自身の育児経験を活かして、セカンドストリートのキッズ全般を担う。

自身の育児経験を活かして、セカンドストリートのキッズ全般を担う。

北海道から沖縄まで700店舗以上を展開する私たちセカンドストリート。洋服はもちろん、店舗によっては生活雑貨や家電までリーズナブルなリユースアイテムを取り扱いしています。そんなセカンドストリートを特にご愛顧いただいているのが、全国の20~40代の女性のお客様。女性向けのカジュアルアイテムが人気なのはもちろんですが、子育て中という方も多く子供服からオモチャ、チャイルドシートにいたるまで豊富な品揃えの「キッズコーナー」も人気が高いのです。

「私の息子の服は、ほとんどがリユースのアイテムです(笑)」。穏やか笑顔でそう語るのが、全国のキッズコーナーを統括する商材のスペシャリスト、「キッズ・ストアディレクター(以下、SD)」の河野 めぐみ(コウノ メグミ)さん。彼女は、育児と仕事を両立させながら積み上げてきた自身の経験と、リユースショップの一顧客としてのユーザー目線をキッズSDという仕事にしっかりと活しつつ、いま後進の育成にも励んでいます。

河野 めぐみ(コウノメグミ)
1983年7月19日生まれ。大阪府出身。専門学校卒業後、アパレルメーカーに就職。その後、中途入社でセカンドストリートに入社。大阪府の店舗で経験を積み、店長になった翌年2011年に男児を出産。1年間の育児休暇を経て職場復帰。2013年にセカンドストリートのキッズ専門店(※現在は閉店)に着任し、その後キッズのストアディレクター(SD)を任される。家庭の事情で一時店舗勤務へ戻るも、昨年再びキッズSDへ着任。現在はリモートワークを活用し、地元大阪で育児と仕事を両立させている。

ユーザーの目線に立ち、品揃えやレイアウトを考える。

真剣な眼差しで一着ずつ商品を確認する河野さん。価格や陳列、商品情報なども細かく確認し、改善点を探す。

-まずは「キッズSD」というお仕事について教えてください。

河野全国のセカンドストリートのキッズ商材に関するマニュアルや買取基準、お店のレイアウト、仕入れる商材などを決定しています。また新店舗立ち上げの際には、全国各地へ足を運び売場の監修やスタッフへの講習も行いますし、既存の店舗の業務改善なども行っています。

-全国のセカンドストリートのキッズの売上を左右する重大な仕事ですね。仕事の中で特にこだわっている点はありますか?

河野こだわりはあえて持たないようにしていますが、絶対に譲れないのは「商品の数量とバリエーション」です。お客様がご来店いただいたときに「欲しいモノがない」ということがないように、陳列されている商品の季節感がお客様の需要とマッチしているか、サイズや商品の偏りがないか、は特に意識しています。

河野さんが監修する新店「セカンドストリート高崎上中居店」のキッズ売場。6月上旬の撮影でしたが、季節感や商品のラインナップもこの充実度合い。

-現在、小学5年生の男の子を育てるお母さんでもある河野さんですが、ご自身でもキッズのリユース商品は購入されることはありますか?

河野はい、私の息子の服は、ほとんどがリユースのアイテムです(笑)。育児用品やキッズ服は、新品で購入するとかなりお金がかかるので、それが安くで購入できるリユースはとても魅力的です。育児用品は「買ってみたけど結局使わなかった」や「新生児期の数ヶ月しか使わなかった」というモノがたくさんありますからね。また、そういったものを売って、次に買う資金になるというのもすごく助かります。

-実際のユーザーとしての目線も、キッズSDとしてのお仕事に役立っているのでしょうか?

河野そうですね。実際にユーザーとして店舗を利用することで気付くことも沢山あります。最近では息子が小学校高学年になったことで、サイズ展開について、もう少し改善できることがあるのではないかと感じています。例えば、140cm以上の「ジュニアサイズ」が豊富なリユースショップってまだ少ないんですよね。これは自分自身が利用してみたからこそ気づけたことで、もしもお客様のニーズがあるなら改善すべきだと思い、現在テストをしながらデータを収集しています。

リモートワークで実現した「育児」と「仕事」の両立。

-ところで河野さんがキッズSDになられたのは、どういった経緯だったのでしょうか?

河野実はキッズSDに着任したのは今回が二度目です。一度目は、7年ほど前に関西に出店されていたキッズ専門店(※現在は閉店)に異動したことがきっかけでした。当時、私は別の店舗で店長として勤務していたのですが、周囲で育児経験のある社員が私だけでしたので、自然な流れでの異動だったと思います。その際、店舗視察に来ていた現在の上司に声をかけていただき、キッズSDとして着任しました。
ただ先ほども申し上げた通り、SDという仕事は全国各地の新店舗の立ち上げや店舗改善のために出張が必要不可欠です。当時はまだ息子が小学校に入ったばかりでしたので、私が頻繁に出張で留守にすることが寂しかったようで…、そこで子供のことを優先して一度自宅近くの店舗勤務に戻していただきました。ところが昨年、再びキッズSDとして声をかけていただいたんです。今も出張は多くはできませんが、コロナ禍の影響で当社でもリモートワークが推奨され、テレビ会議など遠隔で仕事ができる体制が整ったことで以前より出張の回数も減りそうでしたのでお引き受けしました。

-リモートワークの推進のおかげで、育児と仕事の両立も叶いやすくなりましたよね。以前キッズ専門店で勤務されていたときは、どのように両立されていたのですか?

河野当時は毎日が怒涛でした(笑)6時に起きて、7時に子供を保育園に預けに行って、1時間半かけて通勤して9時から18時まで仕事して…、という感じでしたね。ただ当時も上司や同僚、アルバイトの皆さんが私の状況を理解してくださっていたので、残業もせず、日曜日や祝日も休ませてもらうなど配慮してもらっていました。私と同じように育児をされているアルバイトさんとは、お互いいつ何時なにがあるか分からないので助け合いが自然にできている状態でしたね。

-それは心強いですね。ちなみに本日は群馬県の新店舗の準備中にお邪魔していますが、普段河野さんは関西で勤務されていますよね。出張の時はどのように対応されていますか?

河野現地に行かないと分からないことや、スタッフさんへの講習もありますので新店舗の出店の際は基本的に出張をしているのですが、実家が近いので出張中は息子をおばあちゃんの家で預かってもらっています。基本はリモートワークですが、外出の機会も多いので家族の協力は不可欠ですね。また最近では、コロナ禍で息子の学校が休校になってしまっていたので学童保育(※)にもかなり助けられました。

(※)日中、仕事で保護者が家にいない小学生を放課後や夏休みなど長期休暇中に預かり、適切な遊びや生活の場を児童に提供する保育事業の通称。

「キッズ担当は育児経験がないとできない」は古い。努力と勉強次第で誰にだってできる。

-河野さんの今後の目標を教えていただけますか?

河野キッズのリユース市場はまだまだ発展途上です。セカンドストリートでも、もっともっと良くしていけると思っているので、少しずつ全体の平均点を上げていきたいと思っています。そして最終的には「キッズ専門店」を復活させたいです!

-SDとしてお一人でセカンドストリートのキッズ商材全体のレベルを上げるというのはかなり大変だと思うのですが、その辺りはいかがですか?

河野はい。やはり一人で全国を見るというのは中々難しいので、実はいまキッズSDと同じ動きをしてくれる方を2名育成している最中です。きょう私は群馬に来ていますが、ちょうど他県でも新店舗の準備が行われているので、そちらで実際に監修や講習をしていただいています。もともと店舗でキッズ部門をご担当されている方々なので、私自身がお二人から学ぶこともありますね。

店舗を周りながらキッズ担当者とコミュニケーションをとるのも大切な仕事の一つ。社員だけでなく、キッズ担当者のアルバイトさんとの会話も大切にしている。

-そのお二人も河野さんのように育児をされている女性の方でしょうか?

河野いいえ。お二人とも育児経験はありません。育児経験があることはキッズの仕事をする上でとても役に立ちますが、育児経験がないとできないということではありません。「女性じゃないと、育児経験がないと、キッズの担当にはなれない」ということは全くありません。しっかり興味を持って勉強すれば、誰にだってなれると思います。

-なるほど。キッズ担当といわれてすぐに「女性」と結びつけてしまうのも古い価値観かもしれませんね。育児経験がない方でも担当できるようになれば、セカンドストリートのキッズコーナーはさらに充実しそうに感じます。

最後に、河野さんにいつもの質問を投げかけてみました。

ーあなたにとって、「リユース」とは?

「チャレンジ」ができる場所

河野歳を重ねたからか、子供がいるからか「チャレンジ」がしにくくなってきました。いつもと同じ場所・同じお店に出向き、同じようなモノを購入して着たり使ったりするのが当たり前になっています。ただリユースショップに行くと、いつもと違うモノがたくさんあり、価格もリーズナブルなので、ちょっとした「チャレンジ」ができます。
仕事においても、最低限の規定やルールはあれど、手法や価格に絶対はなく、もっと良い店舗や売場にするために常に「チャレンジ」を繰り返していけます。また社員やアルバイトの皆さんも個性的な人が多く、みんなそれぞれ得意分野が違っていて、切磋琢磨しながら教えたり教えてもらったりする環境が、すごく刺激的で飽きない楽しい場所です。日頃消極的な私が唯一新しいコトに出会える、そんな場所だと思っています。

よく聞く「言うは易く行うは難し」とは紀元前の中国の言葉ですが、育児と仕事の両立というのはまさしく言葉にするよりずっとハードなことのはずです。しかし常に微笑みを絶やさない河野さんに話を伺っていると、むしろその状況を楽しんでいるようにさえ思えてしまいます。育児と仕事の両立の大変さにかわりはないのでしょうが、お客様の満足向上と後進の育成のために自身の子育ての経験を活かせる「キッズSD」という仕事にやりがいを持って取り組んでいることは確かでしょう。
セカンドストリートにお立ち寄りの際は、そんな河野さんと全国のスタッフがつくり上げている「キッズコーナー」もぜひ覗いてみてください。「キッズアイテムをリユースする」という選択の良さに気づいて頂ける筈です。
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