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バイヤーの頂上決戦イベント
「キングオブバイヤー」を生んだ
セカストで働く仲間たちへの「リスペクト」。

お客様からお持ち込み頂いたお品物を査定し、買い取りする。〈2nd STREET セカンドストリート〉では「買取」を行うスタッフたちのことを「バイヤー」と呼んでいます。店内に陳列されている商品のほとんどがお客様からお売りいただいたものである私たちにとって、「バイヤー」は店舗を運営する上で絶対に欠かせない大切な存在です。そんなバイヤーたちの中でも、「最も優れた能力を持つ者」を決めるコンテストが、年に一度開催されます。

その名も「キングオブバイヤー」。

コンテストに参加できるのは、日本全国700店舗以上のセカストで活躍する約1万人のバイヤーの中で、厳しい基準を満たした上位10名の精鋭のみ。そしてこのコンテストの頂点に立った1名に与えられるのが「キングオブバイヤー」の栄冠です。
(→「キングオブバイヤー」に関連する記事はこちら

2020年1月に開催された実力No.1のバイヤーを決める「キングオブバイヤー」の模様。

2019年より始まったキングオブバイヤー。その第3回が2021年1月22日(金)に開催されました。過去2回は出場者・審査員・観覧者などが一同に会する大規模な社内イベントとして開催され、大きな盛り上がりを見せましたが、今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防のため、初のオンラインでの開催となりました。

2021年1月に開催された「キングオブバイヤーONLINE」の様子

「セカンドストリートでバイヤーをすることのすごさを改めて社内外に発信したい」。そう語るのは、ゲオホールディングス 人財開発部 人財企画課で社内イベントを担当している渡辺葵さん。彼女こそキングオブバイヤーを企画したその人。彼女がキングオブバイヤー企画に至たるまでの経緯とはー。
渡辺 葵(ワタナベ アオイ)
1994年1月19日生まれ。奈良県出身。短期大学を卒業後、2014年に入社。セカンドストリート西宮今津店などで勤務経験を積み、その後セカンドストリート北須磨店に店長として着任。社内の事業企画コンペで最優秀賞を獲得したことをきっかけに、ゲオホールディングスの企画系の部署に異動となり、現在は人財企画部で社内イベントや社内広報を担当する。

間接部署に異動し、見えない相手や埋もれている課題に取り組む難しさを痛感。

-渡辺さんは2014年に新卒で入社されていますが、セカンドストリートを志望した理由は何だったのでしょうか?

渡辺元々ファッションに興味があり、短大でも服飾の勉強をしていました。いろんなアパレル企業を受けましたが、セカンドストリートではお店のレイアウトから陳列する商品まですべて自分で決められるという点に惹かれて、志望しました。

-入社後、セカンドストリートの店舗に配属されるわけですが、実際に働いてみていかがでしたか?

渡辺店舗全体のレイアウトを組んだり、VP(※1)やPP(※2)を作成するのがとても楽しかったのを覚えています。いちばん苦労したのは「買取」です。店舗には毎日数十件、多い時だと数百件のお持ち込みがあり、その内容は多岐に渡ります。中には私が詳しくないジャンルのお品物もたくさんあり、実践も勉強もたくさんしましたが、とても難易度の高い業務だと感じました。
(※1)「ヴィジュアル・プレゼンテーション」の略。ウインドー面や売場の前面などで行う店舗のコンセプトやイメージを伝えるための商品ディスプレイ。
(※2)「ポイント・プレゼンテーション」の略。売場の各コーナーなどでおすすめや人気商品をアピールするディスプレイ。

-その後、「社内の事業企画コンペで最優秀賞を獲得」して企画系の部署へ異動とありますね。

渡辺そうですね。当時参加していた社内セミナーで、事業企画を立案・プレゼンするコンテストがありました。そこで最優秀賞を頂いたことをきっかけに、店舗運営から企画の部署へと異動しました。

-どんな企画を立案されたんですか?

渡辺「LGBTの方が集える新規コンセプトショップの立ち上げ」を企画しました。上長からの推薦で参加したセミナーだったのですが、「自分のキャリアにおける千載一遇のチャンスかもしれない」と感じ、絶対に1位になろうと思って考えた企画でした。結果的にこの最優秀賞受賞を経て企画部(当時)への異動が決まったので、頑張ってよかったなと思いました。

渡辺さんが作成した「LGBTの方が集える新規コンセプトショップ」の企画書。

-その後、組織変更により現在の人財開発部に異動されたんですね。現部署では、主にどういったお仕事をされているんですか?

渡辺従業員モチベーションやエンゲージメント向上を目的に、社内広報や社内イベントの企画運営を行っています。

-店舗の仕事と間接部門では、環境も業務内容もずいぶん違いますよね。

渡辺初めはとても苦労しました。まず、8時間座りっぱなしというだけでも辛かったです(笑)店舗では毎日目の前にいらっしゃるお客様に対して、どうすれば喜んでいただけるかを考えるのが仕事ですが、間接部署では目に見えない人や埋もれている課題に対して頭を働かせないといけません。自分が何をすべきか?どんな課題があるのか?を見つけることが仕事のスタートですが、これが何より辛く苦しい時間でしたね。

セカンドストリートでバイヤーをすることのすごさを改めて社内外に発信したいと思った。

- セカンドストリートのバイヤーNo.1を決めるコンテスト「キングオブバイヤー」は、渡辺さんの企画・発案とうかがいました。

渡辺はい。先ほど申し上げたとおり、買取は私にとってすごく難易度の高い業務でした。店長になってからも店舗のバイヤーのみんなに沢山サポートしてもらいました。当時お店を運営できていたのは、バイヤーのみんながいてくれたからだと強く思っています。ですが、当時は「店長」に対する評価や表彰制度はあったものの、「バイヤー」に対するものがありませんでした。これだけ店舗運営に貢献している仲間たちにもっとスポットライトが当たる機会があると良いのに、と思うようになったのはその頃からです。

-なるほど。ではバイヤーがもっと評価されるような機会をつくりたいという思いが「キングオブバイヤー」の企画に繋がったわけですね。

渡辺そうですね。リユース市場のトレンドは日々変化しますし、バイヤーは商材に関する知識以外にも法令や当社での買取基準など把握しておかなければいけない情報も沢山あります。もちろん高い接客スキルも求められます。手前味噌ですが、私は本当に「セカンドストリートのバイヤーはすごい」と思っていて、自分が尊敬している人たちのことをもっと広く知ってもらいたいという気持ちをずっと抱いていました。ですから社内イベント担当になったとき、すぐに「セカンドストリートでバイヤーをすることのすごさを社内外に発信できるイベントを企画しよう」と思ったんです。

-実際に企画書にする過程はいかがでしたか?

渡辺いかに端的に分かりやすい企画書にするかという点にとても苦労しました。特に今回は自分自身の「想い」が強かったので、客観的に開催の必要性を文章にするのが難しかったです。イベントそのもので収益を得られるわけではないので、会社にとって開催することがどのようなメリットに繋がるのか、頭の中でイメージはできていてもそれを論理的に表現することに非常に苦労しました。

渡辺さんの「想い」が詰まった「キングオブバイヤー」の企画書。

-いざ「キングオブバイヤー」の企画を進める上で、特にこだわったところはどのような点ですか?

渡辺イベントそのものの面白さです。「セカンドストリートのバイヤーはすごい」ということを伝えたいのがイベントの一番の目的でしたが、それだけのものになってしまうと観ている人にとっては面白くないと思いました。イベントが面白くないと興味関心を持ってもらえず、結局セカストのバイヤーはすごいということが伝わりません。そこで、演出やイベントの中身も工夫し、司会にもプロの方を呼んだりと、とにかく「たくさんの方に観ていただけるように」ということにこだわりました。観ていただければ、バイヤーのすごさは伝わると思ったので。

-実際に、企画をイベントとして具現化していくのは大変でしたか?

渡辺第1回は、会社として全く前例のないイベントなので、苦労した点は枚挙にいとまがないほどでした(笑)ただ、企画から実行までずっと楽しくて充実していました。第2回は、前回の反省を踏まえて修正していきました。自己評価とは裏腹に社内での評判は悪くなかったので、ゲストにプロの芸人さんをお呼びしたりと大胆な企画にも挑戦しました。第2回になると取り扱われる媒体も増え、社内でのイベントの地位も向上してきていたので、逆に第3回を企画進行しているときは「前回よりいいものにしなくては」というプレッシャーで心が折れそうになる時もありました。初めてのオンライン開催ということも重なり、もしかしたら1回目より大変だったかもしれません。

-ところで渡辺さんは、第1回から第3回すべてにおいて見事な司会進行をされていましたが、過去に経験があったんですか?

渡辺とんでもない!全然、まだまだです。(笑)司会は学校の行事で少ししたことがあるくらいで、あとは完全に独学です。司会をやると決まってから、テレビ番組をMCや進行役の方に注目して見たり、「YouTube」にある企業のPRイベントの動画などを沢山視聴して勉強しました。キングオブバイヤーの司会をしてから、入社式や表彰式などの社内イベントの司会に任命していただける機会も増えて、本当に挑戦して良かったなと思います。司会の仕事はすごく楽しいですし、今後も続けていきたい仕事のひとつです。

第2回「キングオブバイヤー」での渡辺さんの司会の様子。(左端)

第3回はリモートでの開催となり、グリーンバックで司会を務めた。実際には背景が合成された映像が社内向けにライブ中継された。

-「企画をする」ことは、昔からお好きだったんですか?

渡辺思い返すと幼稚園の頃から新しい遊びやゲームを考えるのが好きでした。そのせいで先生に怒られることも多々あり…。小学校ではお楽しみ会を開いたり、中学校では部活の成果発表会の演出を考えたり…振り返ればそんなことばかりしている人生でしたね(笑)何かおもしろいことを考えるのが好きなんだと思います。関西出身で小さいころからバラエティ番組が大好きだったので、そういうところにも影響を受けているのかもしれないですね。

-今後は、どんな企画をやってみたいですか?

渡辺やっぱり当社の一番の魅力は「人財の豊富さ」だと思っているので、もっと多様な従業員の方が輝けるイベントを開催したいなと思っています。扱っている商材の数だけプロフェッショナルがいますので、そういった方々がしっかりとフューチャーされるような企画を考えていきたいです。また、キングオブバイヤーに関しても、社外へのアプローチはまだまだだなと感じています。今後は社外にもしっかりと取り上げてもらえるイベントにしていきたいですね。

最後に、渡辺さんに投げかけたのはやはりこの質問でした。

ーあなたにとって、「リユース」とは?

「きっかけ」

渡辺キングオブバイヤーを開催できたのも、司会の仕事を任せていただけるようになったのも、きっかけはすべて「リユース」です。今後も「リユース」をきっかけに、色んなことにチャレンジしていきたいです。

渡辺さんの語り口は、とても軽妙なものでした。その軽妙さは性格からともいえるかもしれませんが、目の前のコトに全力で取り組み、チャレンジを恐れず、むしろそれを目いっぱい楽しもうとする彼女の仕事との向き合い方からくるようにも思えました。
ところで渡辺さんの所属する「人財企画課」。人材ではなく「人財」なのは、共に働くヒトを大切に思う「リスペクト」の表れです。そして、渡辺さんが何かユニークなコトを企て、実行に移す過程において、最大の原動力となっているのもまた、セカンドストリートで働く仲間たちへの「リスペクト」なのです。
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