「ベビーカーには、子どもを何歳まで乗せていいのだろう?」と疑問に思っていませんか。乳幼児期には成長に合わせて、複数種類を乗り換えることもあります。
今回は、一般的なベビーカーに乗せてよい年齢の目安や種類ごとの違い、ディズニーリゾートなどのテーマパークで利用できるベビーカーの年齢制限などを解説します。さらに、年齢やニーズに合ったベビーカー選びにお役立ていただけるよう、おすすめ商品を6つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ベビーカーは何歳まで?A型・B型・AB型の違いを解説!

ベビーカーは、特に子どもが大きくなってくると、いつまで乗せられるのか不安になるかもしれません。平均よりも長いのか、短いのかという点は、気になるところでしょう。そこでベビーカーは一般的に何歳まで使うことができるのか、またベビーカーは複数の種類があるため、それぞれに適した年齢の目安をご紹介します。
ベビーカーは何歳まで?安全性の観点では4歳まで
ベビーカーは、厳密に「何歳まで乗ることができる」という決まりはありません。同じ年齢でも身長と体重が異なりますし、成長の過程でいつまでも乗りたがる子どももいれば、あるときから乗りたがらなくなる子どももいるためです。また、お出かけ頻度や住んでいる地域の環境によっても変わってくるでしょう。何歳まで乗るのかは、家庭によって異なるというのが事実といえそうです。
それを踏まえた上で、目安として参考になるのが、一般財団法人製品安全協会の「SG基準」によって定められたベビーカーの使用期限です。SG基準とは、一般消費者用製品の生命や身体の安全を確保することを目的とした製品基準であり、安全と信頼性に関わる要求事項があります。SG基準では、ベビーカーを安全に利用するには最長でも「4歳まで」とされています。
ベビーカーの種類ごとの使用期限
SG基準には、種類ごとに使用期限が設けられています。
・A型ベビーカー:生後1ヵ月~4歳
A型ベビーカーとは、生後間もなく、まだ首が座っていない乳児でも安全に利用できるよう、背もたれをフラットに近い状態にまでリクライニングすることができるベビーカーです。生後1ヵ月から使用できるとされています。
・B型ベビーカー:生後7ヵ月~4歳
B型ベビーカーは、首が座った乳幼児向けに作られているベビーカーで、背もたれのリクライニングが比較的浅いものを指します。目安として生後7ヵ月から使用できるとされています。
・AB型ベビーカー:生後1ヵ月~4歳
AB型ベビーカーは、A型とB型の両方の機能を備えるベビーカーです。A型と同様にフラットな状態にまでリクライニングすることができると共に、B型としても利用できるので利便性の高いタイプです。SG基準ではA型に分類されており、生後1ヵ月から使用できるとされています。
いずれも何歳まで乗ることができるかという点では4歳までとなります。
ベビーカーの耐荷重を確認しよう
これまで年齢をメインに解説してきましたが、実際にベビーカーを使用する際には「耐荷重」を見て判断する必要があります。耐荷重とは、その製品がどのくらいの荷重にまで耐えられるかの目安です。「体重」として表示されることもあります。
耐荷重は、ベビーカー商品ごとに定められていますが、一般的には「15kg」が多くなっています。15kgは、平均的な3歳前後の子どもの体重です。
よってベビーカーの耐荷重を把握しておき、子どもの体重が超えてきた段階で、使用を終了するという判断もできるでしょう。
ベビーカーはディズニーなどのテーマパークでは何歳まで乗せてOK?

国内や海外の旅行やレジャーに出かけるときに、ベビーカーを何歳まで持っていくのか迷うこともあるかもしれません。長時間の外出となれば、ベビーカーで子どもをお昼寝させたいこともあるため、A型、B型などの使用可能な種類も気になるものです。
そこで東京ディズニーリゾートやUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)などのテーマパークでは、レンタルベビーカーと持ち込みベビーカーの年齢制限はどうなっているのか、A型、B型、AB型の種類などをご紹介します。
東京ディズニーリゾートやUSJのレンタルベビーカーは何歳まで?
まずはレンタルベビーカーの年齢制限から見ていきましょう。
・東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド・東京ディズニーシー)
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのある東京ディズニーリゾートでは、フード付きB型ベビーカーで、リクライニング機能付きのものをレンタルできます。
サイズは座幅28cm×座奥行20cmで、小さなカゴ付きです。
また利用対象として、生後7ヵ月以上、身長100㎝以下かつ体重15kg以下までで、一人座りができることが条件となっています。また耐荷重は20kgまでです。
・USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、1人用で、リクライニングありのベビーカーをレンタルできます。対象年齢は生後1ヵ月から48ヵ月(4歳)までであることから、A型もしくはAB型と考えられます。
参考:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 便利なサービス ベビーカーのレンタル
・東武動物公園
東武動物公園では、ハイシートタイプのB型ベビーカーをレンタルできます。
対象年齢は生後7ヵ月から4歳まで、体重は17kgまでとなっています。
テーマパークにベビーカーを持ち込んでいいの?何歳まで乗せてOK?
テーマパークによっては、ベビーカーをパーク内に持ち込んで利用できることもあります。テーマパークによって持ち込み可否は異なりますので、必ず下調べをしてから出かけましょう。
・東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド・東京ディズニーシー)の例
東京ディズニーリゾートでは、条件に合うベビーカーであれば持ち込んでよいと公式サイトに記載があります。
安全のための条件として、後ろから押すことができる、タイヤのロックができる、自走しないもしくはできない仕様にできる、という条件すべてを満たす必要があります。年齢制限は特に記載はありません。
またベビーカーではなく、カートと三輪車の場合は、持ち込みはできません。
詳細については、事前に問い合わせて確認しましょう。
参考:東京ディズニーリゾート ベビーカーを持参する時は、こちらをチェック!
おすすめのベビーカー6選~何歳まで乗れる?耐荷重は?

ベビーカーに何歳まで乗ることができるのかを心配している人は、乗り換えを検討していたり、耐荷重を知りたかったりするかもしれません。A型、B型、AB型それぞれの有名メーカーの商品の対象年齢と耐荷重をご紹介します。
A型おすすめベビーカー2選
・〈Aprica アップリカ〉「ラクーナエアー プラス」
対象年齢:生後1ヵ月~36ヵ月(3歳)
耐荷重:15kg以下
振動吸収設計という、ぐらつきにくく押しやすい作りになっており、スイスイ押しながら歩くことができます。4.8kgと超軽量なので楽に持ち運べます。風を通して熱をカットし、座席の温度上昇を防ぐ「Wサーモメディカルシステム」や、日差しおよび紫外線から守る「カプセルマルチフード」により、安心して子どもを乗せられます。
・〈combi コンビ〉「スゴカル エッグショック LA」
対象年齢:生後1ヵ月~36ヵ月(3歳)頃
耐荷重:15kg以下
本体の重量はシートを除いて4.6kgであり、とても軽いので楽に取り扱えます。前輪のキャスターが自動で回転し、行きたい方向へ楽に行くことができる「オート4キャス機能」や、前輪をサッと浮かせて、段差の衝撃から守る「乗り換えステップ」など、スムーズかつ安全に移動ができる機能も備わっています。そして「エッグショック」と「ダッコシート」というシート類が乳幼児の頭を支えてくれます。
B型おすすめベビーカー2選
・〈Pigeon ピジョン〉「Bingle BB4」
対象年齢:生後7ヵ月~48ヵ月(4歳)
耐荷重:17kg以下
首が座るようになった元気な子どもを乗せてお出かけするのにぴったりのベビーカー。3.9kgと軽量で、片手でたためるので、子どもの手をつなぎながらでもOK。衝動や振動をしっかりと吸収し、独自のシングルタイヤで思い通りに曲がり、進めるのが特徴です。インナーシートが全面、メッシュ素材になっており、ムレにくい点は注目。高機能クッション素材によって安心感もあります。
・〈combi コンビ〉「Acbee plus MA」
対象年齢:生後7ヵ月~48ヵ月(4歳)頃
耐荷重:18kg以下
子どもが成長するにつれて、お出かけの範囲も広がり、持っていきたいものも増えるでしょう。「マルチネットバスケット」は、大きな荷物を入れても伸びて支えてくれます。片手で軽々持てるグリップや前輪の大型タイヤで思い通りにスイスイ押せるのも魅力です。他商品と比べて、耐荷重は18kgまでと大きくなっても使えます。広々としたシートは、子どもにとっても快適です。
AB型おすすめベビーカー2選
・〈cybex サイベックス〉「メリオ カーボン(2024)」
対象年齢:生後1ヵ月頃~3歳頃
耐荷重:15kgまで
チャイルドシートの分野で開発された特殊衝撃吸収フォームを、ベビーカーのヘッドクッションに採用しているので、まだ首が座らない生後1ヵ月頃から乗せられます。リクライニングが4段階に調節できるのは、幅広い年齢に対応するAB型ならでは。シートを付け替えれば、対面・背面の切り替えが可能です。
・〈joie ジョイー〉「Sma Baggi 4WD (スマバギ 4WD)[クロム]」
対象年齢と耐荷重:生後1ヵ月~15kg(目安として3歳頃)
両対面とハイシート、軽量と3拍子そろった便利なAB型ベビーカー。そして無段階リクライニング機能で、乳幼児が寝てしまっても170度などに倒すこともできます。意外と重宝するのが大容量の収納カゴです。直射日光からしっかり守る大きなフードにも注目です。
まとめ
ベビーカーは何歳まで使用できるのかご紹介しました。一般的には4歳までといわれていますが、商品の耐荷重や種類、子どもの成長、ライフスタイルなどさまざまな要素によって変わってきます。またテーマパークのレンタルベビーカーや持ち込みベビーカーについては、年齢・体重制限などを事前に確認しましょう。これから購入を考えている方は、ぜひ最適なベビーカーを見つけてください。
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