STONE ISLAND

ストーンアイランド
HISTORY

飽くなき研究心が生み出した革新と技術、そして独自の進化。
1982 | RAVARINO,ITALY | MASSIMO OSTI

7着のジャケット。ブランド初のコレクションをたったそれだけで行ったイタリア発のブランド、それが〈STONE ISLAND ストーンアイランド〉だ。

7着といえど、それらは実に異彩を放っていた。布の両面に合成樹脂を塗ることで防水性と強度を高めた素材「ターポリン」、およそジャケットには不向きなこの強靭な素材で、7着のジャケットは製作されていたからだ。トラックの幌にも使用される程のファブリックに数時間のストーンウォッシュを施すことで、生地は柔らかく、使い込まれたかの如き独特な風合いとなる。「Tela Stella テラ ステラ」と名付けられたこの生地で仕立てられたジャケットは、かつてない存在感を放っていた。まるで海辺で長い時間の経過とともにエイジングしたかの如きその7着は、それらが醸し出す味わい深い雰囲気を表現し「ストーンアイランド」と名付けられ、そのままブランド名となったという。

ブランドアイコンともなっている「WINDROSE ウインドローズ」と呼ばれるロゴバッジもこの時生まれた。十字のコンパスは、海への愛、そして終わることのないテキスタイル研究という大海原を真っ直ぐに突き進むというブランドの姿勢を表したものだという。

ストーンアイランドは、1982年、グラフィックデザイナーであったマッシモ・オスティによって設立され、翌1983年に、イタリア・トリノの繊維メーカー大手「GFTグループ(Gruppo Finanziario Tessile)」の傘下となりフルコレクションを展開するようになる。マッシモは、究極の実用品として進化してきたミリタリーウェアの機能性に注目するとともに、テキスタイルの研究に没頭。生地の加工や染色、コーティングなどの新しい技術によってそれまでになかった素材を生み出し、プロダクト製作にいかしていった。こうした中で1989年に製作されたのが、「Ice Jacket アイスジャケット」。温度によって表面の色が変化する革新的なアイディアとそれを可能にした技術力が詰まったこのジャケッによって、ストーンアイランドに世界中の目が注がれた。

1993年にはGFTグループから独立、ストーンアイランドは新会社「SPORTSWEAR COMPANY SpA スポーツウェアカンパニー SpA」から展開されることとなった。だが1996年、会社との方向性の違いからデザイナーのマッシモ・オスティがブランドを離脱、イギリス人のポール・ハーヴェイが後任のデザイナーに就任。彼もまたテキスタイル開発に注力し、1999年にはステンレスが織り込まれた生地でできた「Silver Jacket シルバージャケット」と銅製の生地でつくられた「Bronze Jacket ブロンズジャケット」という斬新なコレクションを発表、ブランドの新たなステージの幕開けとなった。

その後も革新性と技術力で成長を続けてきたストーンアイランド。2008年、長年デザイナーを務めたポール・ハーヴェイが去った後は、会長のカルロ・リヴェッティ自らがデザインチームを率いてディレクションを手掛けている。極めて高い撥水性と防寒性でとりわけ人気のダウンジャケットなどを武器に、〈Supreme シュプリーム〉や〈NIKE ナイキ〉といったビックネームとのコラボレーションを通じて新たな刺激を吸収しながら、今この時も独自の進化を続けている。

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