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リユースだからこその味がある

話題のバンド「緑黄色社会」が
語る楽器発掘の魅力

ファッションアイテムのイメージが強いセカンドストリートですが、実は店舗によっては楽器も取り扱っています。ギターやベースのほか、ドラムや管楽器、アンプやエフェクターなど品揃えも豊富で、リユースだからとってもリーズナブル。これから楽器をはじめたいと思っている初心者の方はもちろん、知識のあるマニアの方も驚くような、掘り出しものが見つかるのがリユースショップでの楽器発掘の魅力です。
そこで今回は、数々の夏フェスに出演し、11月7日にミニアルバム『溢れた水の行方』のリリースも決定している注目のバンド、“リョクシャカ”こと「緑黄色社会」のギターの小林壱誓さん、ベースの穴見真吾さんに、スーパーセカンドストリート大宮日進店で楽器発掘をしていただきました。ミュージシャンならではの視点で、一体おふたりはどんな楽器を発掘したのでしょうか?(2018年8月2日作成)

使っていた人のこだわりがおもしろい
リユース楽器の新品とは違った魅力

©撮影:安藤みゆ

おふたりはこれまで、リユースショップに置いてある楽器についてはどのような印象を持っていましたか?

小林
状態が良いものがたくさん置いてあるという印象です。リユース楽器のおもしろさは、不思議な形のギターや、今まで知らなかった楽器と出合えることですよね。使い込まれたものでも、フォルムがカッコいいと思って弾いてみると、ちゃんと音が鳴るし、上のフレットまでキレイに音が出る。そして、状態が良いのに値段が安いですよね。
穴見
やっぱりリユース楽器はコスパがめちゃくちゃいいですよね。安いから、今まで触ってこなかったタイプのものも使ってみたいと思えるので、新しい発想をくれる場所です。
小林
僕はギターを担当しているのですが、最近、自宅録音用にどうしてもベースが欲しくて、中古でGrassRootsのベースを購入しました。値段が安いのに充分使えるレベルのものだったので満足しています。
穴見
担当以外の楽器に触ってみたいと思ったときに、リユースだったら気軽に手に取れますよね。僕にとってリユースショップや中古楽器屋さんは「値段が安く、いろいろなものに手を出せる」古着屋さんと一緒の感覚なんです。

リユース楽器の魅力はどんなところにあると思いますか?

小林
誰かが使っていたものですから、ギターの音色を左右するピックアップがその人の好みに変えられているとか、はじめからカスタマイズされている状態で売っているんです。かと思ったら、新品じゃないかと思うくらい新しいものまである。お店ごとにどんな楽器があるかわからないですし、必ず欲しいものが手に入るわけではないので、探求心や冒険心をくすぐられます。
穴見
ヴィンテージ楽器も好きなのですが、それは絶対的なその年代の「音」があるからです。「Red Hot Chili Peppers」が好きでよく聴いていたときに、初期のアルバムでベーシストのフリーが70年代のStingRayを使っていたというのを知りました。それからは「StingRay=Red Hot Chili Peppers」と自分の中でつながったんです。70年代は「ああいう音なんだな」って。

楽器以外も並ぶリユースショップだから
商品説明も丁寧で初心者もわかりやすい

今回はスーパーセカンドストリート大宮日進店で楽器探索をしていただきましたが、これまでセカンドストリートに行かれたことはありましたか?

小林
僕たちは愛知出身なのですが、セカンドストリートは名古屋にたくさんあるので、よく古着を見に行っています。
穴見
今日着ている服にもセカンドストリートで買ったものがありますよ! 楽器が置いてある店舗もありますけど、大宮日進店は数が多いですね。
小林
たくさんのギターが置いてあって、種類がバラバラで揃っていないからこそどんなものがあるのかわからない、ワクワク感がとても楽しいですね。アコギの品揃えが多いので、目移りしちゃいます(笑)。
穴見
並べ方もまるで楽器屋さんですよね。でも、ギターやベースといったバンド楽器の横に、普通にアコーディオンやトランペットが並んでいるのもリユースショップならではでワクワクしました。中古楽器店にしかないようなヴィンテージ楽器や、ギターのボディやネックなどのジャンク品も置いてあって、一つひとつにすごく惹かれます。
小林
楽器につけられている説明文がとても丁寧ですよね。どこが破損しているといったことも正確に書かれているので、わかりやすくて好感が持てます。中古楽器屋さんだと、こういった説明文がなくて、聞かないとわからない場合も多いんです。これだけしっかり書かれているということは、店員さんも知識や楽器を見る技量が高くて、楽器を丁寧に見て販売しているんだなと感じました。初心者でもわかりやすいですし、信頼できますよね。

手頃なリユース楽器はこれから楽器をはじめたい人にもオススメです。初心者がリユース楽器を選ぶポイントを教えてください。

小林
楽器は状態が大事なので、ギターやベースならネックの反りや指板の凹み、ジャックの部分をチェックしてみてください。上級者なら交換したり、リペアしたりできますけど、初心者の方が練習するなら、やはり状態が良いものを使ったほうがいいかなと。楽器に詳しい店員さんを探して、相談しながら選ぶのもいいと思います。
穴見
やっぱり試奏して、音を聴いてみることが一番大事ですよね。初心者っぽい楽器を買うのもいいですが、自分が憧れているアーティストや好きな音楽に近い音を出せる楽器を選んでみるのもオススメです。どれを選べば良いのかわからないときこそ、「こういう音楽が好きなんです」と店員さんに相談してみてください。楽器が好きな店員さんなら相談されるのは嬉しいと思いますし。自分の好きな音楽に近い楽器からはじめるのも大事だと思います。

気になった楽器を試奏する小林さん

“リョクシャカ”のふたりが選んだ
「これだ!」と思うリユース楽器

おふたりの気になる楽器が決まったようなので、楽器と選んだ理由を教えてください。

小林
僕が選んだのは2本のアコースティックギターと1本のエレアコです。「これだ! と思う1本」と言われましたが、気になるギターが多すぎて3本選んでしまいました(笑)。1本を選ぶのはむずかしいので、3本選んで弾き比べてみたんです。結果、この中で一番のお気に入りは「GIBSON Southern Jumbo」というアコギです。このギターは1弦から6弦までの音のバランスがすごくいいですね。Gコードを弾いたときの鳴りがとても良かったのがポイントです。ほかの2本は甲乙つけがたいですが、「Yairi Guitar」のアコギはネックの反りが少し気になったので、上級者向けだと思います。

小林さんがもっとも気に入った、GIBSON Southern Jumbo ¥189,900(税抜)

K Yairi YW-1000 ¥169,900(税抜)

GIBSON 1964 J-160e ¥179,900(税抜)

穴見
僕が選んだのは、1962年モデルの「FENDER USA」、アメリカンビンテージ復刻シリーズのベースです。まず目についたのがベースの心臓部とも言えるピックアップと、弦を固定するブリッジが変えられているところです。もともと、この62年モデルは中音域があまり聞こえないドンシャリ感のある派手な音が特徴なんですが、bartoliniという非常にローノイズかつフラットでクリアな音が特徴のピックアップに改造されています。「Red Hot Chili Peppers」のベーシスト、フリーの使っているベースに近いことから、僕と同じで前に使っていた人は「Red Hot Chili Peppers」が好きだったのかなと勝手に想像していました(笑)。ほかにも弦を叩くように演奏するスラップ奏法をやっていたのかなとか、前に使っていた人の愛が詰まっているところが気に入りました。

FENDER '62 J-Bass 3CS / 3KB ¥89,900(税抜)

穴見さんはご自身で楽器のメンテナンスやカスタマイズをされるということで、もうひとつ、おもしろいものを選ばれましたね。

エレキギターストラトのボディ ¥1,900(税抜)

穴見
エレキギターのストラトモデルのボディを選んでみました。はじめて楽器を触る人にも知っておいて欲しいのですが、楽器は売られているものをそのまま使えば自分のイメージする音が出せるというものではないんです。自分がどういう音を出したいかによって、楽器をカスタマイズする楽しみ方もあることを伝えたくて、このボディーを選んでみました。持っている楽器のブリッジを変えただけでも音はすごく変わるし、ネックとか、いろいろと変えてみてもいいと思います。
小林
ボディは初心者にはむずかしいかもしれないけど、一番わかりやすく音を変えたいなら、ピックアップを変えるのもオススメだよね。
穴見
そうそう。ピックアップを変えると、どういう風に音が変わるのかを本当にわかりやすく感じられるし、音についてさらに深く知ることができる。そういうのを積み重ねて楽器いじりに慣れてくると、壊れたときでも自分で直してみようと思えるようになります。
小林
いきなり音が出なくなったときも、「原因はここじゃないか? やっぱり!」みたいに、自分ですぐに直せるようになるよね。
穴見
そういうのがわかるだけで、楽器ライフが2倍、3倍楽しめるようになります。

セカンドストリートでの楽器発掘はいかがでしたか?

小林
楽器って、最初は特に大きな買いものだと思うんです。でも、買うことは小さな一歩であって、そこから楽器を弾くことによって世界がどんどん広がっていきます。まずは一目惚れした楽器を手に取ってみてください。 新品だと手が出ないような楽器も、リユース品だとリーズナブルに手に入れられることもありますよ。ぜひ、大きな勇気を振り絞って、小さな一歩を踏み出して欲しいです。
穴見
僕は一目惚れしたら即買いが一番だと思います!(笑)リユースショップって楽器以外のものもあるし、選択肢がたくさんあるのが楽しいですよね。売られているものが手に取りやすいから冒険できるし、新しい可能性が見い出せる。リユースショップだからこそ出合えるワクワクする楽器もあると思うので、探してみて欲しいですね。

「リユースショップでの楽器探しは、どんな出合いがあるのかわからないからワクワクする」と、笑顔で語ってくれたおふたり。セカンドストリートでは、ギター、ベース、ドラム、管楽器などのほかにも、アンプやエフェクター、DJ機器などの周辺機器も取り揃えています。緑黄色社会のおふたりのように、「ワクワクする楽器」を探しに、ぜひセカンドストリートへ足を運んでみてください。専門的な知識を持ったスタッフが楽器選びで困ったときにサポートをしてくれるほか、気になる楽器を見つけたら試奏も可能です。「楽器のカスタマイズも楽しそうだな」と思った方は、ボディーのほかにもネックやブリッジなどのパーツが並んでいますので、掘り出しものを探してみてはいかがでしょうか?

©撮影:安藤みゆ

©撮影:安藤みゆ


※今回ご紹介したアイテムは1点ものなので、在庫がない場合もございます。また、取り扱いのない店舗もございますので、詳しくはお近くのセカンドストリートへお問い合わせください。
https://www.2ndstreet.jp/shop

文:川上純子


INTERVIEW GUEST
  • 緑黄色社会
    小林 壱誓(こばやし いっせい)

    穴見 真吾(あなみ しんご)

    ギターの小林壱誓、ボーカルの長屋晴子、キーボードのpeppeの同級生3人と、小林の幼なじみだったベースの穴見真吾の4人で結成。2013年 には、SCHOOL OF LOCK × Sonymusic 10代音楽フェス「閃光ライオット」準グランプリを獲得。「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」など、さまざまな音楽フェスからもひっぱりだこ。2018年11月7日に、ミニアルバム『溢れた水の行方』をリリースする。
    http://www.ryokushaka.com/

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