエアフォルムを継承しながら、より現代のライフスタイルにマッチした新アイコンとして生まれ変わった。かようにしてアクティブに動く現代人に寄り添う小型&強インパクトのトートバッグは、ルイ・ヴィトンの新たな定番として、華麗なる一族の仲間入りを果たしたのであった。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「オンザゴー」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
伝統的意匠をミニチュア化!「Petit Sac Plat プティット サック・プラ」
古今東西、歴史に名を残すような逸材は直系・傍流様々な系譜を生み出し栄えるもの。前項で登場したサック・プラもまさにそうだ。ここでぜひ紹介したいのが、名作サック・プラを現代向けにコンパクトに再解釈し、2020年に登場した「Petit Sac Plat プティット サック・プラ」。

伝統のフォルムを忠実にミニチュア化した「Petit Sac Plat プティット サック・プラ」。
オンザゴーはその特長を拡大解釈することで、インパクト抜群に仕上げていたが、こちらは縦型スクエアフォルムをそのままミニチュア化。当然、モノグラム柄とヌメ革のハンドルも踏襲。内装は必要最小限の荷物が整理しやすい構造となり、取り外し可能なショルダーストラップによりショルダーと手持ちの2WAYを叶える。

バッグ内部が整理しやすく、必要最低限の荷物が収まるスクエアな内装。

ショルダーストラップによる斜め掛けと手持ち、どちらにも対応してくれる2WAY仕様。
モデル名の頭に付く「Petit プティット」が、フランス語で“小さい”を意味するように、ベースモデルのサック・プラと比べても一目でわかるミニマル感。これが手ぶら感覚で身軽かつ自由なスタイルを楽しむためのグッドパートナーたりえる所以。

写真左がミニマルな「プティット サック・プラ」。写真右がその原型となった「サック・プラ」。こうして並べるとサイズの違いも一目瞭然だ。
伝統的を忠実に受け継ぎながらもミニチュア化することで、遊び心とクラフトマンシップを感じさせる一品。老舗でありながらも軽やかで自由なアプローチもまた、時代とともに進化するヴィトンならではといえよう。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「プティット サック・プラ」をオンラインストアで探す)
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「サック・プラ」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
ラグジュアリー・リュックの火付け役「Montsouris モンスリ」
バッグ業界において頻出する“手ぶら感覚で使える”というキラー・ワード。ショルダーバッグでよく聞くが、背負うことで両手が空くリュックも負けてはいない…なんて流れからお察しのように、ルイ・ヴィトンにも象徴的なリュックが存在する。その名は「Montsouris モンスリ」。

ラグジュアリー・リュックの先駆にして、クラシック香る旧型「Montsouris モンスリ」。
1994年に、モノグラム柄を纏ってデビューを飾った同モデルは、ラグジュアリーブランドがリュックを発表するのがまだ珍しかった時代に先駆的モデルとして注目を集め、一大ブームを巻き起こすも2000年代に惜しまれつつも廃番。だがその人気は衰えず、後にデザインをアップデートした新型が再登場。現在ラインアップにあるのがそれ。
しかし今回ピックアップしたのは、あえて当時のムーブメントを牽引したデザインそのままの旧型デザイン。特徴的な巾着型のメイン収納は、ドローコードで開口部を簡単に調整可能。バックル式でフラップも備えたクラシカルなデザインは、令和の今懐かしくもフレッシュこの上ない。

開口部をドローコードで素早く調整できる、巾着型メイン収納が印象深い。

モノグラムとヌメ革のコントラストが上品な背面デザイン。“大人のリュック”とはこれのこと。
モノグラム柄とヌメ革のコンビネーションが上品な印象を演出。底面はヌメ革で補強され、長さ調節に応えるショルダーストラップもありがたい。名は体を表すが、逆もまた然り。モンスリという名称は、パリ南部にある緑豊かなモンスリ公園から取られている。ラグジュアリーブランドでありながら、カジュアルでリラックスした雰囲気と機能美を兼ね備えた姿から連想して付けたのであろう。ルイ・ヴィトン“ならではの”リュックをお探しならば、ぜひ選択肢の一つに。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「モンスリ」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
進化し続ける永遠の定番財布「Portefeuille Sarah ポルトフォイユ‧サラ」
これまで名作との誉れ高いバッグたちを紹介してきたが、いかにバッグにこだわろうと、その中から取り出される“財布”が釣り合わなければセ・パ・ボン(仏語で“ノーグッド”の意)。せっかくならば財布もルイ・ヴィトンと洒落こみたい。当然数多くの名作が存在する中から、まずピックアップするのが、長年愛され続ける定番「Portefeuille Sarah ポルトフォイユ・サラ」。

エンヴェロップ型フラップが象徴的な「Portefeuille Sarah ポルトフォイユ‧サラ」。
フランス語で“封筒”を意味するエンヴェロップ型のフラップがなんともエレガント。当初はカードスロットが2枚分だったが、その後、時代のニーズに合わせてモデルチェンジを繰り返すたびに増設。デジタルでのキャッシュレス決済が一般化してきた2014年のリニューアル時には、長方型のフラップが山型に変化し、併せてカードスロットも16枚分に拡充。インナーカラーの選択肢も増え、フクシアの花の色にちなんだ赤紫色「フィーシャ(fuchsia)」(下記写真)も登場。フラップを開けばガラリと変わる印象、思わず気分高揚。

豊富なカードスロットと機能的な収納スペース。上品なフィーシャカラーもポイントだ。
「Portefeuille ポルトフォイユ 」とはフランス語で“文字通り”札入れを意味する。紙幣やカード類の収納に優れた機能的でエレガントなこの長財布は、女性たちの手元に彩りを添え、毎日のスタイルを上品に引き立てる一助として重宝されている。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ポルトフォイユ・サラ」をオンラインストアで探す)
女性を魅了する「モノグラム」の定番人気モデル。
カードも現金もセーフティ「Zippy Wallet ジッピー‧ウォレット」
前項からの流れに乗って、本稿のラストは財布が飾る。取り挙げるモデルは、ポルトフォイユ・サラと人気を二分する「Zippy Wallet ジッピー‧ウォレット」。登場以来、その圧倒的な収納力と機能性の高さから、性別を問わず絶大な人気を誇っている。

高い収納力と安全性を両立する「Zippy Wallet ジッピー‧ウォレット」。
中身が落ちる心配のないラウンドジップ仕様の心強さよ。大切な現金やカードを安全に持ち運べる安心感は、日常使いの財布として最大のストロングポイント。2016年には、現金よりもキャッシュレス決済や複数枚のカードを持ち歩きたいというニーズの高まりに応えてモデルチェンジ。これまではカードスロットが8枚分だったが、写真の現行モデルでは12枚分に増設され、紙幣や小銭も整理しやすくなっている。求めるのはエクスチェンジしがたきユーザビリティ。

アコーディオン式の多機能コンパートメント。スムーズに開閉するラウンドジップで中身も一目瞭然。
モデル名にある“Zippy”とは英語で“元気な”“素早く”などを意味するが、アイテムの特徴との関連性は藪の中。シンプルに“素早く”と“ジップ”のダブルミーニングなのでは? と予想するが真相やいかに。なにはともあれ現代的なライフスタイルにフィットする財布であることは間違いない。
(→〈ルイ・ヴィトン〉の「ジッピー・ウォレット」をオンラインストアで探す)
ラグジュアリーブランドの代表格として、誰もが認める〈LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン〉。この前編では、世界中の女性たちを魅了する名作をバッグから財布までひと揃え。シーンを選ばずスタイルを格上げする一生モノに、自ずと火が着く物欲の導火線。
最後に再びのリフレイン、いやさスヌーズ。相手は恋人か妻、それとも娘? もしくは自分自身へのご褒美か。次回は、視点を変えて“男性も魅了するヴィトンの名作群”をフィーチャー。ダメ押しでもう一度。ホリデーシーズンのギフト探しは“まだ間に合う”ーー。
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