1. トップ
  2. リコライフ
  3. ライフスタイル
  4. インテリアコーディネーターMakoさんが教える自分が居心地のよい空間をつくるヒント

インテリアコーディネーターMakoさんが教える

自分が居心地のよい空間をつくるヒント

スッキリと整理された素敵なお部屋には誰もが憧れますが、自分で実現しようと思うとなかなかむずかしいもの。気づけばトータルコーディネートができていない雑然とした部屋になってしまった……なんてことも。
そこで今回は、個人宅から店舗、オフィスやホテルのスタイリングまで、幅広く手がけるインテリアコーディネーターのMakoさんに、ご自身の住まいを事例にしながら、居心地のよい空間をつくるアドバイスをいただきました。そのアドバイスをもとに、セカンドストリートで探した掘り出しものの家具や、インテリア雑貨もあわせてご紹介します。 (2018年6月25日作成)

何をする部屋なのかを考えて
ものの優先順位を決めていく

インテリアコーディネーターとして、サロンやホテル、企業のブースなども手がけているそうですが、個人のお客さまからはどういったご相談が来るのですか?

お部屋すべてのトータルコーディネートもあれば、「カーテンを何色にしたらいいかわからない」といったご相談もあり、本当にさまざまです。インテリアコーディネートをあまり考えたことがないという方は、ベッドリネン、ラグ、カーテンなど、部屋の大きな面の色をすべて同じにしてしまうことが多いんです。そうすると、消極的で無難なインテリアになってしまうので、大胆な色使いを提案するなど、発想の手助けをするのもインテリアコーディネーターの仕事です。

どのようにしてコーディネートしていくのでしょう?

まず、お客さまの好きな色を最初に伺います。自分の好みがはっきりとわからないという方も多いのですが、画像を見せながら「どちらがお好みですか?」と聞いていくと、傾向がわかって明確になっていくんです。お時間があればカタログ一冊を丸ごとお渡しして、パラパラとめくりながら、好きなテイストだと思うページにふせんを貼っていただきます。そうすると、「実はアイアンを使ったテイストのお部屋が好き」とか、「ブルー系統の色が好き」とか、お客さまご自身が自覚されていない部分も見えてきます。また、好きなものと同時に嫌いなものもお伺いするようにしています。

一番大切なのはお部屋の使用目的なので、「その場所で何をすることが多いのか」も必ずヒアリングします。目的を自覚されていない場合でも、その方の「好き」を集める作業からはじめると、ご本人が心地よい空間を具体的に描けるようになっていきます。

奇抜な色が好きだったり、ある特定のキャラクターへの偏愛が強かったりする場合も、バランスのよいお部屋はつくれるものでしょうか?

大丈夫です。真っ赤や鮮やかなオレンジが好きな場合も、色の分量を少なく調整してバランスを取ればインテリアに取り入れられます。キャラクターものを置きたい場合は、場所を明確に決めておけば雑然としなくなるので、優先順位のつけ方がポイントだと思います。

大切なものがたくさんあって、優先順位をつけるのがむずかしいという方はどうすればよいのでしょう?

全体を見て、邪魔しないものだったら入れ込む努力はしますけれど、どうしても邪魔になってしまう場合は引く提案をさせていただきます。実質的に収められるスペースは決まっていますから。ただ、部屋の目的をはっきりさせると優先順位が見えてくる場合が多いです。ごはんを食べる部屋なのか、眠る部屋なのか、それによってダイニングテーブルの大きさやマットレスの質感なども変わってきますし。「何をする場所なのか」が明確にわかると、むだな買い物もしなくなりますよ。

自分なりのルールを決めて
「なんとなく」をなくす

お部屋づくりをする際の工夫や、気をつけるポイントがあれば教えてください。

とにかく、部屋全体のプランニングを、ある程度じっくり時間をかけて考えることが大切だと思います。どんなものが好きで、空間の中心に置きたいものは何か。たとえば私の部屋は、「ごはんをゆっくり食べたい」という希望が第一にあったので、テーブルの高さは低めにして、間仕切りも使わずにワンルームのように広く使えるレイアウトにしました。広い部屋ではないので、椅子も背もたれのついていない低めのものにして、なるべく食空間が大きく取れるようにしています。キッチンにドアがなく、水回りも見えてしまうので、目に入る場所には好きなものしか置かないというルールにして、好きなものに囲まれたお気に入りの空間にしています。

人気の柳宗理のスツールはサイドテーブルとしても使える。 Vitra 柳宗理 エレファントスツール ¥9900(税抜)

ウォールナット材を使ったローテーブルもリーズナブル。 emo オーバル リビングテーブル ¥4,900(税抜)

「好きなもの=優先順位の高いもの」を決めて置いていくとスッキリするということですね。ほかには何かありますか?

カーテン、ベッドリネンなどもこだわりたいポイントです。生地は違いがわかりやすく出るので、ベッドリネンではオーガニックコットンなど肌触りのよいものがオススメです。カーテンは、この部屋の場合だとわりと陽が入るので、陽に透けて生地感が美しく出るものを選んでいます。フロントレースという、レースを内側にかけるやり方ですと、レースに少し入った柄が後ろの無地カーテンによって映えるのと同時に、奥行きが増して見えます。

インテリアを選ぶ際の色づかいもまた、むずかしそうです。

同じ色がなるべく隣り合わないように、色を入れていくといいと思います。この部屋はグレーが多いのですが、ブルーをアクセントに入れたかったので、そこには一番頭を使いました。

こまごまとしたものが散らからないようにするにはどうすればよいでしょうか?

テレビの横とかに「なんとなく」置いてしまう方は多いのではないでしょうか? 「なんとなく」ではなく「場所を決める」ことが大事です。たとえば、ランチョンマットをトレーがわりに使って、「こまごまとしたものはここだけにのせる」など、意識的にはっきりと決めてください。

居心地のよい空間をつくるために、一番大切なことを教えてください。

やっぱり「心が安らぐこと」ですよね。ダイニングやリビングが居心地よくないから、ほかの場所に居心地のよさを求めてしまいがちですが、少しのルールを決めるだけで、居心地のよい空間はつくれるんです。家にいる時間は長いので、お部屋を自分の居心地のよい空間に変えるだけで人生は豊かになります。そこに一緒に暮らす人がいるならば、お部屋のつくり方次第で関係性も変わってきますよ。

デザイン性の高いテーブルライトが心安らぐ空間を演出。 テーブルライト ¥12,900(税抜)

あとは、視点を変換して、ものの違った使い方を常に考えています。「視点の転換」は大切で、以前、ある家具屋さんで四角いフラワーベースを立てずに、横にして使っているのを見かけて斬新だなと感じたんです。「花瓶は立てて使う」という固定観念を捨てて、違う使い方をしてみると発見があるんだなと。

私はあまり大きな花瓶は持ってはいないのですが、間口が広い花瓶にお花を活けるだけじゃなく、雑貨を入れてみたり、夏には貝殻、クリスマスの時期には松ぼっくりをいれてみたりと、コーディネートするときにはあそび心を働かせるようにしています。

園芸グッズもインテリア雑貨として使える。 ハウス型のガーデニング雑貨 ¥1,600(税抜)、植木鉢 ¥700(税抜)

自分の居心地のよい空間をつくることで、日々の暮らしの中で大切にしたい「もの」や「こと」が見えてくるかもしれません。Makoさんのアドバイスとリユースをうまく取り入れて、居心地のよい素敵なお部屋づくりをしてみてください。

セカンドストリートでは、今回ご紹介した柳宗理のスツールといったブランド品や、おしゃれなインテリア雑貨をリーズナブルな価格で販売しています。また、買い取りも行っておりますので、模様替えで不要になったものがありましたらぜひ店舗までお持ちください。


※今回ご紹介したアイテムは1点ものなので、在庫がない場合もございます。また、取り扱いのない店舗もございますので、詳しくはお近くのセカンドストリートへお問い合わせください。
https://www.2ndstreet.jp/shop

文:鈴木絵美里

INTERVIEW GUEST
  • 株式会社Laugh style 代表取締役
    Mako(小島 真子)

    インテリアコーディネーターとして、法人・個人のインテリアコーディネートをはじめ、インテリアを軸としたセミナー講師、執筆、コンサルティング、メディア出演等で幅広く活動中。
    https://www.laugh-style.jp/

Good!
この記事にGood!する