子どもが遊ばなくなったおもちゃを手放す方法は、必ずしも捨てるだけではありません。誰かの役に立ったり、処分する費用を抑えたりしながら賢く手放す方法もあります。
しかし「おもちゃを手放す方法がわからない」という方もいるでしょう。
本記事では、子どもが遊ばなくなったおもちゃを捨てる方法を解説します。
おもちゃを捨てる5つのタイミング

溜まってしまうおもちゃを整理したいと思いつつも、どのタイミングで捨てるべきか悩んでいる人もいるでしょう。
ここでは、おもちゃを捨てるおすすめのタイミングを5つ紹介します。
新しいおもちゃを購入したとき
クリスマスや誕生日などで新しいおもちゃが増えるタイミングは、古いおもちゃを手放す絶好の機会です。「1つ買ったら1つ捨てる」というシンプルなルールをあらかじめ決めておくと、不要なおもちゃが溜まりにくくなります。
おもちゃ箱がいっぱいになったとき
おもちゃ箱の容量を目安にして、捨てるタイミングを決めるのもよいでしょう。収納できる分だけを持つというルールを決めておくと、「どれを残して、どれを手放すか」を子ども自身に選ばせられるため、納得しながら整理が進められます。
また、おもちゃ箱の容量を基準にする方法であれば、自然と「増えすぎない仕組み」をつくれるため、日々の片付けが楽になります。
子どもがおもちゃで遊ばなくなったとき
子どもが長い間遊ばなくなったおもちゃは、見直しのタイミングです。特に1年以上使っていない場合は、おもちゃを「まだ使うもの」「保留するもの」「処分するもの」の3つに仕分けるとスムーズに整理できます。すぐに手放すのが難しいと感じたら、一度「保留箱」に入れておくのもおすすめです。自然と遊ばなくなったおもちゃを見極めることで、片付けの負担も減らせるでしょう。
入学式や新学年など成長の節目で
入学や進級などの節目は、おもちゃを整理する絶好のタイミングです。新しい学用品が増えることで、自然と「何を残すか・手放すか」を考えるきっかけになります。子ども自身も気持ちを切り替えやすい時期のため、おもちゃの処分にも前向きになりやすいでしょう。
年末の大掃除のとき
家全体の掃除をする年末も、おもちゃを整理しやすいタイミングです。家全体を見直す流れの中で、おもちゃも他の不用品と一緒に片付けやすくなります。おもちゃを整理する際に「1年間使っていないものは手放す」などルールを決めておくと、迷わずに判断しやすくなります。
おもちゃは捨てるだけじゃない!賢く手放す方法6選

おもちゃを処分する方法は、捨てるだけではありません。他の人に譲渡することで誰かの役に立ったり、買い取ってもらうことでお小遣いにしながら処分する方法などがあります。
以下では、おもちゃを捨てる以外の処分方法を解説します。
リユース・リサイクルショップで買取してもらう
まだ使えるおもちゃを手放すのであれば、リユース・リサイクルショップでの買取がおすすめです。店舗に持ち込めば、その場で査定・引き取りまで完了するため、手軽かつスピーディーに処分できます。
処分費用をかけずに済むうえ、ちょっとしたお小遣いになる可能性もあるのが魅力です。ただし、汚れていたり破損しているもの、人気のないおもちゃは買取不可となることもあるため、事前にきれいに掃除しておきましょう。
〈2nd STREET セカンドストリート〉では、使わなくなったおもちゃの買取を行っています。おもちゃの買取を検討している方は、以下から概要をご覧ください。
フリマアプリやオークションサイトを利用する
不要になったおもちゃは、フリマアプリやオークションサイトを使って販売するのも有効な手段です。自分で価格を設定でき、全国の利用者を対象に出品できるため、高値で売れる可能性もあります。
ただし、出品作業や発送、購入者とのやり取りなど一定の手間がかかります。スムーズな取引のためには、商品の状態を丁寧に記載し、きれいな写真を掲載することが大切です。
友人・知人に譲る
まだきれいで壊れていないおもちゃは、同世代の子どもがいる友人や親戚に譲る方法もおすすめです。「捨てるのはもったいない」と感じるおもちゃも、誰かに喜んで使ってもらえれば有効活用につながり、手放すことへの罪悪感も軽減されます。
おもちゃは消耗品でもあるため、中古でも気にしない家庭は多くありますが、譲る際は相手に負担をかけないよう、清潔で状態のよいものを選ぶのがマナーです。
自治体の粗大ごみ回収を利用する
30cm以上の大型おもちゃは、多くの自治体で粗大ごみに分類されます。ジャングルジムや乗用玩具などは一般ごみでは出せないため、自治体の粗大ごみ回収を活用しましょう。費用は比較的安価ですが事前予約が必要で、引越しシーズンなどは希望日が取りにくいこともあるため注意してください。
不用品回収業者を利用する
大量のおもちゃを一度に処分したいときは、不用品回収業者の利用が便利です。自宅まで回収に来てくれるため、運搬や分別の手間が省けるほか、家具や家電など他の不用品もまとめて処分できます。
なかには買取対応している業者もあり、状態のよいおもちゃであれば費用を抑えられる可能性もあります。ただし、利用には料金がかかるため、事前に見積もりを取り、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
保育施設・NPO法人などに寄付する
不要になったおもちゃは、保育園・児童館・NPO法人・子ども支援団体などへの寄付という形で再活用できます。壊れていない・清潔なおもちゃに限られますが、次に使う子どもたちの笑顔につながる有意義な手放し方です。
ただし、寄付を受け付けていない施設もあるため、事前に問い合わせる必要があります。また多くの場合、送料は自己負担になるため、その点も確認しておきましょう。
おもちゃをお得に捨てる・処分するコツ

おもちゃを捨てる・処分する際に押さえておきたいコツを紹介します。
おもちゃの処分にかかる費用や時間を抑えられるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
大きなおもちゃは小さく分けてから捨てる
サイズの大きなおもちゃは、粗大ごみとして処分する際に費用がかかることが一般的です。しかし、分解して小さくすれば、可燃ごみや不燃ごみとして出すことが可能な場合もあります。
例えば、プラスチック・金属・木材などに分けて規定サイズ以下にすると、通常の家庭ごみとして出せるケースが多く、コストを抑えられるのがメリットです。
ただし、ごみの分類基準やサイズの規定は自治体ごとに異なるため、処分前には必ず公式サイトなどで確認しておきましょう。
買取してもらう際は他の不用品も一緒に持ち込む
おもちゃをリサイクルショップなどに買取依頼する際は、子ども服や育児グッズなど、他の子ども用品もまとめて持ち込むのがおすすめです。チャイルドシートやベビーカー、抱っこ紐といったアイテムは状態が良ければ買取対象となることも多く、効率よく片付けが進みます。
使わなくなった育児用品を一括で見直す機会として、買取のタイミングを活用してみましょう。
おもちゃを捨てるときの注意点

おもちゃを捨てる際は、子どもを悲しませないために、そして安全に処分するために注意するべきことがあります。
以下で解説するポイントに注意して、おもちゃを捨てるようにしましょう。
おもちゃを捨てていいか子どもに確認する
おもちゃを処分する際は、必ず子どもに確認をとりましょう。親が勝手に捨ててしまうと、子どもからの信頼を損ねたり、深く傷ついてしまう可能性があります。
たとえ遊ばなくなったおもちゃでも、子どもにとっては思い出や愛着がある大切な存在です。迷ったときは、おもちゃの写真を撮って思い出として残したり、誰に譲るかを子ども自身に選ばせることで、気持ちの整理を手助けできます。
おもちゃの素材に応じて正しく分別する
おもちゃを処分する際は、以下の素材ごとに正しく分別することが重要です。
| 分別先 | 例 |
|---|---|
| 可燃ごみ | ぬいぐるみ・人形・積み木・ブロック・プラスチック製のおもちゃ |
| 不燃ごみ | ラジコン・ゲーム機などの金属部品が使われているおもちゃ |
| 粗大ごみ | 室内や庭などで使う滑り台・ブランコ・ジャングルジムなど、大きさが30cmを超えるおもちゃ |
自治体のホームページなどで分別方法や出し方を事前にチェックし、適切に処分しましょう。
電池・バッテリーは取り外して処分する
電池やバッテリーが入ったおもちゃを処分する際は、必ず取り外してから捨てるのが基本です。電池を入れたまま廃棄すると、発火や爆発といった事故の原因になるおそれがあります。
取り外した電池は、端子部分(プラス・マイナス)にビニールテープを貼って絶縁し、自治体や家電量販店などに設置された専用の回収ボックスへ持ち込みましょう。リチウムイオン電池などが内蔵されていて自分で取り外せない場合は、自治体に相談するのが安心です。
おもちゃを日頃から片付けるためのポイント

最後に、日頃からおもちゃを片付けるためのポイントを紹介します。
日頃からおもちゃを整理してきれいな部屋を保つ習慣を、子どもに身につけてもらうヒントにしてください。
子どもが片付けやすい場所に収納する
おもちゃの片付け習慣を身につけてもらうには、子ども自身が無理なく出し入れできる収納環境を整えましょう。収納場所は、子どもの目線に合った高さに設置し、手が届きやすい位置にするのが理想的です。
また、奥行きの深いケースよりも中身がひと目でわかる浅めの収納を選ぶことで、どこに何をしまうかがわかりやすくなり、片付けのハードルも下がります。
子どもが楽に持ち運べる箱に収納する
おもちゃの収納には、子どもが自分で持ち運べる軽量なボックスを活用するのがおすすめです。遊ぶ場所へ簡単に移動できるため片付けやすくなり、自然と整理整頓の習慣も身に付きます。
また、布製ややわらかい素材のケースを選ぶと、万が一落としてしまってもケガの心配が少なく安心です。安全性と実用性を兼ね備えた収納方法で、毎日の片付けを気軽なものにしましょう。
子どもが楽しく片付けできる工夫をする
片付けを遊び感覚で取り入れることで、子どもは楽しみながら自然と整理の習慣を身につけられます。例えば、タイマーを使って「何秒でお片付けできるかな?」とゲーム感覚にすると、遊びの延長で取り組みやすくなります。
また、片付け専用の歌を流し、リズムに合わせて片付けるのも効果的です。片付けが終わったらシールを貼るなどのちょっとしたご褒美を用意すると、やる気の向上につながります。
まとめ
おもちゃの処分は、子どもの成長や収納状況に合わせた適切なタイミングで行うことが重要です。捨てるだけではなく、リユース・寄付・買取などの方法を活用することで、おもちゃを賢く手放せます。
また、子どもと一緒に話し合いながら進めることで、納得感を持って気持ちよく整理ができるでしょう。紹介した処分のタイミングや方法を参考に、家庭に合った方法でおもちゃの整理を進めてみてください。
セカンドストリートでは、使わなくなったおもちゃの買取も行っています。子どもが遊ばなくなったおもちゃを手放す際は、お近くの店舗やアプリからご依頼ください。







