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テレビの昔と今の違いは?歴史年表や最新モデル【2025年】

テレビは、現代の家庭においてよく使用されている家電の1つです。昭和時代に登場して以来、大きな変遷を遂げ、現在は昔では考えられないほど高性能になりました。特に、2003年12月以降は地上波デジタル放送の始まりもあり、大幅に変化した時期といえるでしょう。

本記事では、昔と今のテレビの違いについて解説します。また、最新テレビの特徴も紹介するので、買い替えや購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

今のテレビと昔のテレビの違い

テレビの昔と今の違いは?歴史年表や最新モデル【2025年】

昔と今のテレビでは、性能やデザイン、値段などさまざまな違いがあります。ここでは、7つの項目に分けて昔と今のテレビの違いを見ていきましょう。

テレビの性能

日本のテレビは、本放送が開始された1953年に登場しました。当初は白黒テレビで、現在のようなカラー放送ではありませんでしたが、1960年にはカラーテレビが登場しました。しかし、今のテレビのように解像度が高くなく、輪郭がぼやけたように見えていました。

また、当時はブラウン管テレビであり、厚みのある箱型でした。ブラウン管テレビから薄型の液晶テレビに進化したのは平成に入ってからです。また、同時期にハイビジョン映像に対応したテレビが開発され、美しい映像を楽しめるようになりました。

今では有機ELテレビも登場し、4Kや8Kなどの超高精細映像が標準となっています。さらに、HDR技術により色も鮮明になりました。

画面だけでなく、リモコン操作にも歴史があります。昔のテレビは手動でダイヤルを回すスタイルでしたが、リモコンで遠隔操作が可能になりました。

現代で普及しているテレビの種類について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

テレビのデザイン

昔と今のテレビでは、デザインも大きく異なります。昔のブラウン管テレビは、厚みのあるデザインであったため、置き場所を確保する必要がありました。一方で、今では薄型・軽量化が進んでおり、モデルによっては壁掛けも可能です。そのため、省スペースでも十分設置できるようになっています。

また、ブラウン管テレビは、木目調や重厚なデザインが多くなかには観音開きの扉がついたものもありました。今ではシンプルなデザインが主流ですが、昔はインテリアの一部として扱われていました。

テレビの値段

1955年(昭和30年)の白黒テレビは、8万9,500円で販売されていました。これは現在の価値に換算すると約54万円になり、非常に高価なアイテムだったことがわかります。当時は、テレビ・冷蔵庫・洗濯機を「三種の神器」といい、裕福な家庭の象徴とされていました。

しかし、テレビの性能が向上するにつれて値段が下がり、今では高性能とされる4Kテレビでも5万円程度で購入できるメーカーもあります。

テレビの言い方

テレビは、昔と今ではいい方も異なります。特に、ブラウン管テレビだった時代は「ブラウン管」「テレビジョン」といわれることもありました。そのほか、テレビを含む映像装置を昔の言葉では「電視装置」と呼びます。そのため、「電視」という名前でテレビを呼ぶ人もいました。こうした昔のテレビの名前は、現在ではあまり馴染みがないでしょう。

昔の呼び方の1つであるテレビジョンは、テレビの正式名称です。現在は単に「テレビ」と呼ぶケースがほとんどであり、用途や機能によっては「スマートテレビ」などの名称も普及しています。

テレビの視聴スタイル

昔は、家族全員が同じ部屋に集まり、リアルタイムで同じ番組を視聴するスタイルが一般的でした。そもそもテレビは各家庭に1台というケースがほとんどであり、現代におけるハードディスクレコーダーが普及していなかったため、録画もできませんでした。

今ではリビングに大きめのテレビを設置するほか、各部屋にもテレビがある家庭も多いでしょう。また、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで、時間や場所を問わず視聴することが可能です。そのため、視聴したい番組があれば、自分の部屋で見るケースが増えています。

このようにテレビの使い方も、昔と今では大きな違いがあります。

テレビのチャンネル数

テレビのチャンネル数も、昔と今では大きく変化しています。テレビが始まった当初はチャンネル数が少なく、多少増えた時代でも2~10局程度でした。

今では、地上波だけでなくBSやCSなどを含めると数百チャンネルが視聴可能です。さらに、動画配信サービスも複数登場しています。

テレビ番組の内容

昔のテレビは、歌番組やドラマ、映画、クイズ番組、スポーツ中継などが主流でした。たとえば、1989年に放映されていたドラマは30番組を超えており、高い人気を誇っていました。

また、今よりも多くの国民がテレビを視聴していたため、高視聴率だった点も特徴です。歴代最高視聴率は、1963年の第14回NHK紅白歌合戦で81.4%を叩き出しました。

今ではドラマや音楽、映画などが減少傾向にあり、バラエティが増加しています。

テレビの歴史年表

テレビの昔と今の違いは?歴史年表や最新モデル【2025年】

以下は、テレビの歴史年表です。

1926年(大正15年)ブラウン管に電子映像表示成功
1939年(昭和14年)テレビ公開実験を実施
1953年(昭和28年)白黒テレビによるテレビ放送の開始
1960年(昭和35年)カラーテレビの登場
1990年(平成2年)ハイビジョンテレビの登場
2003年(平成15年)地上波デジタル放送開始
2018年(平成30年)4K・8K放送開始

テレビの始まりは、1926年(大正15年)に遡ります。「テレビジョンの父」と呼ばれる高柳健次郎博士の開発により、世界で初めてブラウン管に電子映像表示を成功させたことがきっかけで、テレビの歴史が開始しました。

1939年には、テレビ公開実験が行われ、ついに1953年に白黒テレビによるテレビ放送を開始します。なお、初めに番組を放映したのは、NHK東京テレビジョンでした。1960年には、今では一般的なカラーテレビが登場しています。

以降、ハイビジョンテレビや地上波デジタル放送の開始を経て、現在の4K・8K放送に至っています。

【2025年】最新テレビの特徴

テレビの昔と今の違いは?歴史年表や最新モデル【2025年】

近年では、昔のテレビに比べるとデザインや性能などが大きく進化しています。

デザイン面でいうと、「ベゼル」と呼ばれる画面の周りにあるフチ部分の幅が薄くなりました。画面のサイズに対して質量の軽量化も進み、コンパクトになっています。そのため、同じスペースでも大画面のテレビを設置することが可能です。

画質は、4K相当のものが一般化し、美しい映像を楽しめるようになりました。そのほか、スマート機能やゲーミング機能、倍速機能などが搭載されたタイプも多く、用途に合わせて選びやすくなっている点も魅力といえるでしょう。

テレビサイズの選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【2025年】主要メーカーの最新テレビ

テレビの昔と今の違いは?歴史年表や最新モデル【2025年】

近年のテレビは、さまざまなメーカーから販売されています。以下では、テレビを販売しているメーカーのなかから、3つの主要メーカーに絞って最新テレビを紹介します。

〈SONY ソニー〉

ソニーの「BRAVIA 9(XR90シリーズ)」は、最新技術を搭載した4K液晶テレビのフラッグシップモデルです。「mini LEDディスプレイ」を採用しており、場所を選ばず設置できます。

また、4Kブラビア史上最高の明るさを表現している点も特徴です。ソニーがもつ技術とノウハウを集結させ、これまでにない高輝度と深い黒を実現し、立体感や奥行きも楽しめます。これだけの高画質にも関わらず、消費電力は従来モデルと同等、もしくはそれ以下になっており、省エネタイプのテレビを求める方にもおすすめです。

〈Panasonic パナソニック〉

パナソニックの「ビエラ Z95A」シリーズは、画質と音質の両方を兼ね揃えた最新の4K有機ELテレビのフラッグシップモデルです。

新世代の有機ELである「マイクロレンズ有機ELパネル」の採用により、従来にはない高輝度と高コントラストを実現しています。また、AI技術を駆使した高画質処理により、ビエラ史上最高の映像を楽しむことが可能です。

音響に対するこだわりも強く、上向きと横向きにスピーカーが配置されています。さらに、正面にもラインアレイスピーカーが備わっており、立体的な音を体感できる点も魅力です。

〈SHARP シャープ〉

シャープの「AQUOS QD-OLED GS1ライン」は、最新の量子ドット有機EL(QD-OLED)技術を採用した4K有機ELテレビの最上位モデルです。

量子ドット有機ELは、ピクセルを個別に発光させることが可能であり、コントラストが上がります。特に、暗いシーンでは液晶パネルとは違い漆黒を表現できるため、より鮮明な映像を楽しめるでしょう。また、輝度は従来のシャープ製品と比べて約15%向上しており、色純度の高い映像表現を実現しています。

スピーカーシステムには、「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」が採用されており、映像と音の一体感を堪能できます。そのほか、回転スタンドが備わっているため、視聴位置に合わせて角度調節が可能です。

まとめ

テレビは、昔と今で性能やデザイン、値段などが大きく変化しました。また、スマートフォンやタブレットでもテレビ番組を視聴できるため、視聴スタイルも変わっています。

近年で販売されているテレビは、高画質で機能も充実しています。特に、従来のテレビにはなかった鮮明な画像や迫力ある音響は、スマートフォンやタブレットでは体感できない演出といえるでしょう。

映像や音楽を十分に楽しむために、新しいテレビの購入を検討している場合は、リユースショップ・リサイクルショップの活用がおすすめです。全国に850店舗を超える実店舗とオンラインストアを運営する〈2nd STREET セカンドストリート〉でも、多くのテレビを取り揃えています。リーズナブルな価格での購入をご検討中であれば、ご利用を検討してみてください。


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Nakazima

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ジャンルを問わず、さまざまな情報を執筆するWebライターです。 リサーチ好きでお得な商品を探しに出かけることもしばしば。趣味を生かしながら、生活のヒントになるような記事をお届けしたいと思っています。

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