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簡単にできる除湿方法とは?梅雨や冬におすすめする除湿対策

湿度が高まる時期に、部屋の除湿がうまくできずに悩んでいる方は多いでしょう。除湿は、快適な住環境を保つために欠かせません。

本記事では、湿気が溜まる原因やリスクを踏まえたうえで、誰でも簡単に実践できる除湿方法を紹介します。じめじめした季節が訪れる前に、対策方法を確認しておきましょう。

湿気が溜まる原因とリスク

簡単にできる除湿方法とは?梅雨や冬におすすめする除湿対策

湿気が溜まる原因を理解することで、効果的に除湿を行うことができるようになります。ここでは、湿気が発生する主な原因とリスクについて見ていきましょう。

湿気が発生する主な原因

室内で発生する湿気は、季節や環境、日々の暮らしなど多様な要素が影響します。特に、梅雨の時期は空気中の水分が増えやすく、湿気が溜まりやすい季節です。雨が続けば、外気自体が湿っているため、換気をしてもスムーズに湿気を取り除けません。

また、冬は室内と外気の温度差により、結露が発生します。これにより窓や壁が湿り、室内に湿気が溜まりやすくなります。

そのほか、洗濯物の室内干しや調理時の湯気、入浴時の蒸気なども湿気が増える一因です。このように、湿気は季節を問わず発生するため、原因を理解して備えておくようにしましょう。

湿気が多いとどうなる?

室内に湿気が多くなると、健康面や生活環境にさまざまな悪影響を及ぼします。

大きな問題として挙げられるのが、カビやダニの繁殖です。これらはアレルギーや喘息、肌荒れなどの原因になる可能性があります。また、家具や衣類、建材にまでカビが広がると、見た目が悪くなるだけでなく、劣化を早める要因になってしまうでしょう。特に、クローゼットや押し入れ、浴室などの閉ざされた空間は、湿気が溜まりやすいので注意してください。

また、湿度が高い状態で洗濯物を部屋干しすると、雑菌が繁殖してしまい、生乾き臭が発生します。こうしたトラブルを避けるためにも、日頃から湿気を溜めない工夫が大切です。

簡単にできる除湿方法

簡単にできる除湿方法とは?梅雨や冬におすすめする除湿対策

除湿対策は、少しの工夫で簡単にできます。ここでは、除湿機やエアコン、サーキュレーターを活用した除湿方法について解説します。

除湿機を活用する

湿度対策として、除湿機は便利なアイテムです。電源を入れるだけで空気中の湿気を効率的に取り除けるため、誰でも手軽に活用できます。特に梅雨や冬など、室内に湿気が溜まりやすい季節は、強力な除湿対策として役立つでしょう。

除湿機の効果を最大限に発揮するには、部屋の広さや使用シーンに合ったタイプを選ぶことが大切です。たとえば、以下のように使い分けるとよいでしょう。

・広めのリビング:タンク容量が大きく除湿能力の高い機種
・寝室:静音性に優れた機種

近年では、自動停止機能や衣類乾燥モードなど、便利な機能が備わったモデルも多く、ライフスタイルに合わせて選びやすい点も魅力です。湿度の高さが気になる方は、日々の暮らしに合わせて除湿機の導入を検討してみるとよいでしょう。

エアコンの除湿モードを使用する

湿度が高いときには、エアコンの除湿モードを活用する方法も有効です。操作方法がシンプルであり、スイッチ1つで室内の湿気を取り除けるため、忙しい日の湿気対策に役立ちます。

特に、室温はそれほど高くないのに湿度が70%を超える日には、冷房よりも除湿モードのほうが、室内を快適な状態に保ちやすくなります。空気中の水分が除去されれば、じめじめとした不快感が軽減され、体感温度の調整にもつながるでしょう。

エアコンには、除湿の強さを段階的に調整できるタイプもあり、冷えすぎを防ぎながら湿度だけをコントロールできる点が魅力です。気温が低めの梅雨時や冬場でも使いやすく、体への負担が少ない除湿方法といえるでしょう。

サーキュレーターを使用する

室内の湿気対策には、サーキュレーターを活用する方法もおすすめです。空気を循環させられるため、風の流れが生まれ、湿気がこもりにくくなります。

特に、空気の流れが滞りやすい部屋の隅や壁際、家具の裏などは湿気が溜まりやすい場所です。サーキュレーターで風を送ると、空気の動きが促進されて、除湿効果が高まります。さらに、除湿機やエアコンの除湿モードを併用すると、室内全体の空気が効率よく動き、スムーズに湿気を除去できるでしょう。

また、サーキュレーターは、洗濯物の部屋干しする際にも有効なアイテムです。使用することで、乾燥時間を短縮できるほか、生乾き臭の発生を防止できます。湿度が気になる場所には、サーキュレーターを取り入れて空気の流れを整え、快適な室内環境を維持しましょう。

お金のかからない除湿方法

簡単にできる除湿方法とは?梅雨や冬におすすめする除湿対策

部屋の湿度が気になるけれど、サーキュレーターやエアコンを使わずに除湿したいという方もいるでしょう。以下では、お金のかからない除湿方法を3つ解説します。

換気を徹底する

こまめな換気は、部屋を乾燥させる基本的な方法です。室内にこもった湿気を外へ逃がすことで、自然と湿度が下がります。特に、締め切った空間は空気が滞り、湿気が溜まりやすくなるため、日常的に換気を行いましょう。

晴れた日であれば、窓を開けて空気を入れ替えるだけでも、除湿効果が期待できます。換気する際は、風の流れを意識して、対角線上に窓を開けるとより高い除湿効果が期待できるでしょう。

一方で、雨の日は換気扇を回したり、24時間換気システムを活用したりするようにしてください。たとえば、キッチンや浴室、洗濯物を干すスペースなどは、日常的な換気が必要です。

このように、日頃から換気を習慣付けておくと、快適な環境を保ちやすくなります。

除湿剤・重曹・新聞紙・ペットボトルなどを活用する

手軽にできる湿気対策として、身近なアイテムを活用する方法があります。特別な機器を使わなくても、簡単に除湿効果を得られる点が魅力です。

市販の除湿剤(シリカゲル)はもちろん、キッチンにある重曹や古新聞などを活用しても湿気を吸収できます。炭も湿気とりに適しているほか、消臭も可能です。また、ペットボトルを凍らせて部屋に置いておくと、周囲の湿気を引き寄せます。

こうした方法は、クローゼットや靴箱、押し入れなどの狭い空間でも手軽に取り入れられる手段です。日常のなかで実践して、湿気対策を進めていきましょう。

乾燥した晴れの日に布団を天日干しする

布団にこもった湿気を取り除くには、乾燥した晴れの日に天日干しする方法が効果的です。外干しによって自然に湿気が蒸発し、寝具を清潔で心地よい状態に保ちやすくなります。

布団を干すのに適した時間帯は、空気が乾燥している10時~14時ごろです。この時間帯に2時間程度干すことで、効率的に湿気を取り除けます。ただし、湿度が高い日や雨上がりなどは、かえって湿気を吸ってしまうので注意が必要です。

天日干しは手軽に行えますが、天候の影響は避けられません。確実に布団の除湿をしたい場合は、除湿機を活用したほうが効率的といえるでしょう。

【場所別】湿気対策を効率よく行うコツ

簡単にできる除湿方法とは?梅雨や冬におすすめする除湿対策

効率的に湿気対策を行うには、場所によって手段を使い分けることが大切です。ここでは、場所ごとに適した対策を解説します。

部屋の湿気対策

部屋全体の湿気を効率よく取り除くには、いくつかの対策を組み合わせて行うことが大切です。湿気は空気中に広がるため、一部分だけの対処では十分に改善されません。

まず、晴れた日は窓を開けて換気を行い、こもった湿気を外に逃がすようにしましょう。その際、サーキュレーターを使って空気を循環させると、部屋全体に風が行きわたり、高い除湿効果が期待できます。

さらに、炭や新聞紙など湿気を吸収するアイテムを部屋の隅に置いておくと、手軽に湿度を下げるのに役立ちます。雨の日や湿度が高い日には、除湿機やエアコンの除湿モードを活用するとよいでしょう。

このように、状況に応じた対策の併用により、部屋全体を快適な湿度に保ちやすくなります。

クローゼットや押し入れの湿気対策

クローゼットや押し入れの湿気対策には、通気性を確保しつつ、湿気を吸収する工夫を取り入れましょう。クローゼットや押し入れは、いずれも密閉されやすい空間で湿気がこもりやすいため、早めの対策が求められます。

まず、クローゼットには衣類を詰め込まないように注意しましょう。空間に対してものが多くなりすぎると、空気の通り道が確保できず、湿気が溜まりやすくなります。衣類の間に隙間を設けたうえで、除湿剤や除湿シートを設置すると、空気中の水分が吸収されて効率的な除湿が可能です。

また、押し入れに布団を収納している場合は、すのこを敷くと布団の下に空気が流れて、湿気を除去できます。

風呂場・洗面所の除湿対策

風呂場や洗面所は、室内でも湿気が溜まりやすい場所です。湿度の高い状態が続くと、カビやぬめりが発生しやすくなるため、日常的な除湿対策が欠かせません。特に一人暮らしの場合、風呂場の湿気対策を後回しにしがちなので注意が必要です。

まず、換気扇は基本的に24時間回し続けて、湿気がこもらないようにしましょう。入浴後は浴槽の残り湯にフタをするか、なるべく早く排水すると、水分の蒸発を抑えられます。また、シャワー後に冷水を壁や床にかけておくと、室温が下がって水蒸気の発生を抑えられます。

湿度を効率よく下げるには、複数の方法の併用が効果的です。毎日のルーティンに取り入れると、風呂場や洗面所の湿気をコントロールしやすくなり、カビの発生も防ぎやすくなります。

梅雨・冬に特化した除湿方法

簡単にできる除湿方法とは?梅雨や冬におすすめする除湿対策

1年のなかでも梅雨や冬は、室内に湿度が溜まりやすい時期であるため、より効果的な除湿対策が必要です。ここでは、梅雨・冬それぞれに適した除湿方法を解説します。

【梅雨】おすすめの除湿方法

梅雨の時期は湿度が80%以上になる日も多く、室内にカビやダニが発生するリスクが高まります。湿気対策を徹底し、快適な環境を保つには効果的な除湿方法を取り入れることが重要です。

雨の日でも湿気がこもらないように、窓を少し開けて換気を行いましょう。その際、換気扇やサーキュレーターを併用すると、空気が循環しやすくなります。また、除湿機やエアコンの除湿モードを活用すれば、室内の湿度を効率よく下げられます。さらに、新聞紙や炭など湿気を吸収するアイテムを部屋の隅に置く方法もおすすめです。

【冬】おすすめの除湿方法

一般的に、日本の冬は乾燥するものですが、外気温と室温の差によって結露が発生しやすくなります。結露は湿気の原因となり、放置するとカビやダニの繁殖にもつながるため、適切な除湿対策が必要です。

冬もほかの季節と同様に、こまめに換気をして室内の湿気を逃がしましょう。特に、朝や入浴後などの湿度が上がりやすいタイミングで窓を開けると効果的です。

また、窓やサッシに結露防止シートを貼ると、余分な湿気の発生を抑えられます。これらのアイテムは、ホームセンターや100円ショップなどで購入可能です。

気温が低い日は、除湿機やエアコンの除湿モードが役立ちます。このように、冬の湿気対策は、状況を踏まえて複数の方法を組み合わせると効果が高まります。結露の予防と除湿を意識して、快適な室内環境を保ちましょう。

まとめ

除湿は、快適な居住空間を維持するために必要です。

効率的に除湿するには、季節や場所に合った方法を導入する必要があります。たとえば、部屋全体を除湿する際は換気だけでなく、除湿機やエアコンの除湿モードを活用すると効果的です。押し入れやクローゼット、靴箱などの狭い空間には、除湿剤や炭などのアイテムも役立ちます。

湿度が高くなる時期に向けて、除湿機の購入を検討している場合は、リユースショップやリサイクルショップの利用がおすすめです。新品よりリーズナブルに購入できるため、コストを抑えたい方にも適しています。

全国に850店舗を超える実店舗とオンラインストアを運営する〈2nd STREET セカンドストリート〉でも、除湿機を多数取り揃えています。買い替えや購入をご検討中の方は、お気軽にご利用ください。


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Nakazima

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ジャンルを問わず、さまざまな情報を執筆するWebライターです。 リサーチ好きでお得な商品を探しに出かけることもしばしば。趣味を生かしながら、生活のヒントになるような記事をお届けしたいと思っています。

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