50歳を目前に新たな挑戦。「家電好き店長」から全店舗の家電を管理する「スペシャリスト」に。

50歳を目前に新たな挑戦。
「家電好き店長」から全店舗の家電を管理する「スペシャリスト」に。

間もなく訪れる暑さ厳しい夏ですが、実は「家電」の購入による出費でお財布にも厳しい季節でもあるということをご存知ですか?

というのも、夏場は暑さや稼働率の上昇により家電が壊れやすく、買い替え需要から販売が最も活発になるシーズンなのだそうです。とはいえ急な家電のトラブルも、なるべく安く解決したいのというのが正直なところですよね。そんな時、お役に立てるのが私たち〈2nd STREET セカンドストリート〉です。全国に700以上あるセカンドストリートのうち、洋服から家具・楽器・ホビーまで豊富なアイテムを扱う「トータルリユース」タイプの約450店舗では、豊富なラインアップのリユース家電がリーズナブルなプライスで展示・販売されています。

今回は、そんなセカンドストリートのリユース家電を管理するスペシャリストである「家電ストアディレクター(以下、SD)」に48歳で抜擢された宮崎 英彦(ミヤザキ ヒデヒコ)さんに、リユース家電の魅力やご自身のキャリアについてお話を伺いしました。

宮崎 英彦(ミヤザキ ヒデヒコ)
1972年10月25日生まれ。熊本県出身。前職を退職後、セカンドストリート熊本インター店でアルバイトを開始。2009年、正社員として中途入社。セカンドストリート熊本南店などで経験を積んだ後、店長として鹿児島県、宮崎県、福岡県の計6店舗で勤務。2021年4月に家電SDに抜擢される。

ビデオデッキ、ミニコンポ…メカニックなモノに浪漫を感じた学生時代。

-宮崎さんは熊本県のセカンドストリートに中途採用でご入社されたのですよね。ご入社の経緯やきっかけを教えていただけますか?

宮崎入社のきっかけは、前職を退職後にアルバイトをしていたセカンドストリート熊本インター店の店長に「よかったら社員を目指してみない?」と声をかけていただいたことです。元々セカンドストリートでの仕事に楽しさを感じていたので、良いタイミングだなと思って採用面接を受けて社員として入社しました。

-セカンドストリートのどういったところに楽しさを感じていたのでしょうか。

宮崎元々リユースにすごく興味があったという訳ではなかったのですが、実際に働いてみると買取の面白さにのめり込んでいきました。さらに、前職で家電に携わっていたこともあり家電担当を任せていただけて、ずっと家電と向き合っていられることもとても楽しかったですね。

-昔から家電がお好きだったのですね。

宮崎そうですね。小さいころから家電が好きで、壊れたり動かなくなった家電を分解して修理するのが好きでした。モノにも寄りますが、意外と単純な理由で動かなくなっているだけで簡単に修理できたりするんですよね。それから特にビデオデッキとミニコンポ(※1)は好きでしたね。私と同世代の方には共感していただけると思うのですが、当時はビデオデッキだと「ベータ派」か「VHS派」かで分れてましたし(※2)、私が中学生くらいの頃はミニコンポを持っていることがある種ステータスだったので、結構こだわっていましたね。
特に当時の男子には「メカへの憧れ」みたいなものがあったりするじゃないですか。そういう感じですね。メカニックなものが好きで『マジンガーZ』や『The Five Star Stories ファイブスター物語』などのロボットアニメや漫画も好きでしたね。

(※1)「オーディオコンポーネント」の略。1970年代後半から1990年代に主として日本で発展したプレーヤーやアンプ、AM/FMチューナー、カセットデッキなどを組んだオーディオ装置の形態。元来大型だったものを小型化したことでミニコンポと呼ばれるようになった。
(※2)俗にいう「VHS対ベータのビデオ戦争」。1975年から1980年代初頭の家庭用ビデオレコーダー黎明期に起こった規格争い。ソニーの推す「ベータマックス」規格とビクターや松下電器の推す「VHS」が熾烈なシェア争いを繰り広げた。画質・音質はベータが優れていたが、値段の安さと録画時間の長さでVHSに軍配が上った。

-そんな家電大好き宮崎さんにとって、リユース家電を取り扱う魅力はどんなところでしょう?

宮崎不要になった家電がセカンドストリートを通じて別の誰かの手にリユース家電として渡る、というところがモノを救えているという意味で魅力的だと思います。本来なら廃棄されてしまっていたかもしれないモノを救えるのは素直に嬉しいですよね。

-なるほど。リユース家電を購入するという点においてはどのような魅力がありますか?

宮崎家電って、使う人の趣味嗜好やライフスタイルによって必要なスペックが全然違っていますよね。例えば、最新のレコーダーって全録機能(すべてのチャンネルを同時に自動録画してくれる機能)がついていますけど、そんなにテレビを観ない人で自分の好きな番組だけを録画したい、という人にとっては過剰なスペックになってしまいます。それだったら新品では売っていない一世代前の全録機能のないリユース家電のレコーダーを安く購入すれば、別のところにお金をかけられる。家電に限ったことではないですが、自分のライフスタイルにマッチしたモノを手頃な価格で選べて、しかもサステナブルというのがリユース魅力じゃないでしょうか。

-たしかに、最新家電を買ってみたものの使いこなせなかった!という話はよく聞きますね。

常にお客様の欲しいモノが欲しい価格で見つかるお店を目指す。

- これまでずっと九州地方の店舗で店長をされてきた宮崎さんですが、今年の4月から「家電SD」に任命されましたよね。どういったお仕事なのでしょうか。

宮崎セカンドストリート全体の家電の買取・販売の仕組みや運用マニュアルを考案・改善したり、新規出店時やリニューアル時の監修、現地での売場作成・スタッフ育成などを行います。
また、市場動向を見て店舗の売場提案についての情報発信も行っています。家電量販店に足を運んだり、家電関連の最新情報をWEBで収集したり、常にアンテナを張って「どういうモノが売れ筋なのか」「どういう商品を推しているか」を確認し、セカンドストリート各店の売場提案や買取価格に反映してもらえるよう指示を出しています。

- 家電量販店での売れ筋などは、どうやって見極めているのですか?

宮崎お客様の一番目に入るところやメイン通路になるところに陳列されていたり、売場のスペースをかなり広くとっているアイテムは、売れ筋か推している商品だと思います。最近はコロナ禍でリモートワークやオンライン授業が増えたせいか、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンが売れ筋・推しアイテムになっている印象ですね。
他には、50V型以上の大型テレビや大型の冷蔵庫や洗濯機などのファミリー向け家電もここ最近は売れ筋のようです。学生や会社員の方も実家にいながらリモートで色んなことができるようになり、ファミリー向けサイズの家電需要が増えた一方で、単身者向けサイズの家電需要が下がったのでしょう。実はテレビでいえば、これまでのセカンドストリートの売れ筋は50V型未満の中型で在庫もたくさんご用意があるのですが、お客様の需要が大型に移っているとなると、大型テレビの買取を強化していかないといけません。こういった情報を全国の店舗に展開しています。

- なるほど、家電の買取にもそういったトレンドがあるんですね。

宮崎そうですね。新店のスーパーセカンドストリートLIVINよこすか店(2021年5月27日グランドオープン)では、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンの売場を設けましたし、テレビ売場には大型のモノを充実させています。

スーパーセカンドストリートLIVINよこすか店の売場の一部。左:ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン売場 右:大型も取り揃えたテレビ売場

- 他にはどういったことをなさるんですか?

宮崎「店舗の作業工程の見直し」も重要なSD役割の一つです。時代の潮流やテクノロジーの進化によって、店舗で不要になる作業が発生しますよね。そういった作業を見直し、時には取り除いて店舗の作業工数を減らしています。これにより店舗の作業スピードが上がり、お客様に素早く商品をお届けすることができます。
お客様からの買取で成り立っているリユースショップのセカンドストリートでは、お客様の欲しい商品が欲しい価格で選べるだけの数がちゃんと揃っていることが、良いお店の条件だと私は思っています。なので、常にセカンドストリートの全店が、買取させていただいたお品物をいち早く店頭に陳列し、お客様にご提供できるという状況にしておくための仕組みを考案したり改善したりすることは、SDとして大きな役割ですね。

全国のお店に買取した家電のクリーニングや手入れといったメンテナンスマニュアルも展開している宮崎さん。「家電の買取では、持ち込まれた際の見た目の状態も査定金額に影響しますので、お持ち込み前に軽くでもホコリを拭き取るなどされることをオススメします!」

50歳を目前に新たな挑戦。「戸惑い半分、ワクワク半分」。

- 宮崎さんのこれからについて、教えていただけますか?

宮崎現在はフルリモートで勤務しており、九州にいながら東京勤務の皆さんとお仕事をしています。48歳という年齢でいきなり店長からSDというポジションになり、最初は不安や戸惑いも当然ありました。でもいざ蓋を開けてみたら夢中でワクワクしながら仕事をしています。年齢に関係なく挑戦ができる場があるというのは、セカンドストリートの面白い部分かもしれませんね。
子供も小さいので、まだまだ頑張っていかないとなと思います。

最後に宮崎さんにいつもの質問を投げかけてみました。

ーあなたにとって、「リユース」とは?

『もったいない』に寄り添うツール

宮崎「もったいない」と思いながらも、使わなくなってしまった家電を捨ててしまうことはよくあります。でも、実はそれが誰かにとっては必要なものかもしれません。リユースは、誰かの「もったいない」という気持ちに寄り添い、必要としている別の誰かへと繋げられるひとつのツール(方法)だと思います。

少しはにかみながらも楽しそうに家電やSDの仕事について話してくれた宮崎さん。月並みな表現を借りれば、そのまなざしはまさに少年のようでした。きっと家電への想いは、ビデオデッキやミニコンポに夢中だったあの頃のままなのかもしれません。宮崎さんのように、かつてのワクワクを忘れることのない人たちがセカンドストリートをつくっています。
一点モノを見つける楽しさ、懐かしいアイテムに出会える喜び。そんなリユースならではのワクワクをぜひセカンドストリートで味わってみてください。

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